一つのツールを長年使い倒したからこそ出る味 今週のまとめvol.373

今週の作品まとめ,R18

今週のまとめ

今週(12/13~12/19)の人気だった記事は
1位

「ガチャ」で哀れなシスターの結末が変わる! 即ち”悪堕ちガチャ”……なんていう[魔物ガチャ~シスター転生~]の”前日譚”となる作品。
前作はガチャと言い条、ADVとして末路を追う感じでしたが、今回は待望のRPGだ。

闇の精霊に魅入られ、欲望に目覚めたシスターが辿る数奇なる人生……、
崩壊した自国の難民に紛れ込み隣国へ、やがて女王に接近し信頼を勝ち得、その騎士団ともども”悪堕ち”の的にしていく……。
元々魔王の眷属であるハズの闇の精霊が、魔王よりもシスターと共に歩みたい、二人で世界を支配したいと願うレズっけ(悪にも悪の美しさ、理由が……)
騎士団たちの集団悪堕ち、決戦衣装『グルエラ』なんて見た目に関するケレン味、「運命の間」という物語上のギミック。
(そして決断を迫られる者として、実は物語の鍵を握るのはシスターではない……?)

ガチャもゲーム要素&サブH要素として健在だ。
そう、悪堕ちの文脈に沿いつつ、一番に感じるのは”ケレン味”という感じがしましたねえ……。

2位

どう転んでもなにやらHそうな表紙の予感、そして

現状、開発途中につき
基本CG枚数不明!
回想シーン数不明!
想定クリア時間さえ不明!

という詳しく説明してるんだかしてないんだかの紹介文、にも関わらず事前お気に入りは2800超え……。
これは気になって、予告でプレイしましたねえ……

予想外というか、言わばハクスラ風味にダンジョン→拠点に戻ってのエロや強化を繰り返す、という内容かな。
ただツクVXAce製にも関わらず、クォータビュー視点をがっちりと拵えたダンジョン探索に、横戦闘も独自に打たれたドットが格好良い。(そして仄かに香るメガテン風味……)

戦闘システムとしては相手の属性を探るのが大事、そこを突きさえすればなんと行動回数+1……という大幅なメリットが。
その為に5属性の仲間から3人を編成・交代、あるいは合体技を繰り出したり……。

そして出色はやはりHシーン。
処女・非処女でちょっとテキストが変わるみたいな事があったりしますが、今作は初めにヒロインの「性遍歴」をセッティング。
これがまたビジュアル的にはおさげヒロインの委員長、男どもは全員童貞って事なので、
「実は陰で遊びまくってたビッチ委員長が、童貞たちを手玉に」も、
「自分と同じく、性的な経験ゼロだったと思ってたおぼこな委員長が、実は初体験とかちゃっかり済ませてて、ちょっとリード取られる感じに”お、おう”ってなる」にも、
そして勿論「初体験同士、えっちへの好奇心……」といった事へも、一つのシーンが3パターンに変化するぞという。

おまけにそんな委員長の”服の下”は……って事も設定できて、まぁ陰で遊びまくってる女子なら当然……みたいに、太腿に蝶のタトゥー、極細下着に、乳首やクリピアスとか設定してみたり。
するとこれもCG反映……(衣装によってはセリフで反応する所も)
と、凄く期待させるものでした。

……期待させるものなのですが、実際、作業量が果てなく大変そうなのも想像に難しくなく、さて完成するだろうか……と、予告プレイした事で先の2800人と同じく、見守る一員に入るのでしたよ……。

3位

先週予告で書いたものが、金曜日に発売。

これが和製TPSだっ! 同人エロゲにもこういう物が出て来たのだっ! という気配をバリバリに感じる作品でしたね……、
つまりTPSと言えばなんだか濃くてマッチョな軍人さん等が、リアルかつ重厚に汚れた戦場だのもしくはSF世界だので、重火器をバババっとするのが made in アメリカなら、
こっちはロリめでフリフリな服を来た女の子が”魔法銃”で戦うもんね、
なんて言ったら良いか分からないんですが、ともかくリアル方向でなく、優しいけどどこか広がりがあるシェーダー(ゼルダぽい、原神ぽい……)
というグラフィックなんだと。

さりとてあまりファンシーにはなり過ぎないよう(結局銃は使う訳で、そのバランスも考慮したのかなと思いますが)
近代兵器が過去の遺物として語られていたり。
ストーリーには、古びたレシプロ機体を再び動かすのだ! なんて泣かせる線も。

そういう外側の話だけでなく、ゲーム部分もきちんと昨今のTPSの遊びを踏襲しているのがミソ。
つまり遮蔽物に隠れ、右肩・左肩のどちらを軸に構えるかのスイッチングに、
遠くからスコープを覗き込んでのスナイプ、
遠回りのルートで高所から敵に気づかれぬまま一体ずつ仕留めていく、
ラチが明かない遠距離からの撃ち合いに見切りを付け、突撃を仕掛けて近接攻撃でばっさばっさ……
まさにリアルタイム3Dならでは、自分の思い描いた「戦い」を構築できるのだと。
https://super-game.net/archives/matome372.html

4位

先週予告で書いたものが、金曜日に発売。

ふわっとした髪のボクっ子・Hシーンボイスあり・H技を1ターンに詰め込んで行くのが楽しめる、独自実装であろうカードバトル(体験版ではそこまで行けませんが、新カード入手でデッキの取捨選択が面白そう……)
そして何といってもアニメ。
戦闘でぐわんぐわんとフルアニメ、Hシーンでもぬるぬるとアニメ。

戦闘もエロなら、メインのお話もまるで中ボスかの如く、経験豊富な客に自分から売春していてバトル(H)? と。
”ふわっとした髪”というキャラデザを気軽にやっちゃう所からも窺えますが(単純にアニメの手間が大変……それだけに上手く嵌まればアピールポイントの一つになる…)
体制が整ってるサークルさんが、自分の得意な、見栄えするコンテンツをガンガン魅せる事に特化した様な内容なのかなと。
同人ゲーにおいてその緩みの無さ……、うーん、舌を巻く心地ですねえ……
https://super-game.net/archives/matome372.html

5位

先週予告で書いたものが、土曜日発売!
こういう物の製品版プレイをしたいものだが……

予告でプレイするにしても、基本的には事前お気に入り数が高い物を意識せざるを得ない訳ですが、
これは

親世代と子世代の二代に渡る冒険
第一部の子づくり巡礼編で身ごもった子供が、第二部の親子旅編に登場!!

が余りに気になり、触ってみました。

そしたら想像以上にドスケベ枠であり……。
つまり主人公が淫乱であるんでエロシーンに繋がりやすいのは勿論、
開幕から”重要な話を扉越しのSEXで聞いており、軽率にイクッ♥ とか答えたのが旅立ちの元凶”
なんて、スケベ要素をむしろ推進力を持ったネタとして利用してるのが面白いわけです。
(コテコテ感と言いましょうか、個人的に[落第魔女イリスと賢者の石]に似た流れを感じました)

旅立っても宿屋の一室をちょっと覗いてみたら、モブ村人が凄い勢いでSEXしている、
お目付け役の狐巫女が主人公をガミガミ叱って来んなあと思ってたら、
次の瞬間、戦闘で毒を受け、この世界の毒は『淫毒』だから……と戦闘コマンドがガニ股立ちオナニーしか無くなる、
SEXしたら100%受精する状態なのに、軽率に新しい街で男と盛っちゃう主人公、
でも要は「SEXするほど能力を上手く掛け合わせて、産まれてくる子供のパラメーターを強化できる」ので安心! うむ。

エロシーン的にも普段CG集とか描いてる人なのでしょうか、
もの凄いフェラとチン舐め具合であったり、獣の様に交わる背後で狐巫女も一緒にオナってたり、ドスケベではあるが差分量が丁寧である、と感じましたね。
https://super-game.net/archives/matome372.html

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

アリコレさんの作品は自分、なんとなしに好きで、例えばふざけてたと思ってたらふいに切なくて、狂想的な気持ちにさせられるテーマを覗かせたり、キャラのスターシステムにより、毎回恒例の登場人物が、関係性を保ったまま少しだけ違う役割を演じてる事が思い出をくすぐったり、
レトロゲー嗜好にねずみ屋さん(そしてカンチョーに始まるアナル嗜好)が定番的に癖になりつつも、やっぱり狂っているなぁと原点に戻って来たり、
それらがよくぞ構築したなぁみたいな、ゲーム心くすぐる本書くシステムと、そして泣きたくなる高難易度で叩き込まれて行くと……、もう無二の経験になるのですね。
他と比べられない。

そんなアリコレが放つ新作は……、パズルゲーム!? と聞き、果たして大丈夫なのだろうか、と予告でプレイしたものです。
SLG、RPG、SRPG。
パズルゲーはやはり特別なノウハウが必要で、サークルさんの過去作で見られたやり込み的な部分と相性が悪いのでは……とね(それでも行う挑戦心は賞賛したい)

でプレイして思ったのは、自分などは数々の落ち物ゲーなんかが頭に横切りつつ、
それを振り切る様にこう来たかあ、やっぱり狂ってる、まさか今回はこの勢いで振り切るつもりなのか……!? とやられたものが。
従来のSLG的な方向とは結構異なる感じになりそうですが(それもまぁ、本編をプレイするまで断ぜられない”揺れ”があるのが、サークルさんらしい所ではありますが……)
やはりアリコレだなぁと。

特に今回は勢いで押し切るって部分を再認識したり、あと普通に会話劇として優秀だなぁって所を見詰め直したり。
そして私が過去にプレイした5作品のうちだと、一番お尻開発なところがHだぞ……という予感が致しましたね。

先週~今週と目玉的な作品が到来してまして、その中で見逃しておりませんか、というゲームがぽつぽつ見られる訳です。
その一つですね。
[暇潰し用R(-18)PG]が初めて来た時の、そのポテンシャルが衝撃的だった感じに似ている……と言えば伝わるでしょうか、
ツクVXを改造し倒し、立ち絵が常にアニメ、それどころかシーンを跨いでも(マップ→戦闘とか)
犯されが引き続くというある種の非同期的な処理をも実装しており、もはや常時犯されて喘いでるくらいの頻度に。

武器強化や合成でモリモリと強化してはダンジョンに挑んで行く次第ですが、
洞窟のあちこちにまるで海のようにうねる触手、でもそれを乗り越えないと宝箱が手に入らないし……
そして戦闘中にスライムに乳首に吸い付かれて継続みたいな事はもちろん、
ボス相手なら強姦→妊娠→(戦闘中に)出産! 母乳ぷしゃっ、出産アクメ!
回復アイテム使いすぎてふたなり化! 射精! という凄い勢いだ。

立ち絵エロのみの様ですが、MOD的な、カスタマイズ的な幅も広そう……。

エロRPGの制作環境に王道というものがあるなら、今はツクMV~MZとかなんでしょうが、
それとは違う、一つのツールを使い倒すように作り込んだ時に現れるクオリティー、
勢いってのもある訳で、ぜひ一度見てみて欲しいところ。
ある意味でエロフリゲの作り込んだ作品に近いというか、制作魂を感じました。

記事にしなかったけど興味深いもの:


[淫乱アルケミスト・リルフィ ~私、淫乱なんかじゃありません~]


[魔王城の隠居参謀]


[Moon Reunion -状態異常耐性0の転生勇者がドレインされすぎるリアルタイムRPG-]


[無限留年]


[Brothel of Demi human ~迷いの森の大きな館]


[夜の賭け麻雀 勝てばあの娘と一晩中]


[Ridicule ~寝取って堕として嘲笑い~]


[魔女マリカと触手トラップダンジョン]


[よこしまサロン]


[呪いの剣と海の姫君]


[ROOM#204]


[Zookeeper Mission!]


[Emergency Monster Team v0.103]

アプデとかのあれ:

[BF同好会 – Battle Fuck Club -]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

Re:BF

BFを代表する作品となったROBFシリーズに、まさかの新作(5年ぶり)が。新章突入!

迷宮街のグレイス

おっ来ましたね……。
[ゼヴェンの孕姫]のサークルさんとこの、新作RPG。

さんざん辱めを受け、絶対孕ませるとばかりの犯され描写も折り紙付きですが、
ゲームの趣向としても、ローグライクの満腹度を性欲に置き換えたり、”洞窟に持ち込めない”をエロシチュに繋げる手法や鮮やか。
そして更に立ち絵もアニメするんだ……。
まさにこれがシコれて遊べるRPGだ、という風格が。

蒼キ光と魔剣の鍛冶師

こちらもローグライク……!(ただし発売時期はほぼ未定、かな)

いわゆる初サークルさんではありますが、スタートダッシュが違うってのは

全員実力派声優によるフルボイス付き!
さらに立ち絵、Hイベントの演出は全てLive2Dによるアニメーション!実用性抜群!

という、いきなりのビッグスケールに感じたり。
エロ嗜好的には女性上位、逆レイプ……と売れ筋が期待されますね

最近やってること

ここが数日(ツクールのマップエディタ感覚)で終われば、年内発売も有り得たのだが……。
思わぬ足止め。だが開発の遅れというのは大抵そういう”見通しが甘かった所”であるな…、くそう……。

とりあえずエロ絵は発注した 止まってない、動いていく