何を作っていくのか、お前のこだわりは何なのか、という話なのだ 今週のまとめvol.357

今週の作品まとめ,R18

今週のまとめ

今週(8/23~8/29)の人気だった記事は
1位

サークルさんの初作[NoTearsRebirth]は登場時、タグにも表紙にもその気配無し……からの不意打ちのNTR! という、「禁じ手だけど、ガチの寝取られ(鬱ニー)ではある」で、話題を掻っ攫ったものでした。
続く[NoTearsSchool~アル姉ぇと学園生活~]も寝取られ色はやや薄まったようですが、結局のところ、イチャイチャハーレムからの異世界、戦闘中陵辱……というRPG。

そんなサークルさんの最新作はなんとエロACTだという。
しかも作品タグには明確に”寝取られ”が付いている……!? という驚きで、予告版をプレイ。

注目点は2つあって、ACTというのはRPGとはまるでノウハウが異なる世界ですので、このジャンルが初めてだとキツイかも……という所、
Unity流のアセットに従った感じで、まずは可も無く不可も無く、というアクション性に。
その上で「攻撃は飛び道具がメイン(近接攻撃にすると、途端に距離やモーション時間など、駆け引きの要求度合いが増す…)」に留め、
敵やステージのあちこちから入手できるカードを集めよう、カードのセット具合により、攻撃(スキル)を強化できるぞ……とした事ですね。
出来る範囲でちゃんと面白いものを、と練った結果かなと思いました。

ゲーム的には無難、そうなれば後はspine(ボーン・メッシュによるフルアニメーションツール)を使ったぬるぬるアニメの利点が際立つと。

ここまでは「アクションゲーノウハウがそんなに無いサークルさんの、上手な凌ぎ方」という話になるかもですが、
もう一点、H面ではその「玄人でなさ」加減が良い方向に作用しているかなと。
つまり慣れた製作者さんは安牌的にステージ中犯されとかにしがちですが、今作はやられるやエロシーンに移行。
犯される=バッドエンドなので毎回処女喪失シチュであったり、テキストや動きでえろさが増し増しに。

ステージ間のデモ会話シーンなんかも多め、ここでHシーンが入ったり(シナリオ上の寝取られの気配も……?)
あとは勿論、回想からHシーンも見やすい……といった配慮も嬉しい。
まさに”今のエロ同人ゲー市場で充分に戦える”一作になっているかなと。

横エロACTもなんだかんだ、他分野の流儀がミックスされるともっとシコリティ溢れるものになる、とは[アユラクライシス]などでも思った事ですが、ただこちらはウディタ製のACTという、他の方がマネするには厳しいものでした。
そこへ来ると、Unity製なら……という道が、少し示された気配がするでしょうか。
(単純なACTはCF2.5の方が作りやすいでしょうが、RPG的な要素となると……ですし。他にもGameMakerStudioとか候補はあるかもですが…)

2位

毎回変わった性癖と、一癖あるシステムを盛り込んでくれるサークルさんが、再び横エロACTに挑む……という事で、気になって予告でプレイ(こちらもUnity製ですね)

高スペックなエルフ主人公の「動き」にかなり力が入っており、広大なエリアを駆ける……という探索ACT的なプレイ感に、過去作ACTの[魔天使サクラの冒険]シリーズとの違いも感じながら、
性癖の方は体験版でも、狼に丸呑まれる・大きな敵に捕まり、パイズリが如く乳で全身をシゴかれる・キノコの菌糸まみれになる、など刺激的なもので、楽しく感じられました。

やられH以外にも、敵の怪しい粉で母乳が止まらなくなる……など、”状態異常”的なのを負いそう、というのも嬉しい傾向。

個人的に、倒したちっさいコウモリを拾い上げ、おつまみ感覚でちゅーちゅー吸いながら歩く主人公……(新型の病気になってしまうっ)
という辺りに、リアルなエルフ(野生)らしさを感じたり、そういう何となくのおかしさも含めて、何か”らしいなあ”・”でもオモシロイなあ”と感じたり…。

3位

先週、ツボにハマって書いた予告での感想が今週もランクイン。

正直に言えば、事前お気に入りが少なめで、予告でプレイするのが後回しになっていた訳ですが……、
イヤハヤとんでもない、素晴らしく”自分好み”なRPGでした(というか、このくらいの事前お気に入り数の作品に気に入る物が多いかな……)

H絵やスチル大量(プレイしてる時には気付かなかった位なんですが、もしかしたら3Dのモデル素材なのかも)
街を一歩出れば現れる個性溢れる変態さんたち、
無念を残して死んだであろう、怨念のSM嗜好と絡ませたデザインの非業さ。

ヒロインが利尿剤やら下剤やらを飲まされ戦闘中に脱糞、あるいはそのまま何とか敵を倒して、男子便所の小便器にモリッと致したり、あるいは小便器に向かっての立ちション……。
ボス級の怨念相手だと、気持ちを同期させられてしまう事で、首吊りの疑似体験……と妙に幽霊退治としてはしっくり来る設定・攻撃。
しかもこいつは2段階で発展、糞尿を漏らす所まで行く……
正気付かせるにはローター始動だ! とまぁ、弱り目に祟り目みたいな有り様に(?)

けしてグロやスカがメインって訳でもないが、やりたい表現やエロの途上にそいつがあれば、避けて通る訳ではない。
……まぁけしてエロRPGの本道では無いんでしょうが、
未知かつ衝撃的な物がじゃかじゃか出て来そうで(そしてそれがドロドロした濃い絵とかじゃなく、とっつき易いライトな絵柄でまとめられていて)
うーん、何か胸がすくような予告でしたね……。
https://super-game.net/archives/matome356.html

4位

予告で書いたものが土曜日に発売。

[人妻セレナと魔石のダンジョン]や[行け!! 鳴神学園オカルト研究部2]など、独自のダンジョン探索システムと、平行して陵辱孕まされエロを展開する事で有名なサークルさん。
RPGとしても楽しい、エロとしてシコれる……というのは確かですが、
どこかでそれらを地続きに展開する事に、強引さを覚えていたのもあって。

そんなサークルさんの新作を予告でプレイ……、
今作では最初から、借金を抱えたJKたちを食い物とする娼館・AVを撮影するのだというSLGとしてスタート。
娼館経営SLGは既に幾つかヒット作が見られますし、そこにAV撮影のこだわりが欲しい形で炸裂。
『プロサッカーチームを作ろう』じゃないですが、
このAV女優にこのプレイ、この男優を組み合わせて、撮影に必要な値を満たせ、という駆け引きに、
出来上がったパッケージのカスタマイズも出来るぞ……と、まさに「これだよこれ」と言いたくなる、ガツンとした物を覚えましたね。

もちろん、裏ビデオならではの物騒な設定周りも描写、
AV男優は表の世界では生きられないクズ男ばかり、
更に運営を指揮する”少女組長”自身も、上部組織からねじ上げられ、
薬物・孕まされ(最終的に孕むかも……じゃなく、まず孕むまで輪姦、大きくなっていくお腹でSLGをしていく事に……)
と、エロ嗜好的にもかなりの振り切り度に成功。

運営することすなわちエロという感じなので、おかげでエロシーンの連続、
更に体験版でも「仲を深める為、うら若い女子高生女優と、セックスの事しか頭にない男優を同棲させる」みたいな、次から次へと禁断の新要素も解禁。

元々凄いサークルさんですが、これだ、という新機軸感ある予告でしたね……
(新サークルさんの跳躍著しい印象ある最近のDL同人界ですが、古参とて更に成長を遂げ、鎬を削っていくのだね……)
https://super-game.net/archives/matome356.html

5位

先週の「今週のまとめ」。

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

Twitterで動画を見て、なんだか凄いぞ……と眺めてた作品がDLsiteにも来たんだ!(switchだけかと思ってたら、普通にその前にSteamに登録されていたのね……。やはり全年齢の意欲的なインディーズゲーはSteamに集まる、という状況ではあるのでしょうか、くっ……)

話し掛ければ、おばさんからおじさんまで顔グラが喋るように動き、クォータビュー(斜め見下ろし)視点を彩るドットの魅力、そして干渉・破壊できるオブジェクトの多さ。
スク水の女の子のお尻を後ろから揉んでみたり、ジャンプして村人を踏み付けてみたり、猫に斬り掛かって総出でボコられてみたり……
DLSite基準だとR-15だけあり、ちょっとマニアック性癖が窺えるような所も?
まさにおもちゃ箱をひっくり返した様な面白さ……、同人エロゲばかりやってると忘れがちだが、あぁ……”本物のゲーム”だ、なんてひしひしと胸を打たれるのでしたよ(他方で、エロゲもやはりゲームの可能性の一つではあると思いますが)

私的にはクォータビューとして、一つ一つのタイルを積み上げて出来る「高さ」の表現に感じ入ったり、
そうして積まれたタイルがわきわきとアニメし、あと主人公を中心として明かりの濃淡を決めてたり……。
映像表現・その方法に目を見張ったものです。

仮にクォータビュー物のARPGを一発作ろう、と考えても、最新のゲームツールやエンジンで「手っ取り早く」それを実装する事を目的としていては、絶対出て来ない所かなと。
それで今回ツールを知った訳ですが、HSP製なんですね。
それはかなり大変ではと思う一方、クォータビューという枠組みがあって、それを深くカスタムする……という事を重視するに置いては、不思議な納得感もあったり。
(DLsiteの作品ページに作者さんのコメントもあって、”初めはゲームにするつもりは無かった(ビジュアル優先だった?)”みたいな言葉にも、なんというか特別な取り組み方を覚えるなあと……。)

道具によって出て来る物が決定される(だから相応しい道具を選ばねばならない)って大いにあるよなぁと唸ると同時に、素晴らしく表現に・ゲームに、向き合ったものを感じましたね……。

色々な性格、見た目、それに職業……を選択、オリジナルのキャラを作ってダンジョンに送り込む……
道中の罠(イベント)はランダム、しかもNPCは自律的に動き、お互い干渉している……。

エロトラップダンジョンぶりを確認しようかな、くらいに予告を触ったものですが(むしろ体験版範囲ではそこは控えめか)
遊ぶうち、TRPGをデジタルに持って来た時のテキスト生成式、特にその奥深さ・プレイ模様が面白くて、これは記事に書こう……と決意したのでした。

記事中でも、2回めのプレイでは他のNPCの奴隷となった妹に襲われて敗北、レズられるとか、
3回めでは他のNPCに意地悪しまくって敵対関係に、しかし行く先々で因縁浅からぬ様に絡むイベントが起きまくる……(協力しなきゃいけない時は協力する、みたいなエモさも?)
みたいなプレイイングが繰り広げられていますね。
(TRPGで言う所の、リプレイ集ぽい感覚?)
歳を取って来るとこういう、変数因子やデータ構造で垣間見える奥深さが興味深くてな……。

戦闘も定番の能力+ダイスチェックではありますが、手元に所持ダイスがあり、そちらと交換する事で温存にも切り札にも転がせるという捻り方が、ちょっと気が利いてる感じ。
そして体験版最後に示される「観察者モード」の存在……、これまでの展開もあって引き込まれた物でした(H的にはむしろこっちがメインなのでしょうか)

記事にしなかったけど興味深いもの:


[Love Room 301]


[公園おじさんのいちご狩り]


[占領された街]


[-Check up!- 保健室]


[カスタム拷問シミュレーター_Vol.01]


[終いには幸せを]


[闇森人と願いの輝石]


[洗脳×売春×経営シミュレーション学園]


[異形の館~ハウス・オブ・クリーピー・モンスターズ~]


[lost knight ―失われた騎士道―]


[Shroomlandia 2]


[Roll and Sex]


[フルオートダンジョン]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

彼女が回復魔法を唱えてくれない理由 – 完全版 –

このサークルさんは、(ツクールのイベントコマンドを駆使したりした)自作のRPGシステム+NTRのサークルさん……という印象ですね。

[ノヴァール冒険記〜6つの鍵とうつろう女〜]とか遊んだものですよ(以前コメント貰った事を覚えております。前作[我ら誇り高き、アルメリア第五騎士団!]も凝ったシステムが窺えて製品版プレイしたかったのですが、機会が折り合わず、申し訳ない……)

最新作の今作は、

彼氏彼女二視点型の寝取られRPG

まずはじっくりと恋人同士の純愛から始まり、間男とのやり取りを経て最後は必ず寝取られます。回避は一切ありません

しかも寝取られる側の彼氏視点をフリーゲームとして発表、そして気になる真相が全て明らかになる彼女視点を製品版で……と、リリース形式もちょっと面白い物がありますね。