[奴隷との生活]は王者の売り上げだし、最近では[ウラレタウン]が早くも数万DL……
どうも調教SLGに今風の何かを加えればまだ一山眠っているのではないか、と日夜腕組み考えていた所に、衝撃走ったのがこの予告作。

目から鱗、どうして今まで思い付かなかったんだ……と歯噛みするようなアイデアと考え抜かれたクオリティでしたので、書いてみたいと思います。

2017/04/12予告時の感想です

”調教SLG風味”のBF! こんなにも感触変わるとは


脇毛・陰毛カスタム
▲最新ダッチワイフらしく? 初めに脇毛・陰毛カスタムだ(しかし髪の色と合わせて欲しかったか……)

本作を短く言い表すならば
「BF(バトルファック)+調教SLG風」
でして、BFと言えばいつからか逆レイプが主流になりつつある昨今、
この調教SLGテイストの加味により、驚くほどゲーム感覚が新しく、豊かなものになっている……と感じました。

物語的には、7日の間で主人公たる二人の最新型ラブドールを出来るだけエッチに仕上げる……
とここまではいかにも調教SLGライクな目標ですが、
しかし本作では、数値とコマンドが並んだ調教画面の代わりに、
RPGツクールMVのフロントビュー戦闘を調教に見立て、BFがスタートするという塩梅。

V愛撫
▲初期の技名の「B愛撫」「V愛撫」という呼称に、調教SLGの王道eraも感じてニヤリ

BFですので調教コマンドの代わりに、スキル>「キス」や「B(バスト)愛撫」などを選択して攻撃、ラブドールな女の子に性感ダメージを与えますし、男の体力もがんがん減り射精が近付く。
そうこう交わってるうちに、責めた部位や度合いにより、女の子のHステータスも上昇、
上手く責めを工夫し、なるべく射精を長引かせつつ狙った部位を調教したり……などが腕の求められる所です。

つまりはBFの「イカすかイカされるかの戦い」という固定概念の中、
「なるべくたくさん鍛えるための戦い」となっており、まさに調教SLGとのマリアージュか……なんて、感心しました。

二人の女の子が責めに応じてポーズを変えたり、カットインしたり……。ビジュアル重視なBF


責めカットイン1 責めカットイン2
絶頂カットイン1 絶頂カットイン2
▲責め・絶頂にカットイン。ビジュアル的な喜び多し

肝を抜かれたのはその構造だけじゃなく、BFの派手さでもあって、
どちらかと言えばテキスト重視が多いこのジャンルにおいて、本作は”ビジュアル優先”と言わんばかり。

VBA(ヴァギナ・バスト・アナル)の三部位に分けられた責めスキルに応じて、女の子のポーズも変化。
またスキルを繰り出すごとに、個別のカットインも挿入される。
絶頂カットインも用意されており、「B責め」でおっぱいにジャレてるようなカットの後、
男側の体力が0になった事により射精、ここで乳房の間でちんぽ汁を出してる絶頂カットが続けて流れる……という一連の演出にもなる。

ポーズ変化1 ポーズ変化2
▲責め部位により、二人の立ち絵が変化! これは贅沢感あって嬉しい

しかもBFは二人同時、二人の女の子の同時調教ですから、
あっちの巨乳娘がおっぱいを強調するような姿勢を取ったかと思えば、こちらのクール娘は局所を強調する開脚でHなカットインへ……といった様相が、毎ターンごとに繰り広げられるのでした。

新スキル購入、スキル組み合わせの派生技、場の効果……。やり甲斐もありそう


ただビジュアル重視のBFって見栄えは良いけど、すぐ目新しさが尽きて飽きやすいよね、絵にも限りがあるし、
という懸念はありまして、本作が良く練られてるなぁ……と思うのはそこ。

派生スキル相互オナニー 派生スキル画面騎乗位
▲特定の責め組み合わせで派生スキルが発生! 見つけた時の喜びはロマサガの”閃く”に近いかも

たとえば1ターンめに「A愛撫」→2ターンめが「拡げる」といった技を選ぶと、その時点で”派生スキル”が発生、二つを合体させたような「アナル拡張」という技が飛び出す……というシステムまで用意しているのです。
これは意外さと共に、特定の組み合わせで必ず起きる様なので、調教・育成SLGとして大きく稼ぐ攻略ポイントでもある、という巧さ。

(ちなみに”全体のスキル数がかなりあるから、最後くらいにはまだ未見の組み合わせを埋めるのに苦労しそう……”と密かに危惧してたら、
「1ターンめ・2ターンめなどの条件は前後しても(逆でも)OK」
「組み合わせは数種類用意されており、そのうちのどれか一つでOK」
「まだ見てない派生技にはヒントテキストも」
と先を打つように考えてあって、唸りました……)

移動マップ 会話 お店
▲訪れる場所により、たまにアドバイスやアイテム貰えたりも

他にもどの場所でBFを行うかにより、異なる”場の効果”がある、
例えば壇上が舞台だと見られている為か「羞恥度」が上がりやすい……とか、
どうやら「男側と女側の絶頂を合わせる(同時にHPを0にする)」
と大幅に育成できるらしいとかコツが見えてきますが、それを阻止すべく
”見ていた観客が勝手に乱入して来る(絶頂タイミングがズレてしまう)”
という「観客の興奮度」という要素があったり。

ただの繰り返しにならないよう飽きにくさ、攻略の軸になるポイント……まで練られているのが分かりました。

BF終了後
▲BF終了後、色々貰える素材。スキルやアクセサリーを作る素になります

もちろん根本的な所で、BFの結果貰えるお金で、新しい責めスキルを購入する喜びあり
(新しい技を覚えれば当然、新しいHカットイン、そして他の派生技を探せる……と広がる訳です)
俺はもっとA、アナルを重点調教したいんだあ、と調教方針を立てたい方には
「スタイル」を買い、該当部位が上がりやすくなる……なんてプレイ幅もあり。
(これにはいわゆる合成素材が必要、そして素材は戦う場所ごとに違う物が手に入る……とこれもマンネリ化防止の兼ね合い。
本当に考えて設計されてる。このサークルさん、ゲームは初作のはずなんですが……)

斬新かつ、驚きのクオリティ。ただテキストや視点に懸念?


ノベルパート1 ノベルパート2
▲一日の終わりにノベルパートも入る様子? 初めは感情の無いSEXドール……と見せかけ、実はざっくばらんな二人。このお話も鍛えたエロステータスによって変わるのでしょうか

そうして一日3回までのBFをこなし、一週間後にどれだけエロい子にできるか……というのが大雑把な流れ。
まさに見るべき所の多い、感嘆に値する予告と思いましたが、
あえて言うならば、「視点の混乱」という問題はあるかな、と思いました。

つまりBFでは男側として責めるんですが、
どこで戦うかを決めるとか、スキルを買うという時は一転、ドール側の視点だったりするのですね。

ステータス
▲ステータス。初期状態ではとにかく男側のHPは少なく、女性側のHPが多い=鍛えるごとに立場逆転していく? と気付いて興奮

実際にステータスを開くと、それぞれの女の子に「絶頂値」があるのは勿論分かるんですが、その下に「男側の射精値」もセットなんですね。
(要は女側はHPバー、男側はMPバーを宛てがってるからなんですが)

設定的には、その場の男たちと行きずり乱交……という話なので、射精値が事前に固定されてるのは納得しにくかったり。
正直BFでも、たまに頭の中で混乱する事も。
(女の子の立ち絵変化だけじゃなく、男のシルエットで責めも表現して欲しかったか? リソースの限界かな……)

絶頂カット3 絶頂カット4
▲場所を変え、場の状況も確認したりしつつ、とにかくセックスセックス……!

それも一因でしょうか、そもそもBF中のテキストが短く、速く流れてしまう事もあって、テキスト的な興奮はしにくいかな、という部分はあったかも。
(よく見てると、「ちょっと嫌そうな表情をしたが」とかも出てるので、エロ数値次第で文章も変化する?
テンポ優先と割り切ったのだろうか)



新鮮なBFから、がっつり系のSLGの面白さへと印象が変わった製品版


能力のチェック1 能力のチェック2 能力のチェック3
▲一日ごとに開発度の確認を。セクハラの反応もちょっと敏感になっていきますよ

予告では調教SLG風のBF、これは新しいぞ……と思ったし、実際それは取っ掛かりとして間違ってはいないけど、
本編をやり込んでみると、実は「SLG」の部分がかなり大きなウェイトを占めている事に気付く。

つまり体験版は2日で終わるので上昇パラメーターなどはあまり意識せず、エロいねエロいねと派手なカットインに目を奪われてればいいけど、
製品版は7日間でVやBみたいな各部位の開発度、羞恥や奉仕などの属性値を一定まで上げなければいけない……という目標の提示に、
一日の終わりには毎回、現在何%まで伸ばせられているかなんてチェックも入るので、否応なく意識させられる。

そしてこの目標値が、かなりタイト。
自分のプレイ感覚としては一周目の終盤頃に「どう考えても届かない」事に気付いて一度BADENDを迎え、
”今にして思えば、もっと効率的にプレイできた”
という後悔と効率的なプレイを目指してもう一周……となってからが醍醐味。
まさに”2周目こそ本番”なSLGという感じ。

面白いけどまあ、BFとしてはちょっとダレちゃう……かな


搾乳器とアナルビーズの立ち絵
▲搾乳器+アナルビーズなんてのもちゃんと反映される……。組み合わせ凄い

ただ難点はステータスの効率的なアップを目指すと、BF的な思い付き優先のエッチを楽しむ訳にはいかなくて、
いや数値的なSLGとしては面白いんだけど、エロとしてはどうなのこれ……というのはあり。

たぶん「ステータス変動を気にしつつも、なんだかんだ巻き起こる様々な痴態はやっぱエロいな」ぐらいの所を狙っていて、実際、やっててムラムラ来る時もある。
カット絵そのものの多さと平均クオリティの高さ、
それが残りHP次第でかなり細かく表情・ポーズが変わったり、
絶頂してアヘ顔、乳房には搾乳器、股間にはバイブが挿さっている……みたいな立ち絵の組み合わせ変化のエロさ。
テキストもよく読むと、絶頂後や何度目の絶頂か、前の責めの影響や脇毛とかをONにしてるか?
みたいな所まで反映していて驚く。

能力アップ選択肢 能力アップエロシーン
▲場所ごとの能力アップイベント。ちょっとしたエロシーンぽくなってました(本作、予告からだいぶ改善されてます)

ただまぁ……一日めは1分ほどの戦闘、男側がすぐに射精して終わっていたのが、最終日くらいになるともう、女の子側が絶頂につぐ絶頂、
イッた直後は責めダメージが数倍になってて、下手したらまた次の責めでアクメ、イキまくりでいつになったら終わるんだ……
という位なので。
(1戦闘15分くらい掛かるかなあ……)

そういう意味でDMMのレビュー
アナタは淫魔誕生に携わる無名の誰かになる

というのは上手く言い表した名文で、本作の調教SLGとしての側面を、BFとしてそんな風に解釈もできるか、面白いなぁと思うのだけど、まあ自分はちょっとダレが強かった……。

結果発表待ち
▲ドキドキの最終結果。二人は合格できてるでしょうか……。

一周4時間、二周目にはかなりやり方を煮詰めてぐんぐん能力の向上も感じましたが、ギリギリで片方合格、もう片方は不合格。
もう一回やればグッドENDに出来る自信はあるんですが……!

一回クリアした後には、フリープレイモードが解禁。
BF以外のHシーンはほとんど無いゲームだけど、ここで効率的なプレイでは出来なかった、色々な組み合わせでシコシコしてみるのも良いかも。

成長ポイントの発見と再定義、ダイナミックな成長の中で乗り替えるタイミングを見極めろ……!


本作、SLGとしては容易には底が見えない上に面白いという心地で、その点でも優れた設計だと思う。

この面白さは大きく二点に起因していると思って、
まず一つに、
”効率的なポイントを見つけたと喜んでいたのが、もう少しやり込んだら、また違った価値が見えてくる”、
いわば発見→再定義というこの、一本取られた感があちこちで起きる事だと思う。

恐らくプレイヤーは最初、エロ的に分かりやすい「女の子をいかに絶頂させるか」に固執、HP・MP増のボーナスがあるという「同時絶頂」を狙うべく、初めのお金も新しい性技に費やしちゃうだろうが、
一度周回してみると、この段階ではそんなに焦る必要がない、
それよりまず性技のスロット数が3,4と増していく「スタイル」こそが最短距離と悟る。
(実は性技Lvが上がると、装備するだけでステータスUPの効果があるので……という他の発見も組み合わせた結論)

Bでのけぞりアクメ アへ顔晒してる二人
▲一度イクようになったら、立て続けのイキっ放しになるのもすぐ。二人ともアヘ顔晒して、いやらしいですねえ……

戦う前の場所選びも、初めは竿役の人数くらいしか気に留めていなかったのが、毎日チェック結果を発表されれば自然と、「開発・属性の上がりやすい場所」に目が行くようになる。
だがそれすらも過程で、BFで上がる値などしょせん1回の技で1上がれば良い方。
この段階ではアクセサリを買うため「場所によって手に入るアイテム」こそが重要。

でも人数はランダムで決定されるから、欲しいアイテムの場所には全然人が居ない、という事も起こり得る。
そうなったらいっそ、幾つか伸ばしたい方向を決めておき、
たまたま場所+人数が多い所に合わせて、こちらの技・スタイルを付け外しする……という事も考える。

そして終盤を迎えると、逆に体力は並外れて多くなっていて、一戦闘で何回でも性技を繰り出し、アクメするように。
装備品の効果を見ると「6%アップ」などを謳ったものがあり、
基本値が上がれば全体も尻上がりにアップ、強くなればまた長く戦えるようになって……と、急速に成長する。

本作の面白いもう一点はここで、つまり値の推移が一筋縄で行かない(上昇が二次関数チック)
しかもその頭でランダム要素をさばく必要も出てきて、なかなか最後の形が予想できず、気が抜けないこと。

観客同時絶頂でぷしゃあ
▲女の子ゲージと男ゲージの息を合わせて、同時絶頂させようとしてる所を観客に奪われる「観衆絶頂」や「観衆射精」には注意だ

クリア目的は「一部の値がめちゃくちゃ高いか」「オールマイティーにほどほど上がっているか(こちらの方が明らかに簡単そうに見える)」
なので、じゃあ初日から平均的に上げればOKか……なんて退屈な所に落ち着かないのが良い。

実際にはどれかの能力が突出するほど絶頂させやすく、絶頂すればHPが多くなったり、他を伸ばせる機会も増える。
つまり”最終的には平均に寄せるとしても、途中までは偏らせないとクリアできない”というバランスが見えてくる。
そこで二人いる主人公を専門的に伸ばすのだけど、部位はVとBとAで三つ、鍛えた部位によって手に入るアイテム量も変動する……
というのを勘定すると、どうしてもカバーできない部分が一つ。
それをどうやって補うか?
どの段階・どのタイミングで平均に舵取りするか?

これらをダイナミックに推移する中で判断し、また場の状況というランダム性をアドリブで抑え込む。
素人離れしたような奥深さを感じましたねぇ……。