アニメと厚塗り絵柄が世界で切り替わるADV、クイズで子育て、怪異が話す謎言語特定ADV 今週のまとめvol.580
今週のまとめ
今週書いた感想記事を直近から振り返っていく。
12/14（土）は、記事のあとがきみたいな所で書いた「セガサターンとかでこういう無かったけ」ですが、もっと言うとNHKであるね…
天才てれびくんである。
なぜか子役が演技した後にアニメ世界に飛び込んでおった。ジーンダイバー、恐竜惑星などである。
……などと昔語りしても、100人中90人くらいの人が「ほえ？（カードキャプター風に）」だと思うので、とどのつまり、「さっきまで萌え的な絵柄だった人が、異次元に行くや、実写風濃い絵柄になってる！」、これである。
そんなADVがあるんすよォ……。
記事中に曰わく
どう見ても手間は二倍掛かるし、片方で萌えてた人はもう片方をどう受け止めればいいのか混乱しそうですし、かなり大胆な内容なんですが
はまさにそうなんですが、それを指し、『殻の王国』と題したタイトルからして、何か深い意味がありそうなのも凄い。
（もっと言うと、前々作は[とある魔術で学園天国]だったりしてこう、コテコテのオタク作品みたいな所から、これが出て来たのも凄い）
そんな見た目だけでなく、他にも、俺のフィギュアが喋って動いてエッチ出来る！ というドリームな内容から、
濃い絵柄となる魔界では、挿入される前に何とかイカして事なきを得る、セックスバトル（かなり難しい）というR18ゲー雰囲気をも取り込んでたり。
だが恐らく体験版とか触って一番「持って」いかれるのは、カバラ思想に基づいたヘブライ語的終末感ではないかと……。
ちょっとスパイスで採用しましたとかならともかく、こちらは恐らく複数の資料を絶対読み込んでるな、くらいの文量でマジで蕩々と解説しますから…。
そしてゲーム中のやり取りはほぼフルボイス。だからこの舌と頭がこんがらがりそうな解説も、声優さんによる全アテレコ付き。
単純に「熱意」じゃ済まない、お金掛かりすぎだよぉ……
（今気付いたんですが、このボイス量が音質的にもしかして全部「宅録じゃない＝スタジオ収録？」って考えると、うわぁ……とんでもないナリィ…）
ただ考えてみれば、カバラとかもかつてエヴァから興味を持ち見知った人も居るのではないかと思われ、それにセックスバトル、フィギュア戦記的な内容はまさしくオタク的興味の収斂とさえ言えるかも知れぬ。
アニメ→濃い絵柄の変化もあれだ、もしかしたら本当にNHK的なオマージュなのかも知れないし…。
本当に世界観をぶつけたようなADVが、あったんですよォ…。
すみません、一回やり過ごしたと思ったらカバラの濃厚説明がまた始まりそうな気配だったんで、自分は体験版1時間、最後までやれてないんですが……。済みません……。
12/13（金）は、あんまり伝わってない気がする……。
作品的に要すれば、
「女の子かと見紛う、股間に小さいふぐりを備えた男の娘ニンジャが」
「ちっぱい丸出し、あそこを強調したボンデージみたいな恥ずかしい衣装の8人（！）のロリ看守たちに」
「責められる時は毎回、複数というマゾ責めをされつつ」
「脱出を考える」
という内容。
ただ今記事を見返すと、やはりビジュアル的な取り合わせを重視しがちで、そこはちょっと誤ったかな…。
つまり今作の体験版を触ってみて本当に驚いたのは、舐めてた所へ意外性のパンチというか、脱出に架かるゲーム性である。
関連で[カリンズ・プリズン KARRYN’S PRISON]挙げてますが、まぁあれ程ではないにしても……。
昼間の調教を耐え抜いて夜に脱出を試みる、
この昼調教が実は訓練的な意味を持ってたり、すぐには脱出を試みず他の房へ抜け出し、情報収集に消費アイテムをしこたま買ったり。
で、いざ本番の脱出の際もルート分岐が幾つも可視化されており、ここで前もって用意してた消費アイテムが役立つ！……なんて、かなり触っててお、おっ、となるんですね。
七面倒臭いことを考えず、もうド正面から突破するぜとか、慎重に鍛える＝調教を受け続けてたらどんどんクリアはラクになる筈だけど、最後の最後で……
とか、色々な分岐ENDがありそうなのも良いなと。
現在100DLに満たない作品なんですが、実はゲーム性にこだわりがあり、これだから同人マイナーゲーム部は辞められねぇぜ、といった感じ。
ただまぁ……市場を考えれば恐らく期待されてたのは（過去作が音声作品なので）「音声たっぷりめで、執拗に多人数ロリからM責めされる」内容だったんじゃないかなあ……とは。
調教受けてるうちに妙に女の子に親しみを覚えて仲良くなる、合法苛められSMの感じとかね、なんか特殊な距離感あって好きなんですが…。
（今見ると作品ページのサンプル画像は全てゲーム場面なんで、推したい所が違うのだと思う）
ゲームを作るぞとなった時に、いきなり子供の頃のゲーム体験が蘇って、本意気なものを作ってしまう時がある。
今までCG集を出されて来た作家さんが、初エロRPGでは妙に難しいものをリリースするとかね…。
色々と思い当たる節があるが……、必ずしもそれを否定すべきではない、”思わぬ才能”が本当に世を切り拓く時もあるのが、世の中単純では無いところなのだ
12/12（木）は毎週恒例のci-enまとめ。
https://super-game.net/archives/ci-en_talk170.html今号で170号め。つまり誰に頼まれるでもなく、作者さんたちのci-enを横断・俯瞰して分かった風な事を書く、なんてこの試みも、もう3年目となる訳で。前人未踏である
で最近いよいよ増えて来てますね、「健康」に関する話題が……。
実際どうかね？ クリエイター、あるいはプレイヤーの平均年齢は、もう上がるばっかなのだろうか？
コトがエロゲだけに、この年齢による老化ってのは、かなり早めに効果が観察されそう……。
最近売れてないなと思ったら、単純にちんこの勃ちに直結していた、なんてのは笑えない現実ではあるが…。
さすがに編集してて、1時間30分もあると気付いた時には動揺した（1時間30分喋れば、まぁ同じくらいその編集にも時間掛かるんですよ……）
ポッドキャストも心して聞くが良い。
12/11（水）は、[子育てクイズマイエンジェル]なんて、１１１ちゃんの博学さがまた出てしまいましたねえ…。
ゲームセンターの歴史を振り返る時に、例えばストⅡ＝対戦格闘ゲーであったり、最近では音ゲーとかも言われるだろうけど、細々と裏街道的に、クイズゲームのそれもあったのではないかと。
そこでは格ゲーキャラがなぜかクイズゲーに出場してたり、そしてクイズに答えていくと我が娘が育つ、そういう歴史もあったのだ…（元々プリンセスメーカー的な嗜好×ゲーセンにおける制限としてクイズ、みたいな取っ掛かりだったのかね？）
さて時代は経て現代、令和。
ここAIゲームズではそんな「クイズに答えると（答えられた問題の傾向により）娘の容姿や性格が変わっていく」という作品が…。
当然ここでは娘のキャラパターンやイベント数があるほど楽しいわけですから、その部分にAI絵を用いている。
調べてみたが同様のコンセプトの作品は過去の同人ゲーには無かった……らしく、これがAIゲームズの凄い所なんだよなあ…とね。
ゲーム実況で、底辺×高さ÷２が何の公式か答えられず（「まじめ」系統の出題）、毎回、隙あらば「おたく」方面の娘に育ってしまっていたのはナイショだ。
クイズゲームとしても何度も挑戦するうちポイントが溜まりアイテム購入、任意の方向に娘を導き、ぶっとびのイベントが起きる、といった楽しさがありそうだと思いました。
体験版では３回挑戦、見られたエロがまさかの娘じゃなくて「ギャルになった娘に近付いたチャラ男を分からせホモセックス」だったのには魂消ましたが…。
（体験版ではきっとエロに繋がる選択肢が選べないんだろうな、と解釈してましたが、どうも普通に数種は用意されてるらしい……。なんちゅう予想外の展開だ）
12/10（火）は、今週唯一の売れ筋エロRPG作品の記事。
と言っても、今作が正面から「売れ筋作品」と受け取られてるのはちょっと意外で、
記事にも書きましたが、割と昔のエロRPGっぽさを偲びつつ、言わばお口いっぱいに紫煙を燻らせて楽しみつつ、
ただそれを地力ある作者さんが今の時代にやる事により、シナリオ運びや、戦闘中エロに至ってはむしろ今あるものに対しアンチテーゼ的な……、
紆余曲折あって今のエロRPGで落ち着いた形があるけど、そう言えばこういう可能性も有り得たなぁとか、これだよねえ、みたいに頷く、そういう作品なのかと私は楽しんだので。
それはツクールのデフォ素材が目立つ感じといい、NPCに見られますが、割と懐かしい感じのキャラデザであったり、
表紙に「妨害系戦闘エロ」と刻まされてるけど、そもそも私の記憶を振り返ってもこの妨害系ってのが直近で９年前、といった辺りに窺えるというか。
ですが今作は現在、12000DL突破のヒット作。
個人的に前作の[Jumble Strikers]ほど「派手さ」は無いかと思うんですが、この結果には思わされる事があって。
つまり昔からのエロRPGの”流れ”に精通してる人、あるいは精通しているという事……ここに来て、それが結構な武器足り得るのが示されたのかな…とね。
温故知新というか。
例えば今回は魔王様が鎧になって戦闘中とかにイタズラするぞ、ですが、これをもっと触手鎧の方に倒せば[魔鎧の少女騎士エルトリンデ ～触手鎧の生贄～]というのがあったなぁと浮かぶ訳ですし、
逆のシチュとして、巨女にショタがしがみ付いて移動するRPGとして、[甘えん坊RPGハンターライフ]を萌芽とし、近年[大きい女の子に運ばれる!]で再び陽の目を浴びた（10年ぶり）流れがある、とか言っても、諸君らは殆ど知らへんもんなっ！！（感想を読みに来たらマウントを取られる…なんだこのブログ……）
12/9（月）は、俺だってたまにはSteamで流行ったゲームとか遊んでみたいんじゃ～～！！
と、いきなり身も蓋もない事をゲーム実況冒頭で叫んでおります。
そんな訳で全年齢ゲームなんですが、Steamでは4000件以上のレビューが付いてる作品。
こっちの方面明るくないのでアレですが、まぁプレイした人がレビュー投稿する割合ってどのくらいだろう、まぁ5%（1/20）……だとしても、4000×20くらいのDL数をざっと算盤弾ける。
しかも興味深いのはホラー……だけじゃなく、「ホラー男子と恋愛（？）」と称し、分からなければもうずっと分からない、言わば乙女向けのホラーってのを謳ったテイストもあり。
しかもゲーム内容的には言語学的というか、怪異たちが話す未知の言語を解き明かす、非常に好奇心がゾクゾクそそられる内容…。
（個人的にこの「未知の言語を解き明かす」って塩梅を、『分からなくてもそれはそれで進める』とした所が、ゲームデザインとして素晴らしいなと。
入力一致しなければ進めない・詰まる……だったら、一気に冷めてたと思う。
そして「ただ、分かれば分かるほど、怪異たちの事が知れる」って所でモチベーションを保たせ、その”知る程に見えて来る”感触に、乙女向けホラーとのばっちり噛み合い方を感じ……。
このくっ付いてんだか、くっ付いてないんだか分からない曖昧な構造、でもだからこそ奥深さのあるゲームとして成立している……という設計に、舌を巻くほど感嘆を覚えるわけです。……分かりますか？）
わりと『癖』炸裂した作品だと思うんですが、これが大売れするのがSteam世界……恐ろしいものやで、と。
言わばDLsite本営から斥候のように飛びだして来た１１１ちゃんが、驚くべきものを目の当たりにして引っくり返って震える、そういう記事かも知れない。そうなの？
まぁ記事にも書きましたがこういうゲームが体験版も用意して下さり、Steamと同日に発売されてるにも関わらず、特にまぁDLsite側からは何もしてない……（気付いたのが発売から一ヶ月経った段階なので、バナー誘導くらいはしてたかもだけど…）
そこがどうかなぁ、とも思ったり。
今DLsiteに起きてるのは、
「既に全年齢領域で売れ売れのSteamが」「国際クレジットカード決済もあり」「モザイクも無しで」
エロゲをも売っている、真っ向からDLstieに戦いを仕掛けて来ている！
こういう事じゃないかと……。
（こうして比較すると、DLsiteは無い無い尽くしだな……。いや、歴史とロリがあるっ！ あとまぁci-enとか…DLチャンネルとか……うーん）
どうも危機意識が足りないのではないか、1万を3年後に3万にする投資ではなく、3日後に1万50にするよーな営業ばかりを選んでる印象。
まぁDLsite批判はここではお門違いか……
そもそもモザとかは国が動かないとどーにもならんし、この上でクレカ経由の嫌がらせもされたんじゃあね……うっ、うう……（酔っ払いの泣き上戸みたいな感じになる）
記事にしなかったけど興味深いもの：
今週は特に無かったな……
７日間予告ランキングを覗き見！
DLsite予告の７日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ（この時点ではまだ体験版触ってないぞ）
星飼いの詩
ロリもショタもいるよ…！ インピオ万歳牧場！
装いとしては、[ハーレム!牧場らいふ]を彷彿とさせますが、こちらは[キッドナッパーズ!]や[継承される勇者のRPG]など「ちっちゃい子たち」の冒険を作られて来たサークルさん。
男の子×男の子も、女の子×女の子の結婚・子作り（？）もあるんだ…！
アイと悪魔と淫欲の呪い
あれはシコかった……！ [ナハトさま魔王やめるってよ]のサークルさんの最新作が登場予定、これはいかにも生意気そーなロリです。
ブザマストリーマーズ -侮挫魔3-
気持ちの良いアクションから繰り出される特殊性癖！
ブザマ＋状態変化を抑えたサークルさんのボス戦バトルACT、遂に第三弾へ。
デビルズ・ハート～悪魔アミィとヒミツのダンジョン～既にci-enまとめでも報じましたが、ある種、「本番無し」タグの大家とも言える[魔拳師さら]のサークルさんの最新作が来たぞっ
偶然かもだけど、にわかにロリ作品が増えてるような…？
苗床ぐらし～イケニエ少女のドキドキ子作り性活～
これはどこかで見覚えのあるテイスト…と思ったら、[まものす ～ナナの異種姦冒険譚～]のサークルさんの最新作。
すなわち、ちょっと変わったヒロイン像で、異種孕みまくり、苦しんで産みまくり、というフェチでしょうか。
こちらはロリというより貧乳ですかね、しかし乳首だけは産みまくる為か、ピンピンに主張しているという……、さすがのキャラデザ。
ギャル×魔法少女 マリナ ～ヒロイン奉仕・拘束・敗北RPG～
小さい子たちだけにエロRPGは任せておけねえ！
ギャル×魔法少女という、割と珍しめ？ なエロRPGが。Live2Dアニメ、ボイスありと抜かりは無さそうだ