先行くオタク層が飽き始めた頃に、一般層は来るものなのだ 今週のまとめvol.124

今週の作品まとめ

 
今週発売した作品では
[Mansion]
[ウィッチナイツサーガ]
の感想を書きました。(正確には先週末だけど)
来週は、
[GranEnde]
とかが発売しそう…?

(ブログに書かなかったけど)気になった作品

全部、体験版触った程度ですが。

[TINY KING 〜アミリアと魔王の小瓶〜]

魔王側近の魔族が主人公とかはそれほど珍しくないですが、
それにしてもボクっ娘だったり、妙にウブだったりの、いじめ甲斐ありそうな女の子ミニRPG。
そして可愛らしい絵柄に似合わず、かなり酷いセクハラ、えぐい事にも発展しそうなのは初作[眼鏡の魔女っ子がひたすらセクハラされるRPG]譲りでしょうか…。
むしろ脅迫されてやらされる、という強調の為にこの絵柄なのかも、と思うほど。

脱糞・食糞を含むシーンが一部存在します。(選択肢によって回避可能)

うわぁ…、こんな子にしちゃうんだ…みたいなのがある。
にしても初作のDLsiteのレビュー凄いな、熱を感じる。

悪い評判が広まってしまい元同級生や小さい子にまで心ない言葉をぶつけられ…挙句街の外までその評判が広まってしまい社会復帰困難なレベルにまで
またその時の主人公の絶望に染まる様や周囲の人々の反応が表情やテキストで非常にうまく表現されています
当然快楽に堕ちて自ら露出を始めたり〜なんてこともありません
ここまで徹底的に人としての尊厳を打ち砕く作品はなかなか出会えないでしょう


[ニコ奮闘記 -TWA-Ver1.01]

前作に続き、少年漫画みたいなちょっとクセのある絵が良いですね。
没個性でないのだ。
自宅でトイレ・お風呂・オナニーして寝る(そのまま裸で就寝)が発生する…”女の子の生活を見守る”系のRPGというか。
前作はスレた銃使いが主人公でしたが、今作は怪力アホの子(一応武器は銃ですが)で、その路線が明確になった感じ。
前に”「男の下賤な欲望を体現させられる女性」の女主人公モノって一つの流れがある”って書いたんですが、
逆に、見守って楽しむような一派もあると思うんですね。
後者は[ミーネの冒険]とかが走りかな、自宅でのおしっこ系が必ずあったり、肉付きもそんな巨乳とかではなく。
女の子友達とかもいて、ちょっと友情からレズぽい感じにもなるという。
男が出ても、愛あるセクハラというか。
『エッチになっていく』って言葉が似合う感じ。
前者は「膣内射精」「出産回数」みたいなステータスの値が特徴的で、絵柄もムチムチしてる。
キーワードは『強制絶頂』『肉便器』とかが似合う。
女主人公って一口に言っても、それぞれ嗜好で、表現したい流派がざっくり分かれる訳ですね…
(そう考えると、上の[TINY KING 〜アミリアと魔王の小瓶〜]は見守り系ぽいのに、えげつなさは肉便器系に近い訳で、特異さが分かる)
ところで3/6日現在、予告では登録されてた体験版を忘れてる…?
http://trial.dlsite.com/doujin/RJ168000/RJ167851_ana_trial.zip
でDLできますね…(予告時のファイルは、本登録の後もそのまま残っているのだ…)

[BLUME -娼婦の館-]

ドリームクラブ的な、キャバクラ接待RPG。
会話を弾ませて、お金を搾り取ろう(?)
エロ同人ゲだと他に[マグメルの娼婦]とかあります。
マグメルの方がなにか「乙女感」高いね…

[魍魎の館 -英国少女と発情の呪い-]

色々調べて進む、ホラー系のRPG(ADV)ですね。
前作から開発期間短くて心配でしたが、体験版では、なかなか趣向凝らした演出の数々でニンマリ。
(なにか”ホラーの演出”を見るのが好き。「お、そう来ましたか」みたいな…)
まあ見下ろし視点なので…ちょっとホラーと言っても、チープさは否めなくもないが。
主人公は金髪のイギリス少女でカレ…、カリンね。

[まりもエクステンション]

良いですね、少し傾いた見下ろし視点はMOTHERシリーズのよう、
そして丸くてキッチュな絵柄はフリーゲームで言ったら『タオルケットシリーズ』を髣髴とさせる…なんて。
いかにもインディーズらしいスタイル。
しかし”エロRPG好きだ”って気持ちもどうやら本物で、戦闘中に犯されて、「精液でお腹がタプタプだ」なんてメッセージ表示、
敗北レイプでは「私の初めてが」「それだけはやめて! 赤ちゃんできちゃう…!」というかなりの嫌がり方…。
いわゆる淫乱度(えっち度)で起きる立ち絵エロとかも装備。
ゾンビ化・洗脳もあるらしい…に至っては、まさにエロにもこだわりを感じます。
もしかしてこれは、本来アーティスティックな、凝ったフリーゲームを作る層にもエロRPGの作法が浸透してきてるって事か…? と思ったり。
そう、エロRPGが盛んになって何だかんだ5年くらい、エッジなオタクにとってはもう古いくらいですが、あんがい一般的に認知され始めるのは、このくらいの年月を重ねてからなのかもな…と。

[妻を担保に]

この一筋縄でいかない感じ、かなり好き。
お店経営SLGなんですが、メイン画面は店先に座る店主の主観視点だったり、
背景がエンボス調・モブキャラは黒ぬきの感じとか、もうなんとも言えない。
まるでゴーギャンやマティスのようである(知ったかぶり)
ゲーム的には流行を予測して発注を掛けるのが大事、家賃や借金を滞納するたびに妻がエロられていくのでした…
サークルさんの初作RPGとか、
”近所から半分頭おかしいと馬鹿にされてるおっさんが、お妃様に一目惚れ、必死に何度もアホなトライをするうちになぜか悪い国王を倒す事になり、その姿に最後には皆から応援されるようになる”とかなんだろう、
こちらは演劇の大団円ぽくて、かなり印象的でしたねえ…。

[セーラー服と重機関銃(ガトリングガン)〜オブ ザ デッド〜]

ヨガチカ製…だと思いますが、正直コンセプトは好き。
かなり広く取った俯瞰視点で、ワラワラ寄ってくるゾンビどもをガトリングガンで撃退!
敵は当然バラバラ! いいじゃないですか。
ただそのワクワクも、体験版ちょっと触ると「あ、”そこから”の広がりは無さそう…」って思っちゃうのが残念でもあり。
演出的にはゾンビが群がりまくったビルが倒壊するぞーみたいな視点を活かした奴とか、
なんぼ撃ちまくりと言ってもガトリングガンに冷却期間あった方がゲーム的には良いだろうなあ…とか。
ゾンビ+ガトリングガンで言うと、[死霊の肉便器〜大量のゾンビに囲まれて倒さないと犯されちゃうぅぅうぅ]がかなり好きだったりする。
強化&撃ちまくりのシンプルゲーだけど、それがゾンビ特有の終末感に合ってたな…
ところで今週、DLsiteのトップバナーに多分ヨガチカ製の作品が2つも飾られてて、うーん。
オススメするなら、もうちょっと相応しい作品があるのではないでしょうか…。
下手したら新規ユーザーに「なんだ同人エロゲってこんな物か」って思われるんじゃないか、と心配になった。
サイトのトップにあるってそういう事だし…
今週は[同人音声の闇的な話]がプチバスりでしたが、タイムリーな事に

[実録!?同人音声作品の作り方!〜声優さんに同人依頼を出してみた〜]

こんな音声作品も出た様子。
これを聞いてから依頼すれば、余計なトラブルややり直しも避けられる…?
(そもそも事前にこういう物で学ぶ人は、問題ない気もするが)

最近やってることを一言で

http://super-game.net/archives/text-novel3.html
ゲーム制作コラム3つめを書いたぞ。
そろそろ反応が薄くなってきましたよ、まぁどうにも芯が定まらない感じだから仕方ない。
しかしそうなってからが勝負だ、とりあえず作品を出すまで続けねば…。
これにしろメルマガにしろ、地味に大変で(ラクする為だったのに)余計大変になる人生の不思議。
メルマガだと毎週、もっと詳しく書いてます。