Not Lonely Up! ~ヒップ・ステップ・ジャンプ~ (製品版)
全年齢のonly upライク! エモもあるよ、複数ルートもあるよ……! だが……(詰まった)
▲OPからちょっとエモ(たぶん”Not Lonely Up”のゆえん)
開始時の、さぁどうやって高さを稼いでやろう? みたいなワクワク感はほんとすごい
▲今作はチェックポイントがあるので、落ちてもすぐにリトライ出来るのだ!
▲新衣装スポット発見。てるてる坊主になっちゃった……
最近only up!ライクに異常執着する111を見かね、サークルさんがプレゼントして下さった作品。
作者さんは以前[ぼでぃぺいんと]を作られた方ですね……、この作品の「最後に至るギミック」には感動モノでした(そしてこの”ギミック感”は今作にも連なる大きな要素!……と言えるかも知れない…)
(残念ながら)全年齢枠となりますが、新コスを入手、着せ替え時の透け加減やら、見上げるとカメラが追随、思いっ切りパンツが見える(コスごとにパンツも違う)……ってな辺りに「何か」を感じつつ、only up!ライクな作品です。
今作、体験版でも明らかでしょうが、触ってみればジャンプの挙動がちゃんと気持ち良いものになってると思いますし、かなーり広いエリアがどこまでも、そして高く続き、また昇った先で下を眺めてみた時の壮観な感じ、転じて、届くか怪しい地点へのジャンプに踏み切った時の、あっ 危ない! と思わず尻の穴がキュッとなる感じもあり……。
でも今作は復帰ポイントが数多くあるから安心してリトライ出来るね、という優しさもあるし、詰まってると判断したら操作アドバイスUIがそっと出るとかには「さすが」なんてのも覚える。
あとそう、111がonly up!ライクに重視する「エモさ」もきちんとあります、しかもギミックを添えて。
……という事なんですが、正直に告白しますと、クリア出来ませんでした!!
▲466m地点
ネタバレになりますが一応プレイ1時間30分くらいで「いい感じ」の地点まで至れ、そこから一度地上に戻されて再度リトライ……が始まるんですが、そこからが分からない……(*多分ですが、"体験版は製品版の半分まで"と作品説明に記されてますが、そこまで進んだくらいじゃないかと思う……)
なんか地上466mの廃墟っぽい所から先に進む道が見付からなくてェ……なんかどのルートを行っても、最終的にここに来るし……。困難すぎてェ……
これでもその地点から1時間超くらい粘ったのですが……
ホントは製品版で詰まっちゃった感想はあんまり書くべきじゃなくて、何故かっていうと、それは詰まった最後の経験にだいぶ引っ張られるし、しかも最後に統括する視点も持てないからですね……。
でもまぁ、書かないよりはマシかなと思うので……。
▲エモもあるし
▲ちょっとだけ怖いゾーンもあるよ
▲最初の方。スクショが絵になるゲームだとも思う
でまぁ一番問題に感じたのは、「謎解き(=ギミック)に、かなりギリギリのジャンプアクションが付いてくること」かなと……。
本作、エモ要素の一環として要所要所でまっすぐには進めない、ちょっとした洞察と発見に基づく謎解き(ギミック)があるんですが、これだけなら楽しいし、先に進みたいと思わせる要素で宜しいんですが、
「もしかしてこう……なのか?」と、まだそれが正解か分からない手探り段階で試した事に、更にジャンプ的にも結構難しい精度が要求されたりするんですね。
こうなると辛いですね……。
”今失敗したのは、自分の謎解きの答えが間違ってるからか? それともジャンプアクションで失敗したから落ちたのか?”に確証が持てなくなるので……。前者で間違ってるならどんなに頑張ってもジャンプが絶対成功しないだろうから、全然話が違って来る。
疑いを持ってアクションゲームをプレイし続けるのは結構キツイです……。
他にもそれを助長する(迷わせる)要素はあって、どうも昇るルートが複数あるらしいってこと(これは後に言及)、そしてonly up!の要とも言えるかもですが、「ジャンプした先で掴まる」ですね……。
どうしても3Dモデルの挙動上、割とオブジェクトにめりこみながらそこそこ強引に昇れちゃう事もあって、一方で、昇る時の膝頭にガッと当たって、えっ、そこで落ちるの!? みたいに面食らう事が発生する時も。
とりあえず昇れた(あるいは落ちた)……んだけど、これは……?
今起こった挙動はバグなのか、それともこれで「正解」なのか……、不信が残る。
……実は466m地点の真っ直ぐ上に延びてる梯子は見つけて、ただジャンプで昇って下さいと言わんばかりですが、ここにかなーり苦労するんですが、これは俺は「合ってる」んだろうか……?(若干めり込みながら斜めに互い違いに跳ぶとそこそこ上手くいくけど、そもそもその昇り方に納得できない……だって梯子だもん…)
何か作者さんのデザイン通りに進めてないのかも。これでいいのか? という感じが常にあってスッキリせず……
▲実はボス戦もあるぞ……!
思い返せば、そこそこ区切りぽい所までは進めた訳ですが、その道程で抱いていた感触を振り返っても、
グラフィック的に新しく広がる光景は楽しんでたんですが……何か常に必死さがあって……、いやそれはonly up!では当然なのかも知れないけど……。
なんというか、ゲーム側が用意した楽しさにハマってないなあ、という感じはありました。
途中、幾つかのルートがあるらしいですが……結局辿り着くのは同じ場所じゃん、こちとら落ちたくないし、見回わたす余裕も無い、だから一番目に付いた所を行くに決まってる、故に「選択の楽しさ」も覚えようが無い……とか。
▲初めの方を別ルートで昇ってみる。こんな所からもいけたのか……!?
▲花嫁衣装の純白パンツはえっちなのだが……
逆に2周めはなかなか楽しめた、という実感がありました。(いや2周目じゃないんだけど、一度地表に戻されて再度上がるので)
どうせなら同じ道を昇ってもつまんないんで、噂に聞く別ルートを行ってみるか……と探したら、いや、こっからあそこに行けるの、ここ行けるけど大丈夫? とやっても、ちゃんとチェックポイントが作ってあるわ……と感心。(ただ結局至る先は同じみたいなので、なんとなく”無理して変わったルートを行ってる”感は否めない……かな)
謎(ギミック)は既に分かってるからそこで詰まる事も無いし、中ボスみたいのも、ぶっちゃけ1回目は強引に昇って倒しちゃったんだけど、2回目たる今回は落ち着いたらスイスイ登れて、「ああ、これが作者さんの想定したルートだったのか」みたいに晴れる気持ちも。
これは……、いっそのこと、グラフィック的にも[ミラーズエッジ]みたいに超分かり易く進む道が色分けされてたら良かったのになと思う位だったんですが、それはそもそも根本的に話が違って来るか……。
……で、only up!のゲーム性を考えるんですが、まぁそもそも壺おじからの流れみたいな、まぁやり直し上等・心折れて正当みたいなゲームだから……と言われればそうなんですが、それでもこの詰まり方は少し違う気がするし、プレイヤーの私としても「難しいけど、それでも最終的にはクリア出来るでしょう」とどこか甘く見積もってた所があった、というか。
(*ひょっとしたら本作はそういう高火力難易度の原作をよりエモく、ギミック重視に倒した内容……と言えるのかも知れないけど、悲しいかな、元ネタを遊んだ事ないから比較できない……!)
▲ワープスポット。発見の驚きは加速するが、下に降りて見付ける時もあって、「上に昇るだけ」というルールの否定でもあり、割と迷いにも繋がるのが玉に瑕……?
……そう考えると(他ゲームの話になっちゃいますが)R18onlyup!ライクである[Her Body Climber]が「ジャンプ」要素以外に「登攀する(climb)」をメインとして採り入れてたのはかなり凄くて、「納得のいかなさ」をだいぶ軽減できる配慮だったんだなぁ、と……。
なんかネタ的に舐めて掛かってたけど、やっぱ凄かったんだな……と、対照的に知った気分。
(あとこれも同ゲームから学んだ事になりますが……、今作(Not Lonely Up!)でも恐らく「どこで詰まったか」の情報共有&攻略がけっこう重要になるなと思って、その為にチェックポイントごとに名前表示があると割と人に教えやすいのかな……と思いました。
ダークソウルじゃないけど、他のプレイヤーがどうプレイしたかの残像がちょっと見える、とかでも良いかも知れませんが……(別ルートの示唆としては)
まぁこれはオンライン機能が要るし、プレイ人口が多くないと有効に機能しませんね……。
あるいは、図鑑みたく回収したチェックポイント集があれば、(空欄から? まだ訪れてない場所をモザイク状に表示したりして?)なんらかのヒントに出来たのかなとか……)
この作品のゲーム実況はここでしてます:


















































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