不思議な夢物語集 (体験版)
異型の館を探索・マリオカービィー横ACT・ゼルダ・残弾横STG
4つの試みが1つに収まった傑作集
▲4つのゲーム(物語)から選ぶのだ
4 in 1 よろしく、1本のパッケージに4つのミニゲームが入った作品。
これが各作品どれも一つで発売できるのでは……という内容で、Godot製なのもあり、何か興味ある人には技術見本市ぽい様相になってて興味深いかも。
「贄の館」
豊富な乳異型たちが襲う館探索ACT! 主観視点での戦闘はかなりキャッチー
▲『贄の館』OP。この作品はスチルも結構用意されてます
自分はサンプル画像から「贄の館」に一点惹かれてプレイしたのですが、
怪しい館に迷い込んだショタくんが鏡の破片を全て集めるまで帰れない、という探索型のゲーム。
しかしこの館には異型がたむろしていたのだ……
▲やばそうな化け物が徘徊する館を探索する……
▲ぶつかってしまうと戦闘へ。じょじょに近付いて来る異型、回避は方向キー、攻撃はゲージの止め箇所が重要
この異型の造形がなかなかで、顔がなく、代わりにでかい乳が正面・左右・背面とボコボコ生えた女体であったり。
それはまだ序の口とばかり、なんというか「エロエロモンスターを作ろうとした失敗作」染みた、奇形的進化を遂げた異型が何種類も出て来るので、なんとも満足。(作品説明によれば7種)
ひたすら乳や尻を並べたあまり縦に伸び、塔みたいになった存在に、彼○島みたいな、四つ足で乳をいくつもぶら下げた化物。
イチオシは全身がワレメちゃんみたいですが、近付くとおしっこ穴みたいな穿孔が集合的恐怖をもたらす大口型モンスター……。
フィールドの見下ろし視点でこいつらとぶつかってしまうと、木刀を手にしたショタくんが主観視点ぽい戦闘で戦うぞ、と。
基本的には流れるバーをタイミング押下で止めるゲージですが、その止めた位置がそのまま正面への攻撃になる(なのでモンスターの前面で止めたい)というスイング的な捻りが効いたゲームシステムは、ちょっと新鮮さと手応えがあります。
▲顔のないおっぱいモンスター程度でビビってはいけない。ヤバ系の異型が増えて来たぞ……
▲なんだこの、他と比べて貧弱なボディは……のっぺらぼうかな? ……にゃああああああ!!!
また対峙する敵モンスターは初め遠くに居たのがどんどん近付いて来るわけですが、これが「拡大率を大きくする」みたいな処理ではなく、どうも近さに応じてそれぞれ描き分けてるのがなかなかインパクト。
(*一度だけ発生したのですが、「戦闘中に、近くに居る敵を巻き込む」事もあるらしく……一匹倒したかと思いきや他のモンスターが続けて登場とかもあって、かなりしっかり作られたシステムの基礎を感じました)
▲水鉄砲を入手すると、移動時に狙えるが……
システムの拡張性は感じるが、遅かったり結局戦闘になったりで空気?
……まぁ途中で水鉄砲を発見、これにより戦闘中に遠距離攻撃が出来るようにとか、ぶつかる前に照準を動かして攻撃を仕掛ける? とか出来るみたいですが、この辺りちょっとは空気だったか……、まぁ4 in 1的なミニゲームの楽しみとも言えるかも知れません。
そもそもこの館にいる異型たちは何なのか? 館内を右往左往してフラグアイテムをゲットする内に何となく感じ取れ、最後にはとんでもく悍ましい大ボスも……と、雰囲気的にもストーリー的にもちゃんとオチが付くのも○でした。
エロシーンですが、こんな可愛いショタくんがモンスターはモンスターでもモン娘というより完全に異型、おぞまし寄りの化物に犯されちゃうってだけでごくり生唾ですが(成長過程のちんちんが病気になっちゃう!)
体験版は
ゲームのストーリーを最後までお楽しみいただけますが、R18シーンは含まれておりません。
との事らしく……。まさにそれこそが目玉なんだな、と。
マリオとカービィーとゼルダ、Godotの見本市的で感心
そして他の3つのゲームもかなり感心するデキ。
▲マリオ風かと思ったら技ラーニングで、カービィかこれ?(でも空中は飛べない)
▲これは紛うことなくゼルダ風。Godotの幅すごいな……
『不思議なからくり時計』はジャンプ踏み付けで敵が倒せるし、スイッチ切り替えでブロックが出現・消失するってんでマリオぽい感触を嗅いでいたら、立ち塞がる敵をカメラで撮る事で能力を吸収できる……と、さながらFC版カービィーが合体したような面白さがある横ACT。
『伝説の妖精島』は思い切りゼルダの伝説ライク!
溜め回転切りこそ無いみたいですが、本当に「それ」なシステムが再現されていて、プレイしててなんだか当時の「アイテムを手に入れ、するとあそこに行けるので……」というギミック解き感・世界広がり感をも覚えるのでした。
死に覚え系のやり込みが激手応え、「魔機の暴走」
▲横STG! 危なくなる前に特殊弾を撃っていけ、弾は有限だが……!
『魔機の暴走』は4つの世界観の中で唯一、機械的な世界観。(当然エッチシーンも……?)
横STGですが興味深く、1つの通常武器+3つのスペシャル武器を切り替えつつ戦うというもの。(自分に付き従うオプションを幾つも召還できたり、レーザーの”感じ”はまさにグラディウスですが、ゲームシステムは別物)
新しいなというのは、3つのスペシャル武器を初めから持っている代わり、使用ゲージがあるっていう事で、言わば「残弾ありの横STG」となります。
グラディウスなら敵が落とすパワーアップアイテムを取って武器を解放していく訳ですが、ここでは「減少したスペシャル弾の残弾を回復する」といった塩梅。
▲横視点で縦に長い自機は辛い……。ダメージで脱衣です(ショタですが)
このゲームでも主人公のショタくんはすべすべした肌を見せ付け、魔女っ子よろしくメカニカル箒にまたがっていますが、このグラフィックが縦長なんですね……
横STGで縦長グラフィックだとどうなるか?
脅威的に弾避けは難しくなります。
必然、スペシャル弾の残弾要素と相まって、「敵の出現位置を覚え、撃たれる前に(最小限のショット数で)倒す」が最適解に。
「ここはまだ通常弾で対処可能……、そしてここで3WAYだ、ここは横に敵が並ぶから貫通レーザーだ!」
と、場所ごとに攻略方法を確立していく感じ。
当然、その過程で死にまくり。
これは相当に手応えあって、ちょっと昔の魔界村みたいな記憶がよぎりましたた……
4つあるなかで1つ、こんなのも悪くないでしょう。
という事で全てのミニゲームに渡り、サークルさんの高いポテンシャルを感じられる作品群に思えました。
「贄の館」だけクリア、他はざっとやって40分くらいプレイ。
ゲーム開発ごころをなんかくすぐられるなあ……
・この作品のゲーム実況はここでしてます
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[カプリット球ミニゲームコレクション]




















































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