タカシの夏休み
タカシの夏休み[フリーズワールド] :DMMでも配信中
*この感想は [弘前]さんに書いて頂きました。

タイトルや作品の説明からでは想像もできないほど超展開するエッチで不思議でおバカな大冒険物語。
個性の強いキャラクターたちがCG200枚以上を使ったイベント中でもそれ以外でもボケにボケを重ねて、そのまま斜め上方向に突き進む、エロ喜劇。
何が起きてもヘッチャラで笑ってしまえる世界観とギャグセンス。
エロを抜きにしてもストーリーに引き込まれていき、
「基本的なRPGシステムでも、十分愉しめるぞ!」ということを感じさせられた。

エッチでおバカなイベントや会話〜魅力はテキストにもあり〜


 
▲エッチな用語すら知らない少年少女たち

童貞どころか、セックスの意味さえ知らない少年タカシが男に目覚め、
ひと夏でCG200枚以上のエロイベントを満喫するほど成長していく過程は実に愉快だ。
作者は漫画をたくさん描かれているので、CGだけでなく台詞のセンスも磨かれているようでテンポの良い会話を愉しませてくれる。

 
▲顔で笑わせてくれる、個性豊かな脇役の一部

たとえ正論を言ってもギャグに聞こえてくるような顔つきの脇役が、笑いとエロの世界に誘う。
「このゲームはおバカで冗談なので、真剣に受け止めないで気軽にプレーしてください」という意思表示のようだ。
主人公がセクハラから暴走気味にレイプしても、女の子たちが深刻に沈むわけでもない。
こういったお笑い要素が雰囲気を明るくしてくれるため、肩の力を抜いて気楽に楽しめる。

時間外労働はしない方針の悪の組織が出てきたり、
戦隊物のヒーロー達の生々しい労働条件や恋愛事情、
礼を上げたらキリがないほど、敵も味方も自分もボケのオンパレードで迷台詞が多い。

仲間になる鶏のネーミングセンスも面白い。 
トニー・ジョーって・・・なんでそんな名前やねん!? 
どこがおかしいかって? フルネームやで!?←(そこかい!!)


▲死獄島で人格修正プログラムをうけることに・・・ もっと叱って下さい!

近所でエッチな夏休みを満喫するだけのストーリーなのかと思いきや、
まさかの島流しという展開になるのだが、まだまだ序の口で、二転三転と超展開する。

死獄島で恐ろしい事実を知った主人公は人生観が変わり、島を抜け出した後に
「恐ろしい事実なんてもう過去の事」と言わんばかりに新たな犯罪級のエッチな目標が生まれるのだが、
繰り返す悪行がなぜかヒーロー劇につながったり、身近な人物のとんでもない事実が明らかになったり、
どれだけストーリーが進行しても、ネタバレして突っ込みまくりたいほど、
笑えるエッチな超展開の勢いに押されて着地点(オチ)が(良い意味で)全く見えてこないのだ。



イベントCGのごく一部には、漫画の吹き出しを使っており、漫画家らしい演出で良いと思った。
このゲームで「まるで漫画〜」というようなセリフが何度か出てきたと思うのだが、
その通り、島流しされたり、監禁されたり、漫画の脚本を踏襲したような雰囲気を感じ取ることができ、
私もそういった漫画を好むので、テンションが上がってしまった。

情報収集でエッチのチャンスを掴め!


RPG攻略の基本である情報収集をすることによって
ストーリーが展開していく。

 
▲誘ってるポーズと見せかけ・・・いきなり抱けないところが良い。 弱みを握ってやるぜ!

主人公は女の子たちとセックスがしたくてたまらないのだが、人目に付く場所ではさすがに襲えないし
年上の女の子に力ではかなわない。
そこで、女の子たちとセックスするために、街を練り歩き情報やアイテムを収集するのだ。
いかにも「女の子を攻略しているぞ」感が出てテンションが上がる。

 
▲バカなッ!? あちこちでヤリまくっているぞ!

公園、図書館、トイレ、電車、道、いたるところでヤリまくっている。
電車内や駅のホームなどで、必要のないモブキャラが黒くなっているのは見た目も良いし親切だ。

作者の過去作品に、痴漢や電車をテーマとしたエロ漫画がたくさんあるので、
痴漢や電車に力が入っていることには納得してしまう。
痴漢に対しての熱い思いがビシビシ伝わってくるぞ!

 
▲マップは広めで、遠景も美しい。

多彩なマップで楽しませてくれるのだが、広いゆえに情報収集がうまくいかないときには途方に暮れてさまよい歩く・・・
伏線があったり、直接指示されて目指す場所がわかる時もあるのだが、伏線や目的地が分かりづらいときもあるのだ・・・
なので、感想の最後に迷ったところを書いておくので、迷ったら参考にして頂きたい。

行く手を阻む刺客やモンスターとの戦闘


島を抜け出す際や、本島に帰ってからも、家、塾、ビル、悪の組織のアジトなど
敵が出現するダンジョン的なエリアがあり、敵に遭遇すると、人間やモンスターなどと戦う。
シンボルエンカウント方式で、近づくと追いかけてくる。
例外的なイベントを除き、街には敵は出ないので落ちついて情報を収集できる。

  
▲オリジナリティあふれる敵グラフィックがツクール臭を消す

個性的なオリジナルキャラクターが登場すると、新鮮な気分でゲームができる。
いわゆるツクール臭といった、RPGツクールで作られていますよ感が薄まる。

Shiftキーでオート戦闘ができるのは楽でいい。 
MPを節約するような指示ができればもっと良かったと思うが、
システムに力を入れなかったからこそ、こんな大作が出来た可能性もある。
システムのシンプルさはRPG処女作としてはむしろファインプレーであって、賢明な判断と言えるのかも。



戦闘バランスについては、ザコ戦では丁度良い歯ごたえのある感じで
属性に気を付けて攻撃や防御をしていれば問題なくすすめる。
ボスについては中盤くらいまでは強めで緊張感のある戦闘を愉しめたが
後半は敵のHPがかなり多いのか長期戦となり、ちょっとHPが多すぎる気がした。
弱点をうまくつけていなかったのかもしれない。
ただ、ボスのHPが少なくなったサインとして会話イベントが発生するので、
あともう少しで倒せるという事が事前に分かり、安心することができた。
それがなければ、もっと長く感じていただろう。


▲ユーモア溢れるスキルやアイテムで、おバカを演出

スキルはレベルが上がると増えていく。
ネーミングや効果がバカらしくて好きだ。

「投石」や「石つぶて」のような普通のネーミングは絶対にしないぞ、という意気込みの「スターダスト」。 
パワーアップした「アルマゲドン」もある。「ザ・タカシ」は凄い技というのは想像できるが、「なんだそれ!?」感
が出て笑える。これらのネーミングから主人公の年齢設定を思い出させてくれる。
他に「妄想」「タカシ炉」「バトルジョー」「MP暑中見舞い」などがあり、名前だけで愉快な気分になる。

お店の品揃えもおかしいが、ゆるい世界観を作るためには必要不可欠なのだ。
隅から隅まで気の抜けた感がいい。

イベント 〜エロCGやシーンを回想できる写真館の広さに驚き!〜



▲スクショでは全貌が掴めないが、回想できる写真館が広いのだ! どんだけー!!

主人公の家の隣にある写真館では、今まで見たCGやシーンを再び見ることができる。
パネルを調べると、CGを見るかシーンを回想するかを選べるのだが
1シーンに複数のCGが使われている場合は、CGだけを見られるパネルが別に設置されている。

CGは200枚以上あるとの説明だが、さすがにここに200もの空白のパネルはなかった。
立ち絵付きでキャラクター紹介を見れるので、そちらのポーズ分や差分も別CGとカウントしているのかも知れない。

私は約80ほどパネルを開放してトゥルーエンドを迎えた。
それでも6ほど空白があるので、残りはバッドエンドなどのCGなのかもしれない。

それにしても、凄いボリュームに圧倒される。
外注やチームだと、予算などの都合でなかなかこうはいかないだろう。

  
▲エロシーン。 一部のシーンではループアニメする。

エロシーンもバカな要素とエロの要素がうまい具合に合わさっている。
尺も十分、会話のテンポも抜群、シチュエーションも豊富だ。
個人的には、家庭教師物が好きなので、家庭教師とエッチするための作戦を考えたり
実行していく流れにはグッとくるものがあった。


▲家庭教師とのエッチ中にママが!! #家庭教師あるある

お母さんを家の外に追いやらねば、ぐぬぬ・・・ッ!!
だがこの状況、これはこれで(・∀・)イイ!!
ボタンを掛け間違えたから掛けなおしてるなどの言い訳が面白い。
この状況で長話するお母さんも笑える。

不倫物も好きだ。(節操がないな・・・)
教師が生徒と不倫をするシーンや、教師の妻がセールスマンと不倫をするのも心に残る。
人妻を寝取る方法がやけに手が込んでいて、人妻を寝取るまでの流れは参考にしたいぐらいだ(ゲス)。
作者の人妻愛を感じる。

常識的に考えれば、即逮捕されるような犯し方でも逮捕されることはない。
主人公が子供だということもあり説教だけで済んでしまうのだ。
また、子供とは思えない立派なお大根で気持ちよくさせられてしまい
主人公の虜になってしまった・・・という理由もあるだろう。

まぁ、細かいことは考えずに気軽に愉しもう・・・そんな作品である。


▲犯されたのに、なんでいい話みたいになってんだよ! エロ以外のCGにも力を入れるのはさすが!

女の子を犯しても色々な人に褒められたり、犯した相手と仲良くなったり、物凄く偉い人にレイプのお墨付きもらったり、
レイプが世の為になってしまったりと、まさに斜め上方向の展開。
愛(セックス)は地球を救うのだ。 斜め上方向の意味でも。
レイプして悪者扱いされるどころか、尊敬までされるくらいなので後味が良い。
ただし、先生は子供がセックスすることを良く思っていない。 
そりゃそうだ・・・

   
▲キャラクター紹介。立ち絵も素晴らしい・・・(じゅるりッ)

冴えわたるユーモアとエロのセンス=バカゲー?



▲ギャグにも抜かりはない、というかボケが主体だが・・・

「むやみやたらに、近所の女の子たちと何の前振りもなくエロに入るのバカゲーなのか?」
とプレイ前は思っていたが、意外にも考えられたストーリーがあり、いつの間にか夢中になっていた。
セックスの意味も分からなかった主人公が、多くのエッチを経験して一皮むける成長物語でもあるのだが
プレイしないと分からないが、本当に面白いようにむけるぞ!
裏返るくらいに!(謎) その真相を是非その目で確かめてもらいたい。

先が読めない展開が売りだと思うので、まずは体験版をやってもらいたい作品だ。
その展開とノリが気に入れば、とてもお勧めできる作品だと思う。
その後も、そんな調子だからだ。

トゥルーエンド終了後のプレイ時間は約18時間。
トゥルーエンド前は、もうすぐ終わりを予感させる演出で何が起こるかドキドキしたが
終わり方(オチ)はいつも通りの調子で意外にあっけなかったが、それも
このゲームらしい冗談のような終わり方で良いかもしれない。
エッチも満喫したが、大冒険した感が凄く残って余韻に浸れるお気に入りの作品となった。

おまけ〜私が詰まったところを攻略〜


次にどこに行けばいいか迷って歩きまくったため、
迷ったところをここに書いておく。
ネタバレに注意。

迷ったところと、迷いそうなところ