レトリアの大冒険 (体験版)

RPG,R18遊べる

レトリアの大冒険
レトリアの大冒険[しかくとさんかく]

令和8年に発売だけど、「クラシックなエロRPGぽい」作風

サークルさんの過去作となんとなくの絵柄、そしてツクールVXAce製というツールで確信したのだが、「あぁこれは”同人キャリアが長い人が、初めてツクールでRPGを作った時の丁寧で良作なやつ”」だ……! っと。
他を挙げるならそうね、(その後も作品割と出されてたりしてアレですが、イメージ的に)[黒麗のレイナ]とか[うちの牧場は300エーカー!]とか[Lamento Eroico-○リ巨乳と俺の精子で美少女たちを救え!-]とか[堕落の淫蕩吸血鬼]とか[ビキニアーマー エクスプローラーズ]とかの感じがあるかな……?)
ゲーム制作的にはそこまで慣れていないはずだが、”昔のゲームはこうだった”みたいなこだわり、こういうの作ってみたかってん、が感じられるのだ。
(そういえば、信じられるだろうか? 初めてツクールMVが出た時、「こっちの方が手触りが良いから(実際それも分かる)」という理由で、ツクールVXAceを選び続けるクリエイターも居たのだ……)

平たく言えば本作はクラシックな面白さを誇っている。
そこは確かに言えて、だからオススメとも言えるのだけど、でも最近のエロRPGに慣れた人には少し参っちゃう所もあるかも知れない。
なのでその差異を探る所から述べたい。
(まるでそれは、これまでのエロRPGの変遷を汲み取れるような話でもあり……)

エロ箇所。エロトラップにセクハラNPCと取引売春、戦闘中エロ。
長いダンジョンの旅を彩るエロたち

今作のRPGとしてのコンセプトは恐らく『一つの長い旅のように、一続きのダンジョンを潜っていく女主人公RPG体験』であって、それに附する形でエロ箇所も存在。

つまりダンジョンを歩けば、触手やら落とし穴でちょこっとえろい事になるエロ罠が。
あるいは戦闘中、敵の攻撃により、”L値”が高まってしまうと戦闘中であろうと絶頂! 剣をも取り落とし、おしっこをだだ漏らしてしまうのだ!(見た目の派手さから、ここがウリの一つかな?)
たまたま敵がそれ以上しない、大人しい奴ならばそのまま敵前で自慰に耽ってしまうし、モンスターの中にはエロ攻撃をしてくる敵もいて、もし相手がそうだった場合、物欲しそうにぷりん♡ としたお尻を向けてしまい、植物型なら触手が絡み、ゴブリンなら犯されるのを待つ事に……。
そしてHP0になるとそのまま敗北エロへ。

一方でダンジョン内では人型のエロもあって、こちらは無差別セクハラマンというか、洞窟の暗所に潜んでおり、お尻や胸をタッチしては逃げていく変態タイプが一つ。(どうもHステータスというか、開発された部位によって反応も変わっていくらしいが……)
もう一つは、もうちっとネームドというか、「取引」を持ちかけてくる冒険者タイプ。
すなわちこの先にある”お宝”はもう俺が抑えちまったけど、お嬢ちゃん、これが欲しいんじゃねえのかい……? ぐへへえ……という感じ。

体験版で見えたのは、主にこの4箇所。
なにより、広くて長い洞窟の旅を彩るものと言えるかも。
RPG的にも「体力は寝れば全快するけど、L値の回復は困難」という仕様周りで、まぁ進んでいれば自然と戦闘中エロは起き、度々絶頂する事になるでしょう……という風に設計されてるかなと。

現代のエロRPGとのタッチの違い——それは”それからどうした”感だった!?

さてそうしたエロを体験版で見てみて、『昔と最近のエロRPGの風潮の違いは、”それからどうした”の有無』なのかも、と思った。
正確にはそれに基づくテンポの違い。(今作、昔ぽいツクール作品として割と会話にウェイトが入ったりする。決定キーで処理早送りにする……のは残念、ツクMVからの機能なのだ)
あと周辺環境周り……もあるかな。(今作ツクVXAceだが、久しぶりにプレイして”こんなに解像度ちっさかったけ(640×480)”ってなったな…) 

”それからどうした”と言うと分かりにくいが、つまり「エロ要素が次のエロ要素に繋がっていく」ってこと。

確かに今作も、敵のエロ攻撃→LP値限界超えで絶頂→更に敵の犯し、あと敗北エロも……という流れを書くとエロ要素がチェインしてるように見えるけど、
何というかな、ツクールの処理として、エロ攻撃の始まり自体は、敵サイドにターンが回った最初に発動、主人公が触手でギチギチ締められたりする(立ち絵は変わるけど、特に行動に制約が掛かるわけではないっぽい)…という類いのもの。

……現代的なタッチだとここは「エロ攻撃(敵が個別に行ってくる)」→「もがく or 全力でもがく or 休む」みたいな拘束脱出フェーズへと入りそうだなと……。
(現代的なエロ箇所は、エロ要素のチェインを生み出すためにだんだんと開発されていった、とも言える?)

最もそれを感じたのは敗北エロですよ。ただそれ自体は良いんです。
タッチの違いを感じたのはその後の描写。

異種姦なため、ヒロインがズタボロに性被害を受けたような事後絵が表示され、大変だ大変だと冒険者のキャンプへと運ばれ、治療を受けて冒険を再開する……なんて流れが挟まれるんですが、体験版で見た限り、その際に必ずと言っていいほど、兵士「膣内の精液は僕が掻き出してあげたよ!」みたいな声掛けをされるんですね。
実際、気絶してる間にそんなコトをやられてるのを匂わせる描写も入るのですが、でも暗転のままメッセージが少し出て終わり、というシークエンスらしく。
これだけ垂涎のシチュ、現代的なモノならきっちりと”それからどうした”って訳で、ここにも1エッチ入れたんじゃなかろうかなと……(今作も無いのが不自然なくらいなので、何か条件満たせば見えるようになるんだろうか?)

エロ要素のチェインと言って、代名詞的に浮かぶエロステータスはさすがにあるものの(エロRPG黎明期の頃はこれが無かった物も多かったのだ……、変遷だ)
こんにちの目線から綴られるその値はやや大人しめ、例えばエロい感じの「状態異常」にまつわる表示は無し。
現在はほら……エロは立ち絵でも良いから、とにかく状態異常を! それからアレコレどーなっちゃうかが大事だ! っていうエロ要素のチェイン(常時シコ)を重視してる所があるじゃない……。

セリフとしてはさんざん犯された後、「モンスターでも孕まされかねない」みたいな当然の危惧を口にする場面もあるのだけど、でも妊娠状態とかは無いみたいなのよね(*サンプル画像、エロステ、タグから判断)
現代的なエロRPGだったら中出し→妊娠はまぁデフォで抑えがちだよなぁ、と……。

逆に、全体にエロシーンのテンションを決めてくるものとして、今作は(クラッシックらしく)割とウェイトが多め、一つ一つのエロをしっかり見せるぞ、という姿勢がある事を分かって臨むと良さそう。

ただ、昔のエロRPGぽいのが悪いかと言えばそうでも無いんだよな
一つ一つのエロがしっかり見れる、という事でもある 異種姦と対人の描き分けは見事だ……。

ただクラシックが悪いかと言うとそうでもなく、骨が入っているとも言える。
言ってしまえば、全体に『冒険を進めたら画面一杯にエロ絵が出て来ることのエロさ』、その至福、があったんだなあ…。

実際、エロ罠で転んだヒロインが衣装食い込んだお尻を画面全開に晒したり(普段からちょっと歩いただけでマンモロしそうな、痴女みたいなスリング衣装を冒険者の服だと思ってるお嬢様なので……)
あと殊に敗北エロでは異種姦ですよとばかり、お○んこに何本もの細い触手を入れられて絶頂、お、そろそろエロも終わりかなと思ったら、可愛らしい顔さえも包まれて丸呑み、その中でアヘ顔でイカされるトドメへ……というのは、”次の要素、次の要素へ”と急ぐ現代の風潮ではかえって無い、一つのシーンをしっかりと描き切る、クラシックならではのエロさを感じた。

あと戦闘絡みの異種姦と、話し掛けてから始まる対人関係のエロをしっかり描き分けてるのもさすがのキャリアという感じで、
異種は言葉も通じぬ相手の勢い、すなわちズタボロなのだけども、対人となると卑劣、初めは下手に出てたのに取引に応じたとたん居丈高に性的要求を重ねて来る、ねちっこい男たちのセリフ回しが良い感じ。(これも”一つ一つを重めに運ぶ”メリットか)

余談だけど、この対人エロ、主人公の恰好的にもこぼれそうなお乳・お尻に目が行きそうだけど、実際はここでいぶし銀的にエロいのは”フェラ”じゃないかなという位で……。
元々キャラ的に明るいお嬢様だから”そんな事されそうにない子”って雰囲気醸してるのに(痴女みたいな恰好も天然だから、という……)
ところがダンジョンで罠に嵌まって身動き出来なくなるや、潜んでた男が飛び出して来て、”ちょっとお口借りるよ!”感覚でちんぽを突っ込んでイラマ開始。
あるいは取引に応じ、いざフェラへとなった途端に「絡めるようにおチンポを舐め回すんだ。まずは亀頭の間のチンカス掃除っ」「吐いちゃいかんよ、吐いちゃ。礼儀がなっとらん。」「女冒険者と言ったら性処理も超一流じゃなきゃいかんぞ」みたいな、逆らえないのを良い事に、上下関係を分からせる様な言葉を浴びせまくり、なじってくる冒険者……。

RPGの手触り部分はまさにクラシックな楽しさ

また、クラシックさはRPG部分にも色濃く残っている。
分かり易いのは”手触り”に尽きるかな(これが一番言いたいし、楽しい所でもある。まぁ言わなくても分かる人には分かるし、言っても分からない人には伝わらないで、説明が難しいんですが……)

例えばダンジョンへ入る前の初級者的なアスレチックコース。
草原みたいな1マスに入ると、ガサッと音が。(これは……ツクールVX系のマニアな奥義、”地形IDに応じて足音を変える”だ……!)
敵にやられちゃって敗北エロ……に突入する前に、歩行グラがその場でくるくるくると回った後にばたん、と倒れるちょっと芸コマ演出。こういうの、ツクMVの規格でやってもそんなにサマにならないし、実際に減ったよね…

ダンジョン奥の診療所で斧みたいのが置いてあるので、何だろうと調べたら「腐った手足とか切り落とす時とかに使うんだろうなあ」みたいに主人公が呟いてヒエーみたいな顔をする……『調べるとメッセージが返って来るオブジェクトの多さ』とかねえ……。(割と最近のエロRPGは、街に軒並みはあれど入れなかったり、モブとかも影になってて話せない、最小限ってのはありますね……。どちらが悪いって話じゃないんですが)
キャンプ場で飯食ってるNPCに話し掛けるとき(ヒロイン「おかゆって何だろう……」と、事前にさりげなく主人公のお嬢様属性を強調するのも技術のうち
正面から話し掛けると「土足で皿に立つとか信じられねーよ」とセリフが変化するの、気付いた? 違っ…お嬢様だから! 普段はそんな事してないけど……RPGってそういうものだと思うじゃんかあ!
めちゃくちゃ細かいし多分どうでもいいんだろうけど、楽しんで作ってるのが伝わってくるね……。

通りすがりに胸とか揉んでくるセクハラ男をダンジョンで追い掛け回し、追い詰める事に成功、めちゃくちゃ説教した後に流れるBGMが、ツクールVXAceのデフォルトでゲームオーバーの時のじゃねえか、みたいなちょっとニヤリとさせられるメタネタ? そんな雰囲気出してもダメだよ……セクハラしてんだから…。

その手触りはゲーム性にも活きて、通常のRPGでも分岐路のどっちに行くか、くらいはあるけど、今作は道が分岐した先に、更に分岐があるからね…。
とりあえずその中の一つを進んでるけど、頭の中ではええっと……ここがダメだったら次はあそこ、でもあそこもあるし……みたいな、3箇所くらい留意してるポイントがある、(自然で)長大なダンジョン構造。
これこれ。このRPG攻略感覚。

しかもそこに「(割と伝統的なギミックではあるけども)細かく分かれた階段や穴ぐらがワープゾーン的にあちこち繋がってて、何度も試さないと正解が分からない」までやって来るし。
ところどころ、もう行けないかと思った崖の先に立つと、ジャンプ! 向こう岸へ! という事もあったりね。
キーアイテムを抱える冒険者は棘罠だらけの向こうに居るのが見えて、自然と正解の道を探すのだ、って事に誘導されますし。(実は岩陰を歩ける事に気付かないと辿り着けない)
そもそもここなんか売春の打診を断ったら、よしタイマンの戦闘かと構えてたら、ちょっとしたミニゲームで勝負って展開だし。(……これエロRPGなんで、”エロが無い方”にこだわってみせるのって、そこそこ非効率なんですけどね……)

そうした冒険の果て、宝物を宝箱から発見した時の、(ゼルダみたいに)意気揚々と掲げるドット一幕!
…そしてそれを、キャンプ場の博物館みたいな所に寄贈するとちゃんと飾られて、しかもそれが5つになると新しい施設がオープンするらしい? とかいう、やり込みをそそる手触り!

そういう楽しさがあるRPGなんだよなあ、これがクラシック、俺の目に狂いは無かった、と思いました。

楽しいんだけども、同じ調子でダラダラ続く……か?(アップテンポ的なストーリーの昨今に対し)

ただあえて言うなら、作り込んであるとはいえ長大な洞窟をずっと行く事になるであろう都合上、「(面白いと言えばずっと面白いんだけど)同じ調子のまま続く」テンポであるとも言え、「もっとメリハリ的な、物語の凹凸が欲しい」みたいな気持ちも湧いた。
(まぁこれも現代風のエロRPG的な欲求と言えるかも知れない……。例えば今作はプレイ2時間でダンジョンのギミックは山盛りな一方、”物語的には一切進展が無い”ので……。
現代はキャラとか物語的な展開が無いと落ち着かないようにされてしまっている、というか)

それで言うと、ヒロインのお嬢様がOPで、冒険者のスリルを味わいたい!! 旨を叫んで飛び出すんですが、「最終的にどうなれば終わりか?」という大目標が示されてないのが、プレイしながら牽引力の薄さとして気になったかな……。

もう一つはプレイしながら危うく感じたというか、まぁ実際自分もそうなったんですけども、普通にダンジョンは広いし分岐あるし、おまけにキーアイテムを持ってるNPCに辿り着く前に、”気付かないと詰まりそうな”箇所が体験版でさえ2つあったという事で、これ、見落としとかで割と詰まりそうだなと……。
(脇道はギミック・分岐路何でもござれで良いと思うんですが、重要アイテム持ってる人には平易に行けるようにした方が良いような……)

でまぁ悪い予感的中というか、体験版2時間プレイしたのですが……赤い玉を二つ手に入れ、あとは他の冒険者も見付けられなかったという、更なる奥地に進む為の封印を解くんや……って所で、詰まってしまいました!!
お嬢様がどうしたいか、明確に言ってくれないから……、やる事が絞れないんだ…!(単純にダンジョンのまだ行ける所を見逃してるのかも知れん)
人の心配してる場合じゃなかった……、俺がそれに捕まってしまった。

まぁここもゲーセンのドルアーガの塔じゃないけど(古すぎる)、ゲームとは、詰まったらある程度人に聞いたり、攻略情報を参照するものだ、道を全て分かり易く示してあげるなんて退屈だよ、という古のゲーム思想なのかも知れません……(作者さんのci-enの攻略記事?


体験版は2時間までプレイ。まだまだ続きそうでしたねえ……

この作品のゲーム実況はここでしてます:

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