infinite braver (体験版)
これはねえ……、なんか好きが集まってもうスキモノというか、男好きするマニアックな”違い”。
私なんか、嬉しくなりますねえ…
最近の3Dは標準化されてるよね / 昔の3Dムービー映像ってなんかスゴかったよね
▲随所で流れるムービー
まず言いたいのは、本作はツクールの見下ろしACTで随所で3Dレンダリングのムービーが流れる感じ。
でこのムービーが割と「原初」というか……、昔から3Dをやられてるのかな? って触感が少しあるんですね。
そう……個人的な感覚かもですが、
最近の3Dはなんだかんだツール、マシン、ファイル形式的にも環境が整い、それと共に手段が割と標準化されて来てる気がするんですね。
言い方を変えれば、なんか”漂白されたような3Dの感じ”がある。
同人エロゲ界隈で言えば、まぁVRchatに類するものが花形に座りつつある気配は感じて、AAA予算のゲームならリアルさが重要、その辺りでは特徴的な違いとかは生まれ得ない訳ですし。
でも思い起こせば、昔の3Dって(窮屈そうなイメージの割に)妙にクセがある質感が多かったよなと…。
その違いは突き詰めれば「ツールごとの特徴」となるのでしょうが、しかもこのツールっての自体がバカ高くてそう見られるものじゃなかったし……
まぁ分かり易い所で言うとDAZのド濃さなんですが、その他にもMAYAぽさとか、shadeなんか独自の制作方式を採用しているとか聞きますし。
技術が洗練していく過程で、手法が収斂していく……、
まぁ長年3Dはこの形式はサポートしてないだの、同じファイル形式でも微妙な違いがあって壊れる、とか悩まされて来たのでそれ自体は喜ばしい事なんですが、
そこで見られた特殊な映像も淘汰されていく、今はその途中では無いか……とか、危惧する訳です。
随所にヒロインが戦うムービーが入る見下ろしACT
この「違い」にわななけ
▲ヒロイン「キャット」が戦うムービー! 手足の肉球が発光してますね
……で本作は、随所にそうした原初的な香りも漂わせるムービーが挿入される、ヒロインが戦うRPG!
(でもよく見てみると結構、今風の綺麗なエフェクト処理とかもしてたり。
ヒロイン=キャットは手足の肉球が発光したデザインなんだな、とか戦いながら魅せる所とかちょっと感動する)
でこのストーリーラインも同じく、”違い”を含んだものではないかと。
グッと来た。
▲研究所での変身訓練(チュートリアル)
▲しかし悪の手が忍び寄りつつあった…!
詰め襟の制服でじゃっかん昭和感を漂わす不良が駐車場に集って悪巧みしている所、怪しげな男が話し掛けて来る……。
そして謎の注射を打つと不良が怪人化! 人々を襲い始めたのだ……
溝ノ口博士の元、猫と一体化する「キャット」として活躍する女子高生セリナは急行する! って事なんですが、このちょっとした、言わば「今風でなさ」「洗練されてなさ」が何ともイイんじゃないか、と。
つまり魔法少女は……まぁプリキュアとかの枠もあり、仮面ライダーも、戦隊モノもなんだかんだ最新のものが更新されている。
そこで描かれるドラマも当然今風となるでしょう……
あと見逃せないのがヒーローとしてアメコミ、マーベルとか「洋」の影響もたまに取り込まれたりしますね…
……なんですが、そんな中、本作はそうですね、シャイダーとかギャバンとか(続編無いよね?)、昭和~平成初期を据え置きにした筋書きをも感じたのです。
この物語の質感。
▲怪人で溢れた街をゆく。スキルを使いこなすべし!
▲ボス戦。”本放映時”には何となく着ぐるみになってそうな触手
で、ゲーム部分としてはツクールMZのARPGプラグラインを利用した見下ろしACT。
これ、多分アイテムチェンジとステージへのギミック作用を考慮した(言わばゼルダ風の)仕様だと思うんですが、
そのアイテム使用のショートカット機能を利用しつつ、
一時的に能力が跳ね上がる「リミッター解除」、上手くすれば敵の群れを蹴散らせる突撃技「パワースラッシュ」、「299(肉球)バスター」みたいな飛び道具……
と、一度慣れればそんな煩雑でもなくスキルを使い分けられる感じが、なかなかヒロイン像にハマっていたんじゃないかなと思います。
▲途中まで仮面を着けたまま犯されるボス敗北ムービー
(個人的にはここの「シリコンみたいな水」にフフとなんとも懐かしい物を覚える…)
▲泣かせる半壊ダメージ絵ですよ
で負けると当然の如く悪漢にレイプされるのですが、その前~最中にも”こだわり”が。
ずばり、ボス敗北では「マスクを着けたまま犯される」シチュが!(後に剥がして犯すので、二倍得…?)
あと傷付いた状態でメニューを開くと、半壊したマスクから素顔が覗くダメージ差分に気付いた時は嬉しくなりましたよ……
▲ザコ敗北。さすが3Dモデリング、差分はなかなか多量
ボス敗北はムービー展開ですが、一方、ザコ敗北ではいわゆる絵切り替え+テキストのノベル型エロシーンとなる様子。
ここもテキスト自体は短いものの、差分絵が一杯用意されており、
トイレに括り付けられ、中出しされ、ヤクザに薬付けにされ、最後は失禁放置されるJK……
なんてシチュが良く出ていたんじゃ無いかと。
魔法少女に変身ヒーロー、いろいろ同人にもありますが、何かこう「違い」が……。
それに想いを馳せる事自体が濃密な……、ちょっと良い経験がありました。
体験版はプレイ15分ちょいくらい。
インディーゲームではPS1の頃みたいなローポリが見直されてるとかいふ。
そのついでに、「昔のワークステーション(って言葉があった)で作られてた映像って、なんかすごかったよな」をそろそろ懐古する流れがあるんでは、と睨んでいるのですが……
仕方ねえ、六角大王を取り出して久しぶりにモデリングするか…(一時期うっすら持ってた気がするが、すぐどっか行った)
昔のFF7とかこれでモデリングしてたというのに…
・この作品のゲーム実況はここでしてます
サークルさん過去作:
[CAT&HORNET]
関連:
あえてのポワトリンパロを張るのだった:
[守護聖人プリエール ~変身ヒロイン陵○RPG~]
真っ先にこれが浮かんだり:
[HOT DE SWEET ミルキィファイブ ナイトメアオブビギニング]
ムービーのある作品、こういう感じだ:
[リョナの鐘 22-23]
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