才能を規格みたく捉えれば、加工も出荷もより上手く行く……のか? 今週のまとめvol.302

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週(8/4~8/10)の人気だった記事は
1位

予告で書いた感想ですね。

モンスター、罠、ゾンビ化した人間に犯罪者までもが横溢するダンジョンに潜り、倒れた冒険者を救助する「回収屋」を生業としているという主人公。
当然、他の怪しい冒険者とのやり取りや、女ゾンビを拘束して開帳している闇風俗、
果ては主人公の「回収屋」の仕事でさえも、別にマジメに行う必要はなく、助けるどころか、身ぐるみかっ剥いでも良い……と。

いちおう法の目が届いてる「地上」と、アンモラルな行為が横行する「地下(ダンジョン)」とのコンストラスト。
地上で見掛けた女の子が、地下で遭った時にはゾンビになってるかも知れない……
と、コンセプトの魅力が垣間見られるARPGの予告だったかなと

2位

まぁ好きな奴ですよ…、
冒頭から悪の組織に拐われ、改造手術を受けた所で助けられた女の子が、その力でもってうち倒す!
というまぁベタベタな仮面ライダー・変身ヒロインノリ、主題歌も必殺キックのカットも、次回アイキャッチもあるんだよ。

……ってな所に、さらに全体として「ぽっちゃり」ってな風味(しかし劇薬かも知れない)をテイスティング。
悪の組織の首領は豚ですし、そもそも主人公がなぜ拐われたかと言うと、「体脂肪の高さが、怪人化に最適だったから」という事で、もうコロコロした女の子に違いなく。
Hシーンではそんな感じで乳もでかいがウェストもでかい、ってばかりなのが揃ってそうですが、たまに友達の普通の子(ちょっとお腹ポッコリ体型)だと、”が、画面が広い!”という感覚になるから不思議だ…。
他のHシーンでは、画面狭しとお肉ボリュームだったからね……。

しかしその上で、良く見れば敵の怪人デザインが普通にカッコイイとか、盛り上げる所は盛り上げるぜとばかり、古めかしい文体がぴったりハマる檄文で、熱くなれる戦闘(敵の行動読み+その度に多彩な文章)
が”大人としての読み物”の魅力を底上げ。

好きですし、私にとってはゲスト合同誌の作家陣とか見ても「む、半分以上は単行本買ってる……!」なんですが、
[秋草ぺぺろん]氏とか、[室永叉焼]氏とか)
しかし世間的にはこのむっちり具合、どうなんでしょうかね……、やっぱりマニアな領域入ってるんでしょうか……?

3位

先週の「今週のまとめ」。

4位

[エローン大君さん]に書いて頂いた製品版の感想ですね。
エロACT界に颯爽と登場した『ヒロイン加虐アクション』、しかしてその実態は……? という事で、
付いて来る相棒の女の子を殴る・犯す・敵にぶん投げる(犯される)・届かないコインに放り投げる、ボスと結託して襲う・あとそれとは全然関係ないモブも気に入らなかったらやっぱり倒す犯す。
金でゴリ押し出来るので金が全てや! といった特異なアクションぶり、外道ぶりをこれでもかと記述。

そんな酷さを面白く読めながらも、でも
”リョナというよりは「好きな子ほどいじめたくなる」っていう感覚”
という言葉にも頷ける文章に仕上がっているかなーと。

実は画面一杯のHシーンアニメなんかもあったりする本作、体験版で、キー入力が成功し辛いぞ……みたいに困惑した向きもあるかと思いますが、それ以上の魅力が伝わったら良いかなあと。

5位

複数の国が入り乱れて進行するリアルタイムな大陸マップ、故に一度で勝利が決まるハズもなく、敵の国力を削ぐのが主となる散発的な戦闘、
そうした”少しずつの有利”がやがて決定的な差を生むと実感できる、内政での兵生産。

この戦略がシームレスに繋がってる感じと、あとやっぱテンポなのかなー……、
まさにそこはリアルタイム、次から次へとやる事に途切れが無い感じ。
少しずつ積み上げた有利の末に、ようやく敵国の侵攻に成功! それが上手く行ったらしばらくは国内の平定だ……、しかし敵国も巨大になって来るとまさに千日手、先に動いた方が負ける……なので、他国同士が争ってるのを見計らって漁夫の利を狙う!
状況が目まぐるしく変化しますね。

ストーリー的には、絶対感情移入できなさそうな超高慢サイコ女王様となり、平和で文化を愛する他種族を支配・蹂躙・虐殺!
ひでぇ……。
その様子をお送りするグロリョナだぞ、と(ただそんなにエロ(リョナ)の比重は大きくなさそう)

絵とかドロドロした色彩感覚とか、イロモノ扱いされがちかと思うのですが、開けて見たらびっくり、こんなに遊べる物になっているとは。
(作者さんが参考元として『ドラゴンフォース』を挙げられているようですが、正直そちらよりずっと楽しめてるかも。
というか、あれはゲーム難易度ヌル過ぎた記憶があるな……)
https://super-game.net/archives/matome301.html

111も製品版の感想書き中。
私界隈では地味に流行っていたり……↓

色んな戦い方が考えられる作品なわけです。

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

無実の罪を着せられ、処刑された王女が、復讐の為にお城を目指し這い出した……!
とはいえ、初めの内は黒くて良くわからない蠢く生き物。
近寄って来た鹿とかを捕食して、少しずつ人間の形を取り戻していくのだ……と。

ゲーム進行のほとんどは自動で、戦闘が行われて行きますが、勝利後に二択のどっちを鍛えるかとか、何のスキルやアイテムを取っておくか、で後々プレイも分かれて行きそうですね。
そしてもしも途中で力尽きてしまった場合は、『転生』――つまり、能力をある程度引き継いでのリトライ。
何回でも挑み、復讐を果たすのだ……!

でも雰囲気的にはドロドロしてなく、あえて言葉を使わないOPとかも、ちょっと不思議で良い感じというか。

体験版はすぐ終わっちゃうので、製品版をちょっと買って1時間くらい遊んで書こうかな……、と思った作品でした(昨日は凄く疲れていたので、やっぱり断念しちゃいましたが…)

記事にしなかったけど興味深いもの:


[魔法少女ノーブル・ローズ]


[女騎士カレン ゴジャ島漂流記]


[エルフハンターバロス]


[彼氏持ち勇者と淫紋]


[女侍ツバキ ~妖魔忍軍の野望を阻止せよ!~]


[ERISU -人妻エリスと3匹のゴブリン-]


[PIGTAIL FIGHTER]

アップデートとかのあれ:

[-LOVE KNIGHT STORY-]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

爆乳女達と〇したり〇されたりするRPG

ふぉおお、新作だ!
作者さん前作[巨乳女アヤに〇したり〇したり〇されたりするRPG]、製品版購入してるしプレイしたのですが、
とにかく押しに弱い巨乳ヒロインに対し、騙したり恩に着せたり言いなりにしたり、簡単にヤれる感じでとにかく種付け、色々試してヌキまくってる内に(エンディングはすぐ迎えられるけど、コンプを目指すとなかなか大変)
だるーくなって、感想を書く機会を逃したんでした……。

今回は!

基本はメインの女キャラ二人と色んな方法、関係でエッチな事するのが目的です。

いよいよマルチヒロインに。そしてこれですよ……↓

主人公を取り合う嫉妬や張り合い等。それに関するHイベントもあります。
出産を経験しているとより口調がキツくなる時があります。

うん……! 今は削除されてしまった、過去シリーズにもあったこの要素……!
(他のエロRPGではまず無い要素……!)

とにかくヤリまくれる自由度(と巨乳)が目に付きがちですが、
酷い男なのは分かってるのに、妊娠してしまうとこれからの生活の為に押し黙って従うとか、
内気で自分を責めがちだった子が、赤ちゃんが出来るや、芯の強さを見せるようになる(そしてそれにムカついて、やっぱり力づくで犯す……)
とか、微妙な心理描写が上手いサークルさん。
そんな所もいよいよ本領発揮されて行きそうですよ

UnHolY ToRturEr

別サークル扱いのようですが、DL同人的には[UnHolY SaNctuaRy]などアクションゲームが有名なサークルさん。
しかし今回はSLG!
しかもUnity製、Live2Dアニメの調教SLGと……!

24時間★無知少女 ~ちょっと危険な夏休み~

上の[巨乳女アヤに〇したり〇したり〇されたりするRPG]とかもそうなんですが、エロRPGの文脈の中にはリアルタイムの時間経過で、あちこちに女性キャラが出没したりするので、条件を把握してエロイベ攻略……みたいのがありまして(初出は[New!剣と魔法のイムドリア]でしょうか)
サークルさん前作[24時間★玩具少女 ~閉ざされた村の贄~]は、そんな文脈を汲んだ作品でした。

最新作の今回も、「夏休み」・「あちこちで遊ぶ少女」と見せかけ、もちろんエロRPGですから、たくさん遊んだぞーで終わるハズも無く、と……。
前作よりもロリ度が上がってるのが印象的ですね
(ただ”村のあちこちで犯されそうになってる女の子を見付ける”形だった前作と比べ、今回は女主人公で自主的に動いていくようなので、一般のエロRPGに近い感じになるか。
[むっち無知 田舎生活]の方がイメージに近い?)

他の方のブログ

うちに良い文章を感想寄稿して下さっていたさたけるさんが、ご自分のエロ同人ゲーのブログを起ち上げられたので、紹介します。

DMMの専売として発売されたエロRPG。
コミュ障の巨乳地味子っぽい通常時と、厨二っぽいサキュバスの戦闘衣装を切り替え、段階エロとクエストをこなしていくのだ!

オープニング終了後は搾精とフリークエストを自由にこなし、いつでもラスボスに挑むことが可能。

体験版だと少し分かりにくい感じもしましたが、「いつでもラスボス(仇サキュバス)に挑む事が出来る」、
ただもちろん初期状態ではかなわないので、街で色々なクエスト(+エロ&精液集め)をこなしていく事になる、という構図ですね。

元々、妄想エンデミック作品には短く太くという傾向があり、本作はその長所と短所が大きく出ています。
確かにRPG部は短いのですが、オープニングを含めてクエスト中は会話イベントが豊富です。
元々、キャラの特徴をとらえたコミカルなシーンを描くのが上手いサークルであり、各クエストの会話が楽しく、その長所は全てのクエストで実感できます。
短編RPGとして、物足りなさこそあるものの普通に楽しめる内容。

今のところRPG作品が二つ……で、私としてはサークルさんに確たるイメージを持ってなかったのですが、ここまで踏み込んだ分析、大変面白いと感じました。
”短く太く”ですか……

そういえば体験版でも、モブなのに道具屋のおじさんとの距離感が妙にリアルさあった(エロRPGにありがちな、がっつき系ではない)
恐らく街に出てすぐに出会うだろう魔法使いの女の子は、あれ、基本的にサブクエスト用で、その後も少し顔を出す、って具合だったのですね…
(確かにボスにいつでも挑める上に、クエストもフリーなんだから、シナリオのあちこちにがっつり絡ませるのは難しいか)
それで一つのクエストに絞った、”短く太く”かな……、なるほど。

こういった毎回、どこかで出てしまう「特色(傾向)」の話って、読者だけでなく、サークルさん自身、あと今回の例で言うと、専売を考えるDL販売サイトの参考にもなる話なのかなぁと……。
作品として出力されるだろう形が分かれば、より才能の伸ばし方や、適切な力の掛け方も分かる、というような……。
(DMM、最近はゲームでも専売作品が増やしてるようですが、今いち方向性が定まってないというか、”どういう感じでやりたい”のか、あんまり分からない感じが……。
電子書籍系の専売では、寝取られとか人妻とか一定のイメージで纏められてる強さがあるんですよね……)