人造怪人19号 (体験版)
研究所に収容された女性型の怪異が脱出を目指す。"SCP的な設定臭わせ"がたまらないニクい一作
このサークルさんはオトコノコが気になる、まぁ自分の好きな要素ってのが毎度詰まってるから気になるんだ……。
ってわけで今回は(その名称こそ出してないものの)SCPを題材にしたアクションですね。
▲インフォグラフィック風で、ヒロイン=SCPの生態を報告
不可思議な化け物たちを収容している実験所、仮称「19号」は女性のような見た目をした人型であり、当初は「視線があった生物を強制的に発情させ、性交に誘う」生態だと思われていた……
試しに、他の実験生物(8号)と性交させるまでは……。
だが驚くなかれ、性交を終えた8号の姿が跡形も無く消えたのだ!
19号の本当の能力とは、性交した相手を「捕食」する事ではないのか……。
とまぁ、こんな報告をインフォグラフィックみたいな形式で描写するOP感からして、ツボを掴んでくれています。
▲だが同じ頃、彼女はもう脱出する力を得ていて……。
同時刻、性交と捕食を終えた19号には元々8号が持っていた能力、パイロキネシスが芽生えていた……
これは実験体19号が囚われたSPCたちと次々と性交、能力を吸収しながら、研究所からの脱出を目指す物語。
まずはオリジンの能力=強制発情でもって、見張りの兵士に厳重なシェルターを開けさせ……と始まります。
真のトップダウンビュー形式(表情が見えず、つむじが見える)
▲真のトップダウンビューで研究所を練り歩いていく
今作は『アクション』と述べましたが、ここのスタイルも良いんですね。
まぁゲーム的にはツクールの見下ろしACTに分類されそうですが、でもグラフィック的に少し違う。
実は日本で言われる見下ろしACTって、純然な意味では”見下ろし”じゃない。
どのゲームもキャラの顔(表情)が見えるんで、15°くらい傾いてる感じなんですね。
でもここではまさに海外のトップダウンビューのビジュアル、”つむじ”が見える視点となっております。
(GTA1~2とかもそうでしたが、実はこのジャンル、海外にマニアな愛好者がいる印象……)
まぁ見た目に多少味があろうと結局ツクール製、まぁやる事は変わらないでしょ、仕様に限界はあるよね……と(自分も触る前は)思ってましたが、そこで工夫を凝らしてるのも美しい。
▲敵は銃なので射線に立たなければ撃てないが、こちらはパイロキネシス。クリックで障害物無視で燃やせるのだ
実験体19号の前に立ちはだかる研究員たちは全員銃で武装しており、射線に入れば撃ってきますが、一方、パイロキネシス(自然発火能力)を持つ彼女は「(基本、壁とか関係無く)クリックするだけ」で、燃やし散らす事が可能なのだ。
この、敵側は人数と射線 vs プレイヤー側はどこでも画面上クリックみたいな構造、ちょっとメタ的な感触もあったりしつつ、それがSCPとしての風情を演出してるのも良いじゃないか、と感心…。
他のSCPとの出会いも。性交で能力を吸収していく……
▲他のSCPとの出会い…
そしてモチロン脱出を続けるうち、他の捕まっているSCPとの交流もあり。
目という器官が存在しない? 代わりに精神感応で心を読み取り、19号を助けようとする存在。
▲スライム的なSCPと性交(捕食)して、形状変化が可能に。
とりあえずぐるぐる転がりながら素早く移動するのみですが…
スライム的なSCPを捕食すると、新しいスキルも可能に……。
ずばり「(元の骨格とか関係無く)形をグニャグニャと変えられる」なんですが、絵としては表示されないものの、美女の顔がグニャってなってたりするんだろうな……とか想像すると面白い。
ゲーム始めて最初に獲得するスキルがコレってのも、なんとも味があるなと…。
(低価格故に体験版は短く、体験版範囲ではゴロゴロ転がって速く移動するだけ……に見えちゃいますが、この能力を使ってダクトとかに侵入する場面とかもあるのでしょうか? むしろ他の人体に潜んで脱出とかの方がよりSCPぽいか…?)
体験版はプレイ10分。
SPCとのエロは6シーン中3らしい?
毎回思いますが、惹かれる要素が多いだけに価格が安すぎなのが惜しい……(もっとボリュームを…)
ただまぁ、じょじょにファンが増えてる気配もある? どうかな…
実は19号の設定、[オブジェクトコントロール <Object Control> 謎の隔離施設に収容された存在(Object)から犯され出産し脱出を図るサバイバルアドベンチャー]と割と(設定)被るんですが、ここまで異なる物になるか、みたいなテイストの違いも面白く。
・この作品のゲーム実況はここでしてます
サークルさん過去作:
[バレットハード]
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