腐界に眠る王女のアバドーン 感想(体験版)
同サークルさんは"DQのエロRPG"という一つのブームを作ったサークルさんでもあり、過去出したRPG作品は全て1万DL超え(追加パックは省く)…。
そんなサークルさんが、3年以上に及ぶ開発のすえ、遂に出した作品…!
ゲーム的にはファミコンの[スウィートホーム]ライクであり(*同作品はバイオハザードの着想の元にもなりました)
フリゲ的には[コープスパーティー][囚人へのペル・エム・フル]にも似てる?
ああこれは、連綿と続く何かが動いた特別な日だね…!
などと感慨に身をうち震わせてるとキリが無い、とりあえず体験してみました…!
完璧なまでに、あの頃の名作RPGのような
その伝説感ゆえに"今まで見た事が無い、とてつもないモノ"を期待してしまってたのですが、膨大な労力はむしろレトロ感の再現と、それをさりげなく遊べるという気遣い、そして恐らく仲間との会話・エッチパターン…に費やされた感じ。

昨今の"さくさく""チート機能あり"なエロRPGの中で、ものすごくまっとうにゲームゲームしてて、ちゃんと遊ばせてくれそう。
実はもの凄い"売れ筋"という訳ではなく、[スウィートホーム]という題材もそうですが、意外にマニアック寄りという。
(でもこのマイペースさが、毎作の成功を生んでるんですよね…)

初めの1時間弱が序章に費やされたり(スキップ可能)
必要アイテムを手に入れないと、本当に進めない謎解き(詰まったら力押しや救済ボタン、なんて事は無し)
かなりの緊張感を演出してくれる戦闘…というすごく地に足付いた運び方は、同人というより、バーチャルコンソールで遊んだ事が無かった昔の作品(商業)…を遊んでる感じさえ、覚えた。

正直、完璧に再現し過ぎて、"そういうのは昔やったし…""今この時代に、これを遊ぶ意味とは…?"とか元も子も無い事を感じてしまったり。
要は"同人ぽい怪しいような魅力が無い!"ってのが自分は不満なのだけども、
(そんなヘソ曲がりは置いといて)本当に教科書的で優等生な、"あの頃の名作RPGのような"出来の良さです。

謎解きはきちんとヒントが提示されてて、考えれば解けるはず。
戦闘も多いけど、常に恐怖値とのせめぎ合いで飽きない(敵と遭遇しただけでもダメージ、倒すと一定回復。回復アイテムの入手は限られてる…で常に上手く保とうとする感じ)
もちろんホラーの語り方としても少しずつの盛り上げていき方、途中で一回"スカして"みたり、
そして敵に追いかけられ、逃げる&隠れる…みたいな、ゲームテンポの緩急的にもシチュ的にも怖楽しい展開など…etc.
極限状況のなかで、純愛か陵辱か、寝取りか、BLか…!?
もちろん(一般ゲでは規制もあるのか)探検と恐怖と緊張感のなか、女の子と仲良くなったり逆に死んでしまったりってのはほとんど見かけないし、展開次第で様々なエロ(陵辱 or 純愛)に転ぶことも…というのは無二の魅力だと思う。

女の子(男の子も)を任意に選択してパーティーを組み、それ次第でその後の会話や展開? も変わる、途中で選択肢やベッドでいちゃいちゃして恋愛度を上げる…とかの"組み合わせ"の愉しみは、何周もするだけの魅力、ワクワク感がありそうだなと…。
(たぶん洋館の真相とかも、別の視点から色々見てみて分かる感じ…?)

しかも
・BLモードでは男からも寝取れる
・別カップルの休憩中に覗き見れる
まであるという幅広さ。これはロマンですね…。(ここが一番苦労したんだろうな…)
軽く組み合わせを試してチェックってタイプではないだろうし、丁寧に作られたゲームデザインの中を、何度もがっちり遊ぶ、遊ぶだけ楽しい…堂々たる作品かなと…。
(その意味で体験版くらいでは、まったく底が見えてないんでしょう)
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