Sex Monster (製品版)
▲タイトル。なんだか怖い所だね……、何かが横ぎった!?
最近、その機運が高まるに順じ、主観視点ホラーゲームまとめという記事をDLチャンネルに作ったのだが、その中で体験版が無く、内容が気になっていたのが今作。
しかもDLsiteレビューを参照すると、
全く新しい視点のホラーゲーム
とある。
これは気になりますねえ……と製品版プレイしました。
化物女から逃げつつ、迷宮に散らばった銃のパーツを集めろ
”全く新しい視点のホラーゲーム”と評された3D初作とは
▲曲がり角多めのシンプリティダンジョン。ショットガンのパーツ(箱)を集めてゆけ
結論的にはサークルさんの3D初作らしい内容といった感じで、ざっくり説明するならば『令和のパックマン(R18)』というべきか。
ただし令和のパックマン(R18)は3Dであるし、追い掛けて来るのはアカベエではなく高身長で顔に獣のマスクを被った(風に見える)全裸の女一体のみである。
この女から逃げつつ、ステージの各地に散らばったショットガンのパーツを8つ始めると逆転、今度は一転して獣の女を返り討ち、レイプでクリア……といった事らしい。
▲曲がり角は死角が多く……。
な、なんだか足音が近付いて来たぞ……。う、うわあああああ(アメリカの未解決ファイルみたいな映像感ある)
……らしいというのはこのゲーム、相当難しく…。
これが今作の肝なのは分かるが、なにしろ獣の女は常にステージ内を走り回っており、こちらを見咎めると全力で向かって来る。
捕まったら即死なんで、こちらもなんとかダッシュとかしてみるものの、スタミナの減り方が相当に早く、ぶっちゃけ見付かったら体感40~50%の確率で死を覚悟すべき、と言っても良いほど。
▲捕まってしまうとグアアアー!! なって、この画面です
ホラーとしてやりたい事は分かって、
曲がり角の多いこの迷宮のようなただっ広いステージの、常にどこかには居る獣の女、
そのヒタヒタした足音は近付くほどに大きくなり、一体どこにと震える(もしかしたら壁の向こう側かも知れない、あの曲がり角から飛び出して来るのかも知れない……)
女に見付かればBGMも不穏なモノに代わり、逃げても逃げても敵の持久力たるや凄く、どこまでも”ヒタヒタ”が背中に近付く……。
捕まってしまうとグアアーー!! と女の顔が画面一杯となり怖いゾ……
というのが理想のビジョンだと思うのだが、ふと、ホラーゲームで追い掛ける役の怖い人たちは皆、それなりにルールを守っているんじゃないですか? と。
つまり想定された通りに、うわああと焦りながら逃げてる時ってのが案外少なく、
大概は女に見付かるや(BGMチェンジももどかしく)出会い頭に即捕まるし、あるいはこちらが認識してない後ろ側から触られゲムオバ、「なんやねん」となる感じとか。
ホラーゲームのこの追い掛けられるシーン、実際はホラーレベルデザインと言うべき、ちゃんと認識し、ちゃんと怖がらせ、その上でグワーーッとやる、というのがそこそこ設計されてたんだなあ……と。
▲ゲムオバ。普通に食われてるのをちゃんと絵としてやる
かなりざっくりしてるから許されてる所もある…… 未解決事件の再現映像感あるな
またその顛末となる、捕まった後に貪り食われるエンドは衝撃的だが、ここでは3D初サークルさんというのがモロに出て、まぁちょっと棒人形感に冷めてしまったり。
(まぁ超絶グロやられても困りますが……)
シンプリティの中に見い出す可能性
だから”全く新しい視点のホラーゲーム”という尾鰭にはやや賛成しかねるが、一方で「そう言いたくなる心理」には共感して、
この様なシンプルティのゲームかつ高難易度の物をクリアできず何度もやっていると、割と”こっちの方で見い出す”孤独的心境に至るというか、「こうすれば良いのか?」「こういう事か?」と、プレイヤー側の方で気持ちが芽生えるのだ。
それに拍車を掛けるのが、困ったときに読むであろう攻略メモの
聴覚に関して対策方法があり、「ダッシュ」している時の音しか察知しません。
逆に歩いている時の音は察知できないかつ、敵の聴覚の察知範囲は広いため、追跡されている時以外は歩いたほうがいいでしょう。(また、敵に出くわした時のためにゲージは満タンの方がいい)
また、敵がこちらを視認して追いかけてから諦めるまでの時間は10秒に設定されています。しかし、10秒経った時点で視界に
プレイヤーがいた場合もう一度追跡が開始されます。
二度目の追跡に引っかかってしまった場合ほとんど逃げ切れないでしょう。
といった記述からも意外な深さを覚えるというか、なんだか特定のルールを破ったら襲って来る都市伝説のような気配さえも。
かく言う私もシンプルの中で「何か」可能性がある感じは分かって、
実際プレイ中、敵に遭遇するたび「うわあああ」というジャンプスケアの連続を味わう? みたいな感覚を幾度も覚えなくはなかった。
ただそれは、「せっかくショットガンのパーツを4つまで集めたのに、ここでオジャンにされたくない!(なにしろ捕まれば一発死、しかも見付かれば大半逃げ切れないわけで)」という感情込みだったと思うけども。
いやこれもまた、ホラーゲームのデザインか……。
実際、必死に逃げてた者が一転、狩る側になるというカタルシスは、ホラーエロ造形と絡めると面白い発見はある……かも??
”新しい視点のホラーゲーム”で強いて言うなら、逃げているプレイヤーが条件を満たせば一転、あの恐ろしかった化物を追う側になる、というカタルシスに可能性を感じるだろうか。
これは化物の造形なども踏まえると面白くなるかも……(その辺りがまさにR18パックマンのゆえん……?)
私などはこのシンプリティの中でクリアできず繰り返ししてると、つい脳が補おうと
「獣マスクを被った女みたいに見えるし(実際は普通に悪魔ぽい?)テキサスチェンソーみたいな設定で、もっとバストとかぶるんぶるん揺れる女を斧とかで傷つけて撃退する、出血ヌルヌルのグロR18ゲームとかもありかな?」
とか、色々と考えたりしましたねえ……。
(狂気の女という事ならダンジョンももっと木造の家屋のような感じ、後のエロシーンも拘束器具みたいのを使えるな……とか)
とかくM逆レイプ界隈では嫌われがちな「逆転」だけど、ホラーゲームならどうか?
そう考えると新しさも分かるか、と。
(ただそれを踏まえても本作のゲーム性は”可能性を魅せるのみ”に留まってるシンプルさかな……)
▲倒した女を部屋に運び中。すみません、ショットガンを完成させたスクショをここに入れるべきなんですが、どうしても無理でした……
まぁそもそも私はプレイ1時間したものの、パーツ5つ集めるまでが限度だったので……。
(マップとかも本当に無く、壁と通路のただっ広い空間を敵に見付かりそうになったら逃げつつ進むわけで、本当に毎回迷ってしまってな……。
パーツの位置は毎回固定だと思うけど、見付からねえ…。
なので何度かプレイしたら、じょじょに難易度を緩和する措置が欲しかったかな、
5回挑戦でマップ表示(ただしフロアのみ)、10回挑戦でマップにパーツの位置表示、15回挑戦で現在の女の位置表示……
とかあっても良かったのではないかと)
エロ
▲さっきまで命を狙われてた怖い女を逆襲レイプ。なかなかスリリングでえろいシチュ
エロはバグで見られたものの(ぶっちゃけショットガン持ってなくても女は倒せる)
体位は3つ、ピストンや射精といった切り替えモーションを見るのみ、という感じ。
ここも3D初作らしいクオリティ。
たが大いにDLsiteレビューの一つ
次への作品へ期待
というのも分かる作品ではありました。
上手くいけば30分くらいでクリア出来ると思われるが……。
関連:
美人なヤンデレに追い掛けられて逆レイプされる(殺されたりもするらしい)
[ヤンデレ沼から抜け出せなくて]
とかどうだろ
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