エルフとゴブリン (製品版)

RPG,R18製品版の感想,興味深い,遊べる

体験版プレイ

時間消費とHP,MPの回復を織り込むと、「待機」が相当重要っぽいですね……。

こういう物は「もしあっちだったらどうなってたか」「こうしてあぁなるのか、なるほど」みたいな分岐や手立ての”アヤ”を感じられると面白くなる訳ですが、体験版だとややそこが感じにくいってのはあるかも。
つまりローグライクと比べた時に、その”アヤ”の箇所はどうしても少なくなるし、またルゴーム砦みたいなRPGと比べると、それほどアヤを突破した時のシナリオ面でのサポートというか、強調が無い気がするので。

むしろ「一度階層を上がったらもう戻れない」処置からして、一回詰まって、最初からやり直した時に面白くなるタイプでしょうか。
実際自分も体験版範囲を2,3周してベストプレイみたいな事を目指したら、だんだん面白くなりました……。
そういう意味では結構、WWAにも近いかな? と。

製品版プレイ プレイ3時間、クリア

残り時間を気にしつつ、取捨選択する1周目

体験版からセーブデータ引き継いで+1時間プレイ、計2時間で一周目をクリア。

製品版範囲に入った階からぐんとザコ敵との遭遇が多くなっており、これまた一匹ずつ慎重に誘導して潰せば行けそうなバランスではある、けど地上までのリミット時間を考えると、明らかにここで足止めを喰らっている訳には……と時には殴られながらも、強引に振り切ったり。
(この時点で、肉まん(体力回復)を結構余らせていたのも幸いしたかなと。
手元のアイテムを見ながらプレイスタイルを判断するのだ……)

だがそれに付けても割と初見殺しが多い、
強い赤オークが寝てる今のうちに、その先にある宝箱を……と一歩進んだ矢先に背後から別個体が現れてうぎゃっと挟み撃ち、フルボッコ、みたいな事である。
ダンジョンこそ自動生成ではないものの、敵味方が交互に一歩ずつ動く(ローグぽい)スタイルの本作、
フロアごとに細かくイベントを設定して、慌てさせるような設計もお手の物なのであった。

階層ごとに敗北エロが違うし、そういう物かなぁと思いつつ事前セーブからリトライ、
途中、特別なエロがありそうな「浴場」の情報が入るも、鍵から探してたら絶対間に合わない……などと察知して無視、
あと商人ゴブリンのアイテムやる代わりにエロさせろーという要求も、温存して進めばアイテムは事足りるし、ちょっと良いアイテムになると45分とかエロろうとしてくる、
全体6時間リミットの中で45分は余りにお高いよ、と一切触らせずにスルーしたのであった。
(むしろ45分あるなら、レベルアップの補正が高い本作、待機で回復+敵の増援をくまなく叩き潰してレベルアップの方が賢いかなと)

そんなこんなで、残りリミット10分ちょっとというギリギリで1周目クリア。

ただ正直、1周めを終えただけではやや”小品”な規模かな、やっぱりこういうやり甲斐系でプレイ2時間は寂しいかな、と感じずにはいられなかった。
(実は途中でゲムオバっても、能力引き継ぎ&リトライできるので、もうちょっと好きに遊びながらプレイしても楽しかったかも知れない……)

気になってた部分を回収する2周目、こっちの方が実は面白かったり

しかしそれが払拭されたのが、途中取れなかった宝箱や部屋があるし、能力引き継ぎの楽ちんプレイでちょっとコンプしてみるかあ、と取り掛かった2周目。

寄り道的な宝箱からは「釘バット」といった、このゲームのシステムの裏を行くような攻撃偏重の武器やアクセが手に入り、ぬはは、俺は脳筋エルフ。
と力で勝るはずのゴブリン達を一撃で撲殺、浴場ではちょっと面白いシチュのエロを見たりするのであった。

あと元々地上への脱出は2ルート用意されており、簡単なのは裏口からこっそり……なのだけど、もう一つは正面玄関から群がる敵を全滅させて堂々出獄という、いかにも2周目用なルート。
ここもちょっと苦戦する程度かと思っていたら一度、二度に渡る「なにぃっ」的な盛り上がりが待ち構えており、ぐっと楽しめました。

実際、自分としては「思い通りになる中で(少しだけ苦戦して)楽しむ」こっちの方が好きな感じで、むしろ2周目の方が面白かったくらい。
これは初見プレイか・コンプを目指すプレイかの違いで、言うなれば、1周めにも2周めにも「なにぃっ」となるポイントはあるのだけど、その意味が変化しているのですね。
1周目の「なにぃっ」は先の見えない、本当に出たトコ勝負ですが、
2周目は驚きつつも周りが見えており、絞った範囲で、さてどう乗り越えるかと考えている。

1周目をどう遊ぶかにもよるのでしょうが、これは体験版プレイ時にもちょっと書いた

「もしあっちだったらどうなってたか」「こうしてあぁなるのか、なるほど」みたいな分岐や手立ての”アヤ”を感じられると面白くなる訳ですが、体験版だとややそこが感じにくいってのはあるかも

っていうのが思いっきり回収されてる形で、遊べたのかなーと。

2周目まで含めると、計プレイ3時間。
実は1周目を終えた時点でHシーンの全開放もあるんですが、ぜひ周回プレイも試して欲しいところ。
(ちなみに正面玄関突破ルートでクリアすると、更に新衣装が手に入り、新セクハラ技も用意されてる細かさ……。
本作、実はけして小規模ではない……と思うのですが、案外、気付きにくい所への丁寧なこだわりが多いのだ……)

それにしても恐らく初のDL同人エロゲで、これだけの物を作られる作者さんのゲーム制作センスが心地良かった。
初作なんて、もう目も当てられない位のアレで普通だと思ってましたが、最近出てくる作者さんは上手な人が多い……、末恐ろしいなあ、なんて思うのです。

エロシーン

エロシーンは回想によれば全13。ただし1シーンに複数の差分や、基本絵を使ってますね。
エロ箇所としては商人相手にアイテムと引き換えにエロ、敗北エロが階層ごとにあり、あとその中でもボスゴブリンにやられた(時間切れ)の場合に、ゲムオバエロなど。

絵的にはフェチさを感じさせる、見事なお乳の造形に、それが大胆に変化する差分枚数が素晴らしい……のですが、あえて言うなら、全体に明るいタッチだからでしょうか、テキストがちょっと弱いかな? という印象も。
ゲームの中で頻繁にエロイべが差し挟まれるのではなく、いわゆるテキストシーンに移行するタイプのエロとしては、もうあと一歩執拗さが欲しかった気も。

基本、全裸の女の子を大きく捉えた構図で、背景や♂側の変化もそんなに無いので、ややシチュのバリエーションに寂しさも覚えたかな……?

ただそれだけにやや陵辱っぽい2つのゲームオーバーのエロ、
ここは一度犯され、奴隷として売り飛ばされた末路をキャラチップ演出で挟み、その後に「調教済み」の身体で受けるエロ……
なんて段階を踏んだ事もあり、実にシコれるものがありました。

製品版の感想は、暇だからゲームでもするかさん、
ゲーム中毒R18 ~エロ同人ゲームの攻略・感想~さんが書かれていました。

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