少年と夢魔 (体験版)

2024年11月22日ACT,R18凄い

サキュバスに狙われる少年は……。
夢と現実を往復するゲームシーン、センスも良く、まさにお姉さんから逃げるゲーの傑作になると思われた……が

いや……確かに凄いし、センス良いし、格好良いけど……難しいわ!
しかもその難しさが「さぁ 来い」ってなる様なモンじゃなく、説明不足とそれによる若干の理不尽感と、キー操作のアレさとかも多々含み……、という…。
(*10/21付けで、キー配置の見直しや難易度調整などが行われた模様。こうなると一気に話変わってくるかも

現実(クォータビューの謎解き)

都度都度のカッコ良い演出はプレイすればすぐ気付かされると思いますが、大筋の流れとしては、クォータビューの謎解き(この時点で既に珍しい)

「怖い夢」を何度も見て眠れない夜に起き出し、少年は書斎に向かうのですが……、と。
この謎解き自体もやっぱ難しいんですが、まぁここは相棒のパペット人形に何度も相談すればヒント、それでも足りなきゃ答えまで教えてくれるのでまぁ何とかなった。

…ただ問題は、クォータビューを活かして? キー入力が「WASD」じゃなく「QWAS」みたいな、斜めっぽい入力なんですね。
でコレで移動であったりをこなす…
特に謎解きの文字入力・メニューなども全て「傾いている」ってセンス加減で、まぁ……これの入力が間違えること間違えること。(あと地味にメニューの開く項目によって、閉じるボタンがZだったりXだったりとまちまちなのもストレス…)
いちいち手元を確認しなきゃやれない感じで、こうした事で少しずつイライラが募っていく……(ゲームパッドに対応…して欲しかったなあ…)

展開の面白さはあって、例えば書斎の謎を解かずにもう寝ちゃうもんね、なんてベッドで再び眠りに就く事も可能。
でも再び「悪夢」に襲われてバッドエンド……この断片的に見えるサキュバスの姿とエロが進行状況によって変わったり、
そんな風に全体に、ルールを説明せずいきなり突き付けられる演出によってインパクトが味わえる、そのショックさの意図は分かる……のですが、ただまぁ実際的には辛めの操作に悩まされつつのソレなので……まぁ、忍耐はかなり要る感じ。

夢(倉庫番、ダッシュ回避)

さて、なんとか謎を解いたことで「明晰夢」を意識し、怖い夢の世界でも動けるようになった少年。
今度は夢の世界だ……と探索フィールドが移ります。
夢の中で襲って来るのはどうやらサキュバスかと朧ろげながら知覚、今度は夢の中で、倉庫番&ダッシュでの回避なんてゲーム性が始まります。

倉庫番と言ってもクォータビューなんで、何か格式ぶった風味はあるものの、まぁ割と見えない所への想像力が必要。
あとダッシュで逃げるシーン。
捕まるとゲムオバですが、夢の中ではどうもセーブポイントが無いので、そこそこ戻されるんですよな…
(が同時に、いきなりバッと切り替わる捕まった時の演出は格好良いので、ぜひ一度は見て欲しい…)

そうして、ときおり夢の世界でこれ以上進めない所に行き当たると、今日はここまでとばかり起床、再び現実世界へ。
家のベッドで目を醒ます。
再び家の書斎で謎解き、新しいスキルを入手する……という、[MOON]みたいな? 夢→←現実の反復という大胆なゲーム展開を取っているみたいです。

言葉に抗う、逆レ回避選択!(音ゲー風味)

……などなど、少しずつ(精神の耐久力が摩耗しつつ)トライするなかで、やっと当初目指していた、夢の中の大聖堂にやって来ました。
イヤ、ここの姿が見えない内から抵抗する選択肢が浮かび、「何かがやって来る」感じとか、
しかも選択肢を触ってすぐ違和に気付くと思うんですが、すぐに次にはいかず、数秒待ってから入力となる(SEが鳴る)……
で、よく聞いてるとこれ、ジャズのようなBGM曲のベーステンポに合わせて入力SEが鳴るよう、間を調整しているのか! みたいな。
音ゲーの雰囲気さえも漂って来て、その発想にはひたすら射抜かれますが……やっぱ、ここも難しいわ……!(泣)

シーンとしては、やっと姿を現した少年を悩ませるサキュバス、5択の抵抗選択肢がいきなり突き付けられ、「サキュバスが喋ってるセリフの内容に応じて」、つまり耳を塞ぐか、目を閉じるか、唇を噛むか……判断しなければいけない、って感じ。
で、これがまた入力時間が短くて、ゲージとかも例によってオシャレ風味な反面、溜まってるのか溜まってないのかが微妙……、正解の選択肢が分かりづらいんだ……。
為す術無く少年は5連発で絞り取られ、ゲムオバになってしまいました
(あと一回射精させられてから入る、突然の強化シーン(マジで唐突)も、見栄を切るようにハッキリ決まった構図感はあって驚きますが、まぁ普通に説明不足ではあり。
これがハイセンス……。ううーん…)

どうかな……さすがに、あぁここは一回やられちゃう戦闘なんだってくらいの難易度なんですが、体験版では復帰選択肢が選べないのですよね…(バグ?)

価格も安く、演出も素晴らしく、世界観の構築度も高く、様々なゲームシーンもぶつけて来る。
なのに☆評価は4.0前後……という作品、一つボタンをかけ違っていれば、いわゆるショタがお姉さん的脅威に晒される作品として、隠れた名作になってた気配もあるのですが。
ぜひ気になれば、触ってみるのもアリでしょう。

体験版はプレイ1時間。
DLsiteレビューも皆口々に称えつつ、「ただ…」という論調がほとんどで、まぁそうなるわね…と。
つまりアップデート次第でいきなり返り咲く可能性が無きにしも非ずなのが、なんともスペックを持て余した作品なんだ

・この作品のゲーム実況はここでしてます

関連:
ショタがお姉さん的脅威に晒されるアクション:
[放課後の鬼ごっこ]

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[Pheromone Running -ボクのフェロモンで女がヤバイ-]

[山姥のいる家で]