敗北エスケイプ! (製品版)

RPG,R18製品版の感想

敗北エスケイプ!
敗北エスケイプ![おいしいうどん]

最近のエロRPGは、短編の中で意趣を凝らすというか、かつての3分ゲーコンテストみたいな(通じるだろうか…)
練ったアイデアのものが見受けられます。
([魔法剣士アリサ]とか、[VALKYRIE PRODUCTION]など)
もちろんプレイ時間の長さというのも満足度の指針ではありますが、"時間を水増しする為の"意味の無い戦闘や、ぐるぐる迂回するダンジョンは勘弁願いたいところ。
さて本作も一周5分・超高難易度周回…という事らしく。さっそくやってみました。

仲間の女の子を犠牲にしても、生き延びろ


▲道を阻む敵を倒していく。物資は温存したいが、敵を倒してレベルアップも捨てがたい…。まあそんなシビアじゃないですが

超高難易度・周回という事で、敵の特徴を掴むべく何度もリトライ、弱点を突かないと進めない、あるいは節約に節約を重ねて移動…
みたいな、ある種パズル的なシビアさを想像してましたが、まぁ案外そうでもなく。
状態異常や敵の行動とかランダムで、まあ簡単ではないものの、何度か挑めば進めるようになると思う。

それより特徴的なのは、"女の子二人組みの片方がもしやられてしまっても、犠牲にして逃げる"という設定。
二人揃っての生還を目指すと、ちょっと片側に攻撃が集中しただけでもアウトになるので、なかなか手応えがあり、戦闘にも味があったかなと。
(実は片方を犠牲にしてからは、途端に敵が弱くなって生き残りやすくなるという…。この辺フェチズムが窺えますね)


▲ちなみにボス以外、同時に二人ともやられると単純にゲムオバ。犠牲の子、生き延びる子は出したいのだ…

そしてエロシチュとしても、絶望と諦めの中で犯される片方の子、後悔を抱きつつ生き残るもう片方の子…というのはなかなかソソるシチュな訳です。
敵は3種+ボス一体で、どちらの子が犠牲になるかで、それぞれエロシーンが分かれる。またエンディング後のエロとかもあり。
一通り慣れてからはむしろ、"かばう"とかのスキルで片方の子のダメージを調整、敗北エロの組み合わせを見るのがメイン…という感じの遊び方になりました。
(*この、短編で敗北エロに特化するという事と、"誰かを犠牲にして進む"というのは、なかなか新しい物を感じた。
“誰がどのモンスターにやられるか"だけじゃなく、"特定の状態異常を喰らって、負ける"みたいな条件の発展もありだろうし、凝り方の割にリソースも少なくて済む長所もあるし。
既存の長いシナリオの中の敗北エロだと、見逃しやすい・印象に残らない、おまけにツクールRTPの敵キャラを採用してる(ソイツに犯される)…ってな事もあったので…)

嗜好も良い感じの尖り方、ただもうちょいテキスト量が…

敗北エロは、絵的にも責め方的にもけっこう嗜好の尖り方が強調されてて、なかなかアリ。


▲なにげに壁尻で、尻に張り手は初めて見た…お遊びで犯すのを強調する良い差分

首絞められながら触手を出し入れされ、逝きそうになりながらイク、
でかいモンスターにオナホ代わりにされて、よだれを垂らして気絶、
ようやく一人だけ生還したかと思ったら、皆に責められて壁尻・肉便器に…という具合です。

ただテキスト自体はそんなに長くなく、"これから"って所で終わるのがやや残念。
首絞めなら、実際に窒息か絶頂するまで描写を続けて欲しい(片方の子で、どちらも無いまま終わった…)
オナホ代わりでは肝心の(腹ボコや)大量射精描写が無い、
触手責めにされて24時間後に場面転換、ぐったりとか言われても、その前に絶頂描写が複数回ないと、なかなか説得力が…とか。
“バッドエンドの後味を残してる"とも言えますが、やはりエロとしてはそういう直接的描写を拝ませてから、終わって欲しかったな、と…