妊星少女綾音 (体験版)

STG,R18興味深い,海外ゲー

妊星少女綾音
妊星少女綾音[SiGMAGURO]

ありそうでそんなに無い、精子となりて子宮を攻略するSTG!
今、宇宙の命運はオタク科学者の精子に託された……!

ようやく分かった……。子宮って、宇宙だったんだ……!

前作、"クラシックなタワースタッキングゲーム"と説明しながらも、そもそもタワースタッキング自体が余り耳馴染みがない(触れば分かりますが)なんて事があった[女神降臨の昇天塔]のサークルさんが、またも面白げなゲームを発表してくれた!

という訳ですばり女性の膣内へと射出された精子となり、最終目標・卵巣へ辿り着くSTG……!(なぜかジャンルはADVで登録されてますが、その精神性でもってSTGとしたい)

いかにもオタッキーな科学者という感じの主人公の元へ、とつぜん宇宙船が飛来!
その中には魅力的な女性が入っていた!
彼女が言うには、子作りを求めてこの星にやって来たのだと……。
「へへ、いいことを教えてやる! お前の目の前にはちょうど地球の男がいるぜ!」という宣言も素早く、主人公は宇宙人の女の子にずぶり! 射精!

かくて舞台は膣内へ。一つの種の存亡が懸かった精子の旅が始まる……という按配。

スタート地点は「子宮頸」となっており、眼下に共に戦う多くの同胞(精子たち)を見ながら、まるで宇宙デブリのような抗体を避け、そこらじゅうに落ちてるDNAを集めてレベルアップをするのだ……と、弾こそ撃てないものの、全方位STGのような操作系。

広大なステージから次の場所(子宮)への入り口を見付けて飛び込むべし……ですが、気を付けろ、小さな精子にとってその入り口(穴)はブラックホールくらいの存在感だ! まだLvが充分でないとあっさり死んでしまうのだ……。(実際、ゴゴゴみたいな低音が鳴り響いており、明らかにヤバイ! ここに飛び込むには勇気が要る! という気分に)
とまぁ、まさに「子宮とは宇宙」というのを痛感しながら遊んでいくような感じ。

卵管って狭いんだなあ……。
人体の神秘、体感しまくりステージ

ステージ運びとしては「子宮」「輸卵管」「卵巣」へと少しずつ奥へ奥へと近付いていくだけでも「勉強になるなぁ」なんですが、物語としてはそもそも”なぜ元惑星では妊娠しなかったか?”というのがあり。
奥へ奥へと進んでいくほどに明かされていくのは、「子宮に放射能が渦巻いている……!?」だったり、どうやら「片方の卵管が妊娠に適する状況ではない」とか、「そもそも卵管に卵子が無い!?」といった驚きの事実。
そうは言っても肝心の当事者(精子)はもうその現場に居るわけで、「かくなる上は、卵子ではなく卵巣に直接体当たりするしか……!」と場当たり的に解決していく姿勢で切り抜けていきます。
何かブラック・ジャック的な、腹を開けてみたら驚くべき事態があり、それでも何とかしてみせる、というヒューマン医療ドラマ的な展開をさえ感じさせるのでしたよ……。
これはもう患者(クランケ)だ!

またゲーム全体として漂うのは、ありそうで無い、90年代ぽい架空の携帯ゲーム機を模したメニューであったり、
子宮内を往くバックで鳴ってる曲は、往年のクラブミュージック風だったり。
なぜか全体に「エモ」な雰囲気で満たそうとしているのも合わせると、まさしく海外サークルさんでしか産まれ得ない味だ……なんて気分になるのでした。

センスをおもしろがりつつ、実質STGなのにRPGのザコ狩りレベル上げをする事になるゲームデザインはきついっす

ただゲーム進行として一つ言いたい事があって……。
奇抜なセンス大いに結構、ただしまァゲーム展開としてはやっぱ定石を守って欲しかったかな……みたいな気持ちは少し、ね。

具体的には、前述した通り「そこら辺に散らばるDNAを集めまくってLvアップ」する訳ですが、
まぁここの上げ方にコツがあり、先に進む条件が分かりにくくなってる1ステージ(子宮頸)~2ステージ(子宮)くらいなら、まぁそういう手探りもまた人体の神秘、という気持ちで良かったと思うんですよ、
ただステージ3からの扱いはまじで首を傾げる……。

滞在するだけでHPがどんどん減っていく(愛液の酸性的な効果なんでしょうか?)
都合上、基本何度も死にながら目的地を探したり、DNAを集めたりするゲームなんですが、ステージ3からはそれも全部無駄に。
死ぬと今まで蓄積したDNAはリセット、その時点でのデフォ値になる……という措置。
でこのデフォ値では絶対先に進めまないだろうな、というバランスになってるんですよね……。

結局何をするかというと「前の場所まで戻って、弱めの抗体狩りとかしてDNAをゲットする」、すなわちRPGのスライム狩りをSTGで延々やる、みたいな事に……。
いやRPGならまだ「死んでもお金を半分失うだけ」「途中セーブ可能」とかですがこれ、あわよくば死んだら経験値リセット、いい所でセーブとかありませんから……。
そりゃリスクを犯せるハズもなく、ひたすら前の狩り場で弱い相手に延々粘る。
で、充分に強くなったと確信した後に次のステージへ向かう、といったプレイイングになりますね……

正直ここはかなり退屈で、この措置だけでゲーム全体の奇妙な面白さとかセンスがグダるレベルなんで、どうしたもんだろうと……。
(まぁスムーズにクリアできちゃうと、プレイ時間がかなり短いってのも分かりますが……。)

H要素は製品版で。(子宮を精子がウヨウヨ泳いでるのに、暢気してる女の子立ち絵はちょっと良いけど)

ちなみに恐らく体験版でもゲーム部分は全てクリア可能。
Hシーンが製品版、いわゆる中華製エロゲに多いぬるぬるアニメなのかな、という扱いのようです。

ただ挙げれば、一応ステージ中にもエロっぽい所はあり。
画面左側では精子が今しもうおお抗体から逃げろ、とか泳いでるわけですが、一方画面右側を占めるのは、「その時、母体の女の子がなにをしてるか」
精子が今孕ませに奮闘してると露知らず、勝手に(半裸で)チキン食べたり、読書したり……
時に「移動中」になると子宮内も急激に暗くなったり、ステージ効果も?

これはこれで「こんな日常を送ってる女の子ですが、いま子宮内ではこんなんなってまつw(死闘)」的な興奮を煽るものとしては一つ、ありだなあと……。

ゲーム部分のクリアまでには2時間ちょっと。(半分は次への進み方が分からないのと、Lv上げでしたが……)
着床を果たし、クリア後のエンドロールの明け始めた空にオタク科学者のやり遂げた顔が映った時、妙な達成感はあったかな……

体験版(恐らくゲーム部分丸々)はプレイ2時間ちょい。

この作品のゲーム実況はここでしてます:

サークルさん過去作:
[女神降臨の昇天塔]

関連:
[謎の病原体X]
は似てるけど、実は腸内でありスカトロSTGである(こっちもすごいな)

あと、
[釈我-SYAKUGA-ver1.40]
のラストが精子STG面だったはず

[スペ~スきゅ~かんば~]
みたいなゲームも思い出すわけです