姫騎士レイチェル (製品版)
このサークルさんの前作[行け!! アイリーン快賊団]は不思議のダンジョンをアレンジした凝ったシステムに、よく出来たゲームデザイン、ロリ海賊団という可愛いシナリオで、知る人ぞ知る遊べる作品…という印象でした(予告なしでいきなり発売で、やや機会を逃しちゃったような)
そんなサークルさんの次回作が発売。
売春・着せ替え・巨乳という王道を抑えながらも、”こだわりの戦術システム”辺りにやはりテイストが出てるなと…
お気に入り数も1000近く(予告時)、今回はしっかりした期待感で発売を迎えられた感じ…!?
さっそくやってみました!
面白い前作を更に強化、洗練
予告で触った感じ「前作がよりウケるように、強化された作品」だなと。
そしてその方向性が見事に当たってる感じで、お気に入り数も納得。
(実際、前作だけで終わらせるには勿体ない、良く出来たシステム周りでしたからね)
前作を継承、よく出来た不思議のダンジョンとRPGぽさのカスタム
ダンジョン探索が不思議の~ライクなのは前作に同じく。
フロア全体に影響する巻物アイテム、未鑑定の武器、見知らぬマップを埋めていく…
ただし肝心の戦闘はフロントビュー形式なので、元ネタほどシビアに行動の一巡を考えなくてもいい。
パズルと運の要素高い不思議の系のエッセンスを活かしつつ、もっとテンポ良くさらりと遊べるように…という上手い具合になってます。
戦闘は、前作からの”与ダメージ予定量と敵の残HPが分かる”という仕様に、更に「敵味方の行動順序」がライン上に表示されるようになり、より戦略要素が明確に。
パーティーの4人の仲間は、それぞれ単純に攻撃力が強かったり、スキルで敵の行動を後回しにできたり…という特性を持ってるので、
攻撃間近の敵を遅らせたり総攻撃して倒したり、
敵が強いスキルの行動予定を入れてきても潰せるよう、事前に大きいダメージを与えられるキャラでHPを削っておく…
みたいな完封勝利を目指せます。
実際問題、主人公達のHPも"15″位の小ささで、ダンジョン内に回復アイテムを持ち込むのはコストがかなり高くなっており、うかうかと敵の攻撃を受けてしまうと、やがて撤退せざるを得なくなる。
RPGぽくアレンジされながらも一定の戦略と緊張感を失ってない、良い塩梅だと思います。
「朝・夜パート」導入で、気分もリフレッシュ
いよいよ状況的に進めない…となれば、街に引き上げる事に。
そしてそのまま、売春エロの「夜パート」、冒険の準備をする「朝パート」、そして再びダンジョンへ…
というのが一日のフロー。
「朝パート」は仲間の能力をお金で伸ばしたり、武器を新しく買う、手持ちと合成する…といった強化フェイズ。
(そもそもダンジョン内では装備変更もできないという大胆な徹底ぶりで、これが探索はテンポに集中させ、朝パートでは準備の楽しさを…と明確に分けてるのかも)
言うなれば、
ダンジョンから引き上げ→戦利品をごっそり換金!→売春で追加で稼ぐ→貯まったお金で派手にパーティーの強化!
→さあ、今度こそあの超えられなかった難所を超えるぞ…!
という、まとまった流れ。
この部分、前作より良くなったなと。
前作ではダンジョン→ADV形式のインターミッション(準備)の交互の繰り返しで、やや黙々とダンジョン攻略に向かせてる…という所があった。
今回は夜パートしかり、準備にしても少しだけ歩いて見て回ったり…で、良い緩急となってる。
探索中には「くそう、早くお宝を換金して強くなりてえ」、街では「くそう、早くこの能力強化をダンジョンで試してえ」という期待を抱え、ぐるぐると止め時を失って進めていく事になりそう。
着せ替え、H度、売春、ボテ腹、エロも大幅パワーアップ!
さて夜パートとなると主人公は軍資金を稼ぐために、酒場で売春相手を募集できます。
プレイ内容は初めはフェラだけですが、H度次第で広がっていく様子。
また着せ替え要素もあるので、衣装オンリーのコスプレHもありそう…?
また夜パートだけでなく、ダンジョンでも特定の敵には敗北エロがあり。
(勝利でも追加される様子)
エロテキストも風俗では「恥垢を舐めとって」とか、
敗北レイプでは嫌々なのに気持ち良くなってしまって「嘘ついたら中出しな」と脅された後に、「俺のチンポは気持ちよかったか?」と質問されていびられたり、「中出ししたら気持ち良いか?」と想像させられたりする責め会話が、がっつり。
(そしてやはり膣出し輪姦となってしまい、精液ボテ腹で「もう出来ちゃってるよね…」という諦めセリフへ…。
風俗にしろレイプにしろ、受精リスクを毎回確認するテキストやセリフもえろい。
体験版では分かりませんが「ボテ腹治療屋」というのがあるので、エロコンセプトの一つだと思います)
更に基本CG54枚という事で、エロシーンがかなり多そうなのも嬉しい驚き。
前作はエロがやや弱かった印象ですが、ここは相当に拡充されていました。
まさにコンテンツとしてぶ厚く、しっかりした印象に。
前作でも面白かったのですが、そこで諦めず、努力にパワーアップを重ねてきた姿勢。お気に入り数も納得です。
戦闘の戦略性と、上手くなると自然に効率化できてテンポが良くなるプレイ感、飽きさせない数々の要素…。
それを支える配慮も細かく行き届いてて、時間を忘れて遊べた。
そして”これでもか”みたいに、普通よりも一・二段突き抜けてるポイントが多いのも素晴らしい。
個人的には1404円という価格がかなりお値打ち…と思うくらい。
上手くいかす感が楽しい戦闘
”敵のHPが残り◯以下なら、自動的にトドメを刺す”スキルを重点的に伸ばし、まだ結構HP残ってるのに問答無用でバスバス一撃死させたり、
いかにも不思議のダンジョン系らしく、フロアで拾ったアイテムを活用して敵の行動順になんとか間に合わせ、ノーダメージ勝利を目指せるのは楽しい。
武器は2つセットするのが基本、ただ攻撃するだけならメインの強い剣で十分なのにどうしてだろ…と考えて、もう片方に弱いけど追撃が起きやすい武器を入れるとか工夫してみたり。
正直、行動順とその順序をスキルで前後できる、あとはダメージ表記と、敵が狙ってる味方キャラ…くらいの表示で、ここまで”封殺”を狙えるものなんだなあ、と感心。
少なくともこの”上手く戦えてる感”は気持ち良い。
ダンジョンは全部で7つ…らしく。
各ダンジョン、「たまに地震が起きて敵が足止め、その時に攻めると必ず先制攻撃」とか「行動順変更が効かない敵だけど、そこら中に爆弾とかの消耗アイテムがたくさん落ちてる」など、それぞれに趣向が凝らされてる。
乳首ピアスやバイブまである着せ替え!
各ダンジョンの趣向もそう、「降りたらすぐに階段があった」・「敵と隣あった状態で階段を降りた」まである細かい実績も飽きさせなさだし、更に製品版ではダンジョン内でのみ手に入る”コスチュームポイント”もダメ押し的にその役割を担ってた。
これは着せ替え衣装を買うための専用のポイントで、本作の一事が万事、手が凝っているなあ、突き抜けてるなあ…と思うのは例えばこの着せ替えで、
普通は衣装のみで終わるんだけど、「落書き」「乳首ピアス」「バイブ」「ふたなり」なんていう過激オプションまであり。
より過激なモノほどH度が必要で、どんどん先に進んでエロを見るぞという、これも一つのモチベに。
また衣装はアイテムよろしくダンジョン内にも落ちていて、新しい物を拾えるかもというワクワク感もあり。
(着せ替えあるRPGでも、衣装パーツがランダムで手に入るって珍しい)
もし拾った衣装が被ったら即ポイントに変換する…とかの行き届いた配慮も心地よい。
(関係ないけど、武器強化が”他の武器をどんどん吸収”ってのも美しい気配り。
いかにも”+の付いた武器がゴチャゴチャ”しそうなアイテム欄が、次々と片付いて気持ちいいという…)
孕ませた男が記録される妊娠エロ!
他に”普通より上”を感じたのは、例えば妊娠時。
ここは細かいシステム周りに驚きを覚えた。
「妊娠しています。身に覚えがあるはずです」と言われて、一番近い中出しSEXをカットインで思い出すのは初めて見たし、他にも”妊娠メモリー”として、孕んだ時のシチュや回数が文章で埋まったり…。
妊婦エロもそうだけど、体験版で見えてた売春・敗北エロの他に、ダンジョンの途中で敵側の娘が犯されるエロが入ったり、想像以上にH箇所が多かった感じ。
仲間も露出させてみたり!
仲間とのエロが数段階ってのも予想してなかったし、情事の次の日に特別な会話があるのもイイ。
(割と陵辱される事が多い主人公だけど、パーティーの男の子相手だと急におねショタぽくなる…。
売春のねちっこさも良いけど、この時の女性上位のエロテキストも良い仕事してます)
そしてHした仲間を露出に誘えて、最終的にはパーティー全員半裸で戦ってみたり…なんて細かい要素も意外で、目新しさ感じたな…。
戦闘に少しずつ新要素 ただ飽き易さも
仲間を強化してると「奥義」をラーニングできるようになるのね…
これはSP関係なしに溜まったゲージを使う、ゲージは歩いてても溜まると。
徹底的に細かい要素を入れていって、「飽きさせまい」としてる。
ゲームの途中で複雑になり過ぎない程度に、新要素が明らかになっていくのは良い…
奥義はメチャクチャ強かった。80%の確率で状態異常を敵全員に…とかである
(しかも順番がくれば解除される”よろめき”とかも、本作は敵の順番を遅らせる事が難しくないので、やろうと思えば長い間よろめかせたまま、フルボッコに出来るのだ…。
通常のターン方式とは変わるものだなあ、と)
ちょっと頭を使いつつも、それでもそれほど難しくはない…というバランスだと思う。
一応、一度もゲームオーバーになってないし。
というか、後半になるほど主人公たちの優遇スキルが多くなるので、上手くハマればボス戦でもノーダメージボーナスを目指せるくらい。そうなった時の俺TUEE感はさすが。
商業じゃないんだし規模的にこれだけ遊ばせたら十分なんだけど、あえて言うなら、飽き易さは少しあるかも。(そもそも一気に4時間とかプレイする方も悪いが…)
意外に戦略性の幅は狭く、実は有効手がそんなに限られている、けっきょく追撃や状態異常の確率次第ってところもある…かなと。
駆け引きというより、一方的に敵を圧倒しまくる内容だから仕方ないけど。
毎ダンジョン、戦闘に及ぼす影響を考えていて本当に丁寧だと思うけど、全体を通して今いちやる事のテンポが変わらないのも要因かな…
(必ず最奥にダンジョン、中ボスはボス手前…みたいなルーティンワークも気になる?)
エロシーン傾向 見切れないほど多い!?
夜パート、仲間とのエロを優先してたけど、売春って相当稼げるのですな…
ついダンジョンで粘りがちだけど、やっぱりセーブポイントごとに引き返す、くらいが推奨なんだと思う。
っていうか、そうしないと数的にエロが見切れないという嬉しい悲鳴が…
エロシーンの傾向をざっくり分類すれば、仲間とのエロはレズ、ロリ、おねショタ。
敗北エロに異種姦、あとは人間の輪姦。
売春は一番気合が入ってて、ねっとり責める感が良し。
高い確率で孕みが発生(関係ないけど妊婦エロが途中で気を失って終わるの、堕胎で規制があったのかな…)
地味に嬉しい、細かいポイントのエロは製品版プレイ1で挙げた通り。
たまに犯されてる時に他の子が解説したり、公開調教だったり、羞恥系のスパイスも割と良いなと。
AEアニメに言及すると「中出し後にトロリと流れ出てくる精液」って部分に、相当凝ってるような。
しかし効果音…射精時にびゅっびゅとか、ピストン音とか無いと寂しい気はした。
あと意外なほど、おっぱい推しは少ない印象。
主人公のおっぱい見えて欲しいなぁという体位でも、局所をデデンと一杯に表示したり。
エンディングは関係性が少し変化して、爽やかさを残しつつ割とさらりと。
最初から最後までロリ天才科学者(エリス)の存在感が強かった…!
結局、ラストダンジョンまで強くなる→潜るの繰り返しと言えばそうなんだけど、楽しめたので良し。
(毎ボスのテンプレ会話「大変なのは、負けてからなのです」「なんですって…!?」とかは、じわじわと笑いになってもくる)
クリア後は「エロくてニューゲーム」で、取り逃したエロ部分&コスチュームも集めやすい。
(実際自分も、仲間エロと売春をかなり残してクリアした…)
レベルの引き継ぎは無いみたい。
まあ、最後にはほぼ全てのスキルを覚える位だったしね。10時間超、しっかりと遊べました。
飽き性個人的ゲーム感想さん、
暇だからゲームでもするかさん、
同人ゲームの鍵さんもレビューを書かれています。
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コメント一覧
エロゲRPG主人公のキャラクターとしてはレイチェルはかなりよくできてるけど、戦闘面では強力な仲間に対して遅れをとっているような印象を受けました
あと夜に切り替わるのがちょっと早いかなと
レイチェルもアイリーンと同じで二週目ハードでトゥルーエンドのパターンですかね?
うーむ、自分は忍者男の子頼み、抑えでレイチェルの強力な一撃…って感じで、あんま他の二人は有効利用できてない感じです。プレイスタイルもあるかなーと
ダンジョン内で夜になるたびにメッセージが出る位なので、基本的に夜はH、という流れを重視したかったのかもですね。(戦闘ばっかにしたくなかった)
まだクリアしてないので何とも…というかアイリーンも偉そうな事言ってて体験版しかやってないので…、二周目でトゥルーエンドとは一体っ!?
多分アイリーンがさほど売れなかったのは普通のRPGとしてはともかく、エロRPGとしてはニッチかつHシーン数も少なめであまりよろしくなかったからだと判断して、そこの改良をしたからこうなったのかもしれないですね
アイリーンは二週目をハードで始めるとクリア後の世界の設定になってるんですよ
今作はまだクリアしてないからわかりませんが
今回も主人公こそ巨乳系ですが、地味に「やっぱロリが好きだ!」って所が端々に窺えますねー
アイリーンそうでしたか…いや遊び応えありますね。
まさか10時間近くプレイしてクリアまで行かないとは…あとちょっとなんですが。