エレナの物語 (体験版)

2025年4月5日ADV,R18ストーリー良さそう,海外ゲー

韓国のサークルさん。
硬質な塗りと、アイソメトリックビュー（≒クォータビュー？）で世界観を深掘り、そして”プレイ要素のない鑑賞型ゲーム”なんて説明されてる辺りから、
最近だと[万能垃圾处理器]とかを想起しましたが、海外のサークルってばこういう……ごく狭い区間に全力投入、例え短くても特異な物語を描き出せればOK……とする創作スタイルがある気がするんですが、どうでしょうね

（むしろこれに関しては本邦こそが独特で、「普通に作ってたらそうなる」のかも。
つまり日本はビジュアルノベル～ADVにおける立ち絵＋背景での会話劇というのが一つの強すぎる発明で、生態系を変えてしまったんでしょうか……。
何か、旧来のディズニーアニメ（もう全部フルセットの手描きでぬるぬる動かす、すげえ予算）と、手塚以来の週一TVアニメ（口パクとか、涙ぐましい省エネ努力の山盛り）で、それでもその後の方向と趨勢が分かれたのと似てる？）

クォータビュー視点と、ぬるぬるアニメとで克明に描き出す世界観
敵対種族に捕まってしまった女性が奴隷調教されるのをただただ綴る、”鑑賞型ゲーム”と

▲オークに似た敵対種族に捕まり、これから10日間、奴隷調教をすると宣言されてしまう女性……

▲一応すみか内は自由に歩けますが

そんな作風ですが、体験版触ってみると全体に目立つのはspine的なぬるぬるアニメの動き、またオリジナルの素材で良く構築された世界。（例えば地下種族にも関わらず肉が吊るしてあるので何故と思ったら、モグラと豚に似た生物が飼われてるとか…）
奴隷としてあっち行き、こっち行きしながら辱めを受ける感じなので、そうか、我が国だとゲームデザインとしては[コボルドの家畜騎士]に近いかも……なんて共通点も見い出しました。

あらすじとしては、オークめいた侵略種であり、地下種族に捕まってしまった女冒険者。
彼らの根城に引っ立てられ、救いが来る可能性に頭を巡らせながらも、
「途中のキャンプまでだったら脱出者も何名か聞くが、彼らの拠点深くまで連れ去られ、帰って来たものは居ない……」
という文章も被り、恐らく奴隷として人生を塗り潰されていくだろう救いの無さを予感させます。

▲門番にちんぽをいきなり差し出され……
「バカ女！　イライラさせんじゃねえ！」

▲フェラは積極的なイラマのみ許す！　喉の奥まで突っ込んで、吐き気をこらえながら動かすんだよ！

——そして待っていたのは、人間性を折り、心の底から服従させようとする奴隷調教であった、という描写がメインとなります。
まず門番に話し掛けられ、挨拶代わりにちんぽを差し出されては「しゃぶれ」と。
女冒険者も頑張って舐めますが、「お上品にデザートでも食べてるつもりか？」と、喉奥を使ってのイラマをしこまれ。
「本当は、お前から進んでこれをしなくてはいけないんだぞ」なんて言葉も浴びせられ、「深く咥え込んだ状態で耐えろ」と強制されるのがいかにもエグい。
事後にも「そうだ、鼻汁と涙に塗れた奴隷便器らしい顔になったな」とニヤ付かれる、まさにＳ調教描写……。

本作、海外サークルですがそうしたセリフ回しがかなり”肝”と感じました。

▲特注の奴隷拘束台。目隠し、口枷もされ、ふいの鞭打ちが襲う……

▲アナルプジーとその固定装置があるという発想
　おまんこを鞭先でいじいじされ、感じ始めたら急にクリを打たれる！　なんて事も

また体験版２つめのエロは、世界観あってのエロさという感じもあり。
『奴隷の態度矯正担当』を名乗る、鍛冶屋の男の傍にあるのは特注の奴隷台。
「踏ん張るなよ、無理に動くと筋肉が切れるぞ」なんて言われながら、極太ペニス挿入が出来るようあっさりアナル開発へ。
アナルプラグを入れられた後、（普通なら、そのまま放置とかされそうな所）わざわざ奴隷台にプラグを固定する輪っかのような部品があり、そこに引っ掛ける描写まであるのは恐れ入りました。

「従順な態度を取っているが、目がまだ俺を恐怖していない」と更に取り出すのは、目隠し・口枷。
「視覚を奪われる事で、他の感覚が研ぎ澄まされる」とかはまぁ割と良く聞くセリフ回しですが、
「凄い臭いだろ？　これまでに使われた奴らの、苦しみの痕跡だ」「お前も、もうその使用者の一人に加わったわけだな」と行く末を想像させようとして来る……。

▲けっきょくお尻は真っ赤になり、ベトつく汁を股間から垂らす。そこには奴隷調教が一歩進んだ姿があったのである

それら描写が、細かいぬるぬるアニメーションを伴っているのが魅力で、例えば目隠し・あそこ丸出しで奴隷台に縛られてしまった女のクリを鞭先で弄る、なんて動きが。
かと思えば、おもむろに鞭を振り下ろす予測不能の暴力……（しっかりと肉体に傷跡が付く）
そんな繰り返しで、絶頂後にはべったりと愛液が糸を引いてしまっている……なんて事までも「アニメ」で語られている。

見た目豚みたいな種族に「獣らしく絶頂しろ」とか言われ、「奴隷根性を叩き込んでやる」と言わんばかりの宣言、終わってみれば泣き顔で「ありがとうございます！　ありがとうございます！」と連呼するようになった女……。
真に迫る、良いデキを感じました。

▲あちこちを調べたり。翌日はどんな調教が待つのか……

一応ゲームとしては彼らの住処（洞窟内）を巡って積極的に調教されたり、一定の信頼を得た後、仕事を手伝わされたりするようですが、その過程で色々な箇所を調べる事に。（『鑑賞型ゲーム』に相応しく、まぁ言ってもほぼADV）
で、このオブジェクト一つ一つにテキストが用意されており、奴隷を従わせる為の数々の道具、地下種族の生活様式が窺える設備など、いちいち浮き彫りに……。
そんなディティールと共に、奴隷として調教されていく物語が心に残るわけですね……。

体験版は２エロで、10分くらいか。

・この作品のゲーム実況はここでしてます