潜入!疑惑の洗脳SEXカルト宗教 (体験版)
SEXカルト教団潜入アドベンチャー(ガチ)
これはっ! ネタがヤバ過ぎてすぐに作品を消してしまうサークルさんの最新作じゃないですか…!
前作ゲーム、[若いツバメを買う女]では「先進国の富裕層の女性による、東南アジアの男児買春セックスツーリズム」を告発しておりました…。
少年たちはまだ一桁台の年齢なのに、セックスに耐えられる肉体にする為、おかしな成長剤を打たれ、譫言のようにチンチン気持ち良くなりたい……とぶつぶつ呟いている、そしてそんな男児たちを複数人侍らせ、ご満悦の糞デブの女……そんな安宿の一室を見ていくというカメラゲーの様なものでしたが、まさに心胆寒からしめるモノがありました(既に発売停止)
そんなサークルさんの最新作は……SEXカルト教団潜入! という、もうヤバイ気配しかしない一作。
一応ツクール製のエロRPGとかで女主人公の教団潜入シチュってのも無くは無いんですが……、こちらは「ヤバネタ」の濃度が違う。
ガチです。
(そしてそれが露悪的なネタではなく、もっと深く煮詰められている、それを感じられる体験なのが凄い訳ですよ……)
教団内で情報を嗅ぎ回る調査パートと、その後怪しい場所へ潜入するステルスパート
▲OP。過去映像なのでちょっとドット風(画質落とし)とかもちょっち気が利いてる
主人公は喰いあぶれたフリージャナリスト。
仕方ないので、リスクはあるが最近疑惑の目を向けられているカルト教団に潜入する事に……。
潜入一ヶ月後、やっと追っていた現役大臣が施設を訪れた事で、遂にチャンス到来!
まずはスマホを手に取り戻し、SEX教団の実態と、そしてVIPルームの決定的な瞬間を捉え、更に脱出を成し遂げよ……と”ステルスアクション”を謳っております。
▲修行の間で目覚め、いざ聞き取り調査へ……。ちなみに任意にトップダウンビューとも切り替えられます
▲7時過ぎたらステルスパート。捕まると残り時間をゴリゴリ削られるので、エロ本を撒いて敵を足止めすべし
ただしプレイしてけっこう意外だったのは、今回はどちらかと言うと、たっぷりと内容が作られたADV部分も強めですね。
パートが2つあり、就寝前のまだ平穏な時間帯に色々な場所で聞き込み、情報を集め、アイテムを入手していく。
準備が整ったら、就寝後、警備の信者たちを潜り抜け、性の饗宴が行われてるとおぼしき場所を目指すのだ……
教団は全8階の建物。(ただし探索パートで主要なのは、半分の4階分くらいかな…?)
しかも一階層につきざっくり5時と6時では起きるイベントが変わってくるので、たっぷりと聞き込み、調べ、探索していく事になります。
正直一回ではクリアできず、何周もチャレンジするでしょう。
(周回すれば前に取ったアイテム・フラグは残る。この周回解きADVの感じも悪くないですよ)
ガチなネタの数々
▲教祖をトップとしたピラミッド構造。厚生大臣や財務大臣という呼称……なにもいうまい
▲これは、修行の間の壁に架かっている絵です
そうして浮かび上がる本質は、”その過程でじわじわと浸透していく、カルト教団のやばさ(またそれに浸ること)”がメインかな、とも。
OPからまぁもう教団の主要人物が「防衛大臣」「厚生大臣」と呼ばれ、トドメに教祖はピンクの服を纏った、空中浮遊しそうなヒゲもじゃ…
という時点で、「何か」が行われますが、こんなのはジャブ。
▲探索パートで色んなイベントと出会う。セミナー、税務署の立ち入り調査、出家ワーク……。
全部埋める必要は無いかもだけど、タスクリストは時間帯ごとに相当ありますよ
▲脱会しようとして捕まった人は……。「処女膜フェラ」というパワーワードも飛び出した(あと女性の目つきの妖しさがグー)
あちこち施設内を渡り歩くうち、SEX教団が新興企業の新人教育セミナーに食い込んでおり、そのままストレートに入信者の獲得に成功しているのだなとか、
税務署のマルサが二人、教団を訪れているようだけどその顛末は……とか、
教団内でも、脱会を考えてる者がいるので手助けしてやると(イベント進行)、結局捕まってて、その後…とか(「処女膜フェラしてあげる♡」との堕としセリフが相当に独特、サークルさん色)
このカルト教団に関わる、色んな角度の人々を群像劇的に眺めていく事になるという。
そしてシナリオが上手いなぁと思ったのは、プレイヤーとしても初めはそうやって、やがてエロな光景を拝むんだろうな……くらいに構えてるんですが、その先には想像以上の展開が待ち構えており、そのエグさでもって、シナリオ的な満足感として機能していること。
ネタ的に過激さを期待する向きがあると思うんですが、その期待を遙かに超え、「オチ」として機能させる。
これは相当な周到さをも感じました。
▲地下二階に踏み入るとそこには直球の牢屋が……。公安の人も捕まっていた
▲「厚生大臣」の控える医務室。しごきを受けてうめく人々……これだけでも過酷ですが、その奥にある光景は…
地下2Fにまで行くと思いきり牢屋があり、何やらレイプビデオの撮影などもしていると分かる(セリフ「コンテンツマーケットで売るか?」とのこと、FC2か?)
そして同じくそこで捕まっていた公安関係者に、鍵を持って来てくれと頼まれる……
この時点では、公安まで拘束したら完全に国家の敵だろ、くらいに内心突っ込んでたんですが、
”厚生大臣”の医者が常勤している医務室に立ち入れるようになると、仕置きによって骨が折られたのだろう、うめく人々。
(体験版では入れないものの)その先に少しだけ見えるのは、全身包帯でぐるぐる巻きにされた女性たち。
その名も「実験室」という、何か絶対深い意味を含んだ部屋……
(後々、信者に性のご褒美を与えている女性から「不妊手術してるから」とか、逆に「妊娠ワークしてみよ♪」とかいった言葉も聞こえますが…)
「ヤバイものに立ち入ってる」感覚
▲持ち出されるガスマスク……(という情報を盗み聞く)
そして盗み聞いた会話の内容から察するに、殆ど麻薬成分であろうセックスドラッグの製造に、持ち出されるガスマスク……
体験版でもプレイ2時間掛かったずっしりした内容ですが、一体この先に何が待っているんだ、とつい先を先をと知りたくなる。
製品版では、この時点で「覚悟」を決めただろうプレイヤーの更に上を行くSEX宗教体験が……?(この発想が作者さんの突き抜けた所です)
何かR18作品であり、セックスカルト教団である以上、なんというか、ある種女性はセーフ感ある……というか、一線あると思ったのですが、エロ作品であるという”色”の下に、当たり前にドラッグ、そして暴力をも隠し持っていた、という。
考えてみれば当然なのですが、その塩梅にまさにゾッとする感じを覚えました。
これがジャーナリストの仕事や…
理論的には別にツクールの2D見下ろしでも出来るのですが、この「ヤバさ」に遭遇している感じ、立ち入ってる感じ、
その光景が実際にあるのだ、というのはまさに3Dの臨場感ならではでしょう……
本質的には3Dでのヤバいシナリオ体験、その光景、なのだと思います。
実験室、不妊手術、妊娠ワーク、非合法セックスドラッグ、人間の浄化……
▲かなりの苦労のすえ、いよいよカウンセリングルームへ突入! そこで成されていた会話は……。
そして体験版最後。
ようやっと入場チケットを手に入れ、5階のカウンセリングルームへ……(6階から上は更なるVIPルーム)
私的にはそこで行われる性での懐柔よりも、そこで語られる言葉・ロジックに震えました。
語れる言葉は『人間浄化』、そしてそれを祝福する女性たち。
察するに、人間浄化は邪魔な弁護士の粛正であり、恐らく背後に違法薬物がある事からも、意思判断を失わせた状態で殺人を経験させ、異常SEXでの称賛を与える。
このSEXはイニシエーションで、さぞ教団に忠実な「優秀な戦士」が生まれるだろう、というロジック。
(現実の)数多あるテロ組織の事を思い浮かべ、なにより説得力にヤバい、ヤバい……エロゲかと思ったらこういうヤバさか、と。
ぶっちゃけまぁオウムが下敷きとなっているんですが、それがゲームとしてはよくある”茶化し”ではなく、これ程までにSEX教団として落とし込んでいるのは凄い、の一言。
逆にここまでやったからこそ、ジャーナリストというプレイに迫真性が出て来るとも言える…?
決定的現場を主観視点で撮れ! 3Dならではの臨場感、淫靡さ極まる回想も
▲怪しい箇所は主観視点撮影で証拠を収めろ!
▲主観視点。思わぬ所で発見があったり。
あと教団のアイドルとかを撮影しても良いです(恐らくこの後の時間帯で別の接待を……でしょうが)
またゲームとしては、見張り信者の視界から隠れながら進むステルスアクションなんてのがありますが、
ある程度進むと、決定的現場に出くわした時には主観視点に切り替え撮影するのだ、という追加のゲーム性が。
3Dの利点を活かした仕組みを解放していくのも頷けました。
実はゲームパートもプレイに耐え得るだけ用意してますぞ、と。
(あと別に重要スポットでも無いですが、寝ている一般信者を主観視点でズームで見てみたら、ヘッドギアを着けている、とかにニヤリとする訳ですなあ…)
▲回想でムービー確認! 四視点、様々なフィルタ効果で淫靡さ際立つ
また過去作全てで”淫靡な雰囲気”をいかに出すかを重視して来たサークルさんですが、
今作では、撮影した証拠写真を回想で確認するとムービーが再生される、といった仕組みが。
(主観視点で決定的現場の写真を撮る→回想ではなぜかムービーが解放される)
ちゃんと実用的にシコりやすい物になるって寸法ですが、
ここもオプションで「4カメラにして様々な角度を敷き詰めるように、一度に鑑賞」+「ムービーをまとめて指定、撮り溜めた映像を一気に観る」などが可能。
男のうわごとの様な、低倍速化した唸る声は相変わらず薬物の存在を漂わせ、淫乱に誘惑する女性たちの声があり、
これらがランダムに再生されるようで、幻魔のような空間を作り出す……とね。
(モデル的にはVRoidだと思うんですが、いかにも妖しい、いやらしい目つきをした女性たちの3Dモデルもなかなかナイスだと思います)
体験版はプレイ2時間。
才能開花感(というか広く世間に認知感)はあるけども、まぁステルスアクションの部分がちょこちょこストレス溜まる、フラグ立て箇所もけっこー覚えておかなきゃならないんで、☆評価が低くなる要素を満たしてるのも分かるかな……(”だからこそ”の重みってのもあるんだけど、まぁ多数の評価が重なると反映されにくい)
・この作品のゲーム実況はここでしてます
サークルさん過去作(漫画) 東南アジア系のとか宇宙人のとか、これより過去のは全部消されてしまっているのだ…:
[既婚者落としの女]
関連:
このじわじわ来る感じ、もしかしたら
[淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~]
と同じとさえ言えるんじゃないか、とすら思うのだ
自らそりど・しんいちと名乗ってレイプを繰り返す、
[R●PE GEAR そりど]
とかどうか(笑えて楽しめる作品ですけども)
RPGで宗教に潜入するやつ:
[博麗霊夢は洗脳済みのようです]
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