ラブラブ!マイばでぃ (製品版)
2015/07/16予告版の感想です
行動の自由さと女肉!
過去作の”並行的に小イベントをこなし、あれこれ少しずつ上がっていく忙しさが楽しいRPG”から、更に磨きが掛かった感じ。
予告版を2時間ほど触りましたが、いつの間に…と時間を忘れてプレイしていました。
舞台も今までだと「小さな閉鎖された区域」が多かったですが、今作は「世界を自由に旅をする」自由感に、善悪を司るカルマ度で「悪事に手を染めるも良し、良い事をするも良し」と行動に幅を持たせたり。
過去作の、女性キャラは欲情度と好感度が分かれていて、恋愛&結婚ができる…(前作[パイオツブレイク])
といったシステムを受け継ぎながらも、新しい女性と出会うたびプロフィールが手に入って、これを目標や進捗の確認もしやすい…
と微に入り細に入った改善を重ねて、面白くなっています。
また上手いなと思ったのが、こういった系統(オープンワールド系)ですと、世界観を広げ、いきなり自由だ! と放り出すものが多いなか、
今作はまず「村を出られるように、自立ポイントを溜める」「外の世界を知ってる幼馴染の狩人」
「心労募る母親」「噂に聞く、亡くなった父親の栄光」「閉鎖的な村人」というまずフラストレーション、外の世界への渇望の期間を与えていること。
(今までの作品に比べて、単に世界が広がっただけでなく、人間関係や過去といった概念まで感じられるというか…)
そういったディティールがあればこそ、
(小さな村なので顔見知りであろう)家屋に侵入、アイテムを盗む背徳感をまず強調できるのだと言えますし、
「バイト先の、トウが立ってるけど妙に色気があるおばさん」
「母親の友人を本気で口説いてみる(口説きつつ、”やっぱ若い子の方が、肌の張りは全然違うんだな”とか内心思ったり…)」
といった行動に、何か奇妙な親近感を抱く事になるのです…
(この感情移入は男主人公ならではでしょうか。
”男主人公の決定版”という謳い文句もなるほど、一つの納得が)
ふとした人物との会話も、三択の選択肢で良い感じに決定感を出していたり、”自由とはただ広い舞台を用意する事ではなく、行動の意味を一つ一つ噛み締めて、選べること”なのだと分かります。
仕事をして、自立のステップを踏む…のは実に健全な青年物語ですが、本作はエロRPG。
見事なカラダの女性たちに話し掛け、相棒(バディ)を組んで、敵を倒したりダンジョン探索をしたり…という働き口もあるのでした。
攻撃するごと、あるいは状態異常、大きなダメージを喰らうごとに立ち絵カットインが入る彼女たちの姿を見ていると、正直むらむらと”ヤリたくなってくる”モノ。
卑猥な部分を強調するように、尻を突き出してのアタック、あるいは女肉に食い込む敵の一撃。
これは問答無用に嬉しくなってしまう刺激でした。
そして更に戦闘中にカッコ良いところを見せれば、バディの”欲情度”が、社会的に役立つ事を達成すると”好感度”が上がっていき…という展開に繋がり。
(モテシステムというか、これは有りそうで無かったかも。
特に本作のように、カットイン大量でフレキシブルに反応してくれる、となると…)
そして欲情度MAXで宿屋に泊まれば、エロシーンへ。
ここは、ちょっとしたアニメ+セリフを交互に…という具合。
スケベボディに思わず濃厚なエロテキスト等を期待する所ですが、過去作と同じく、案外ここは数あるシーンの一つ、という感じかなと。
ただアニメの即スキップが可能になったのと、アニメの段階を交えつつ、合間にセリフを入れた事で、前よりもエロ雰囲気を堪能しやすい気がしました。
あとはそういった恋愛関係ヌキで”一発頼める”娼婦もあり…という事で、相手は多様。
きつい肉体労働の後に、女を買って発散…なんて十人並な事をしてると、みるみる大人への”自立ポイント”が上がるのでした…。
以降はいよいよ村を出ての冒険となり、どんどん増える新キャラ、各女性とクエストを共にするうちに知名度も上がり、世界の命運を掛けた仕事に絡んでいく…となりそう。
予告版が”自立”を目指したディティールならば、製品版は(亡き父親のような)栄光への旅かなと。
ますます楽しめそうなのでした。
本作での最終目標は、ゲーム内に登場する6名の女性の誰かと結婚する事です。
というのが、実は今までと一番の違いかも。
例えば前作では、好感度100で結婚はあっても、あくまで”チャンピオンになるのが最重要”…という建前があった。
今回は別にムリに冒険する必要はなく、そこはプレイヤーに任されている。
とは言え各キャラのプロフィールから「目標」を確認、それぞれのイベント条件を満たした方が圧倒的に好感度は上がりやすいし、各地のボスを狩るのも効率が良いな…と自然に気づいていく。
こうして(強制ではなく)自ずと目標を定めていく感覚に。
広い世界に点在する各街には娼婦たちサブヒロインのHも待ち受けてるし、本作は自発的に進む楽しさがより磨かれてる気がした。
(フィールドはまだアップデート予定の所も。それでも十分広いですが…)
三つの党への影響度で垣間見える、主人公の行動と社会
ただ好感度を上げるだけでは、余り冒険へのモチベが湧かないもの。
今までも知名度という要素はありましたが、今回は、代表的な三つの党への”影響度”という形を追加。
ワルを目指せばメシアン党、宗教関係のボランティアをすればアルカナ党…、という具合に、一つの党に深く関与すれば、本部にも入れ、幹部とも顔となれる代わりに、反対の党からは疎まれる…というジレンマ。
知名度という単一の基準から、より社会的なものへと化した事で、より成功への欲、クエストの達成感…みたいのも感じられましたね。
まさに”社会での成功”+”恋愛(結婚)”という一人前の男へのプロセスを、そのままゲームデザインに落とし込んだ…と思うと興味深い。
二作目RPG[Battle of Dragoness]の頃から、似たシステム性は持ってましたが、少しずつ手を加え、一つの概念に至るようになったのだなあと。
正直ここまで改善されるとは…、という驚きが正直なところ。
(地味な所では、町人全員にムダな会話を用意せず、シルエット表示で省略したのも良いです。
これは言わば”引き算”の思考、人間どんどんシステムを加える事はできても、削る事はできないもので…)
肉をより強調、実はかなり凝ったアニメエロシーン
体験版でも分かる通り、Hシーンはアニメ寄りに。(テキストが間にちょいちょい入るくらい)
一見テンポを重視した結果みたいだけど、今までよりアニメクオリティもUP。
容赦無いおフェラアニメ(口の端から漏れる”ぷぽっ”という音尽き)ぽよぽよ弾む乳を見てると、”この肉弾のようなナイスバディがより鮮烈になる、これも一つの正しさか…”という気分になれた。
さらに状況によっては↑キーでアングル変更(二次絵なのに)、←キーで顔射or→キーで膣出しフィニュッシュとか、
相手が処女の場合、ちんこをぴったりと押し付けた後に、”↑を押し続けると、処女を破れます”なんて操作もあったり。
エロでも、また違う方向性が見えたような。
一捻りあるキャラとエロシチュ
キャラ造型も…今までより捻った感じがしました。
それは、いや何となくのモデルも嗜好も分かるけど、ちょっとニッチだぞ、みたいな事から(かなり重量級とか、南米の年増娼婦みたいな黒人女性…)
重量級女性の本番は足コキで済まされ、あ、ヤラレてみると、威圧感がまさにピッタリだな…と独り合点したり、
年増娼婦は産経婦だったり、幼馴染の黒人かと思ってた子は、脱がしてみるとこんがり日焼けだと分かる…
みたいな、見た目だけじゃなく、シチュや嗜好を二段底のように”重ね”てる感じ。
まぁ人を選ぶ…気はしますが、少なくともシチュが通り一遍で飽きるなんて事はなく、”ほほぉ、次はこんな手で来ましたかあ”と肉弾を楽しめば良いのでしょう。
上記に加え、もちろん息付く暇もない細かい収穫ルーティンがあって、おかげで5時間連続プレイ…。
ひとまず二人分の結婚エンドを見てみて、この面白さは何かなと考えた時に、要は下地のしっかりした、オーソドックスな所かなと。
けしてインフレせず、抑えた感じで上昇する能力値、クエストや鑑定でのレア武具、マルチヒロインそれぞれのシナリオとカットイン、広いフィールドに隠されたダンジョン、やたらと多いオリジナル敵種。
プレイ時間の大体はフィールドを探してる時間と、エンカウント&戦闘。
でもそれが飽きなくて、面白い。
相当なエロ場面の数と、それぞれ結婚イベントが違う…みたいな細かい作り込み、だから”やり込みたくなる”。
(やり込みという言葉は一時期だいぶ使われたけど、やり込ませるのではなくて、”やり込みたくなる”でなければね…)
アップデート予定では、入党後、政治の中枢にも関わっていきそうな、大きな目標もあり。
(前作[パイオツブレイク]は区切られた下層だっただけに、設定からして違う。
あと今回は純愛だけに、自ら女性をボコボコにする…って要素も無し、女主人公操作も無し。
実はけっこうプレイ感異なってる)
しかしこれだけのプレイ時間にも関わらず、回想を確認したら63/144、まだ半分も埋まってなかったという…
ディスカッション
コメント一覧
#追記
製品版プレイ2(クリア)の感想を追加。