魔法熟女、旅館シチュ泥酔セクハラ、AIエロゲシンギラリティ? 今週のまとめvol.598

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週書いた感想記事を直近から振り返っていく。

4/26(土)は久しぶりに書いた製品版の感想。数えたら[Sex Monster]から一ヶ月ぶりだった。
なにしろ体験版の感想ばかり書いてると検索妨害になるらしいのでな……(何度でも擦っていく)
だが逆に製品版の感想を書いても、特に褒められるとかは無いのだ。DL数100ちょいの作品だし……

そんな訳でいつもは「さて、どんなモンか」みたいにあちこちの体験版を触っている自分だが、そうなると困るのが、体験版の無い作品。
とりわけサンプル画像からソソるものは、いたく気になるものですよ……
今作はTHEタワーみたいな隣接(あるいは上下)区画を建て増していくタイプのSLGに見えるのに、最終的にはその高く高く聳えるようになった建物を巨大な蛾娘が壊しに来る!? という内容が、非常に「その手があったか」的な、逆説的で震えたわけ。

……まぁ実際にやってみたらそういう形式のSLGじゃなくて、どっちかって言うとよりリアルタイムで資源獲得の色が強い、横視点RTSみたいな内容だったんだけどね。あとHシーンも1つだけだった。
これが体験版の無い作品のスリリングな所だぜ……

とはいえルールが分かってみればなかなか楽しめる、なにより特異なコンセプトが光ってるって所を、そこそこ文量多めに伝えております。
まぁそんなにマジメに製品版の感想を書いても、大体読む側は流し見で、スクショとその周りの数行、あとは太字になった一文くらいしか読まなかったりするけどね。
(つまり今となっては検索用のbotとAIの方が、まだ”ちゃんと”文字列を読んでるのか? 『情報』を考えちゃうな……)

4/25(金)は、ミツモト・ダイア的な作品なのか!? とか書いて、一人でウケてた。
あと色々ふざけて(楽しんで)書いてるが、バレてないのでセーフやな……。

かつて世界を救った魔法少女、それから10年! すっかり駄肉を蓄えたOLとなっていた……
だがそんな所に、悪の組織が再び暗躍を始める!
慌てて変身するも、当時の魔法少女コスが物理的にも心理的にもキッツイキッツイことになっていたのだ!

そんなストーリーラインに、それに応えてくれるムチムチめのCG絵柄がまさに惚れ込んだ通りって感じだけど、
まぁ公平に言えば、ちょっとエロRPGの勘所というか、経験がまだ少ないか? というのを随所に感じた次第。(体験版だけども)
それをまぁ諸々、場面を挙げて書いてたりします。

4/24(木)は、毎週恒例、ci-enで見掛けた面白い話題まとめだよ

「AIにコンサルタントを任せる」SFサークルさんに、不動産投資=サイドビジネスを考えるサークルさん。
今回もなかなか程良い話題を集められたと思う。
……と書いてたら、「今回のDLsiteのクーポンから一定額以上(高額)の作品が省かれてる」という話題が舞い込み。
これは市場がまた大きく変わっていきそう……、来週も荒れそうやで。

4/23(水)はね、取っ掛かりとして「旅館エロってもっとポテンシャルあるよな……」という持論を展開したかったのだが、
体験版触ってみたらさぁ困った、存外にそこはそこまででもなく、あとゲーム性が「こういう感じか」と意外だったのもあって、けっこう感想の構造に迷った感じ。
でも書いてみたら、案外スルスルと。
なぜならば俺(プレイヤー)=セクハラ係長と当て嵌めてみた時の通り易さがハンパなく、やっぱシチュは面白くて魅力的だからである。

という訳で、目を付けてた巨乳新人社員が最近、職場の男とイイ感じに付き合ってるのが気に入らなく……、ここは係長権限で「君は30日間旅館出張、しかもワシと相部屋な♡」である。
強引だが、「そういう事ならあれもこれも出来るな……」とシチュが浮かび上がって来る、パワフル権力の使い方。

で相部屋ですから色んな事が起きるよお! という訳で、一番目を惹くのが酒盛りパート。
すなわち巨乳新人社員に、君ぃ! 酒が足りんじゃないのかぁっ!? とばかり抜かしながら、もうビールからワインから日本酒までチャンポンである。
泥酔した女は肩もみ、パイタッチなど容易くなる(うむ)

その後は酔い潰れた女に夜這いという名のすやすやエッチパート。
エロとしては納得の流れと言わざるを得ない。
しかも似たシチュがあんまり思い付かない作品でもある……、というのが魅力的なところでしょう。

ただそう聞いて頭に浮かぶものより、恐らく「ちょっと落ち着かないぞ」というゲームのテンポがあり(ADVより、ACT作る方が適してるGodot製)
そこの所の感覚の違いと、相部屋・泥酔も分かるけど、旅館エロとしてはもっとこれとかアレとか考えられますねえ……! などなど、勝手な期待を書いたラプソディ的な記事となっているのでした。

いやー、セクハラ・パワハラシチュって良いものですね。それではまた次のエロゲで会いましょう。
って感じで、セクハラゲームは増えていくと見込んでいる。
なんだか中居・まっつん・石橋などの謎の名字が朧ろげに頭に浮かんで良く分かんないんですが、現実で禁忌とされる風潮が強いほど、それをゲームでやれるという興奮は大きくなるものだと思うから。
(だから痴漢おさわりも売れるのだなあ、リアルに受験勉強するゲームとか糞つまんないもんなあ……というのが一応の結論なのだけど、一方で、お薬関係はマジで現実でもフィクションでも避けられがちに思える…。もうちょっと別な法則性もあるんだろうか?)

あと毎週のようにDLsiteなんていうニッチの巣窟みたいな所に顔を突っ込んじゃあエロゲを漁っている、終わってるオタクことおまいらには「上司となって女部下にパワハラ」的なシチュはどうせ手に入らない夢的な事でもあり、まぁそのプチ権力感というか、ごっこ感は魅力的でもあるのかな、と。

4/22(火)はツィッターでそこそこ見知ったり知らなかったりする作者さんの作品であり、それだけに前からどういう感じで作品に取り組んでるかを知っていたのだけど、今回はまた今までとは結構変えて来たな……なんて遊んでたら、なかなか興味深い事も多く、気が付けば記事を書いていたのである。

あ、でもそういう事を書くと、

作者の人に前にお世話になったからって
作者の書いたテキストばかり褒めるようなレビューを書くな。
そういう えこひいきすんなよ。

とか言われちゃうかも!! まぁ、12年以上前のコメントなんですけどね
こういう事をいちいち覚えている俺。今日も書き続けるのでした。

つまり、サークルさんは今までちょっとしたルールのカードゲームで、同じキャラと衣装を取っ替え引っ替えしながら遊ぶミニゲーム的だっけど、
今度はADVの文脈であり、そうなれば当然「シチュ・キャラの面白さ」に期待が掛かる所、そこで”同僚の地味女がデリヘルで働いてる所にばっちり鉢合わせ!”というのを持って来る。
じゃあしっぽりエロしまくるのか、と言ったらそうでもなく、
「したい事(コスプレ、H行為)を事前にオーダー、選択肢で押し引きして了承させる『交渉パート』」
なんて、一つ踊り場を設けたのも上手いですよ。
ADVというものの本質、物語への希求は変わらず人を惹き付けているけど、
だがここ15年くらいのトレンドがエロRPGに取って変わった事で、まぁそのまま真っ直ぐADVに戻るって事は無くて、何か一つシステム的な装置を用い、その魅力を表すのが大事、というのが現状だと思う。

……かと思えば、同じキャラで衣装を変えつつ何度もHする、という所では過去作の流れを残しててニヤリ(小~中規模ボリュームで満足度を上げてくれる仕組みですね)
あと普通にHのスチルは”テンション上がる絵”。クオリティに感心。

まぁ一番ゲーム体験として面白かったのは、メインキャラとまごまご仲を深めてる脇で、仲良くなったサブキャラ2人とはドスケベH決めちゃうって事で、これは物語の緩急としても正しいし、
あとまさかの「交渉モード」が歳上・年増女性にもあって、メインの若い女の子と比べ、数段面倒臭い……という事で、ねw
何かプレイ経験でもって浮かび上がる「もの」があるというか。
そういったオモロイ部分も含め、楽しそうなポイントが幾つもある作品だなぁと。これで割引で1000円を切る価格なんですよ。

4/21(月)は、ここ数週売れているAIエロゲ作品の話題をお届け!

しかしてその中身は、「襲って来るおじさんから逃げる、ツクールの見下ろしACT」であって、いかにもな感じ。
でエロシーンも捕まるごとに大量のエロ絵が展開する寸法で、ここも言うならいかにもAIゲームズ。

が、にも関わらず今作はえろい。えろく感じる。
何故だろう……。
記事ではそこを指し、シンギラリティか!? とまで言っているのですが、
まぁ私も制作経験あるので言える事としては、AI絵なるもの、ばんばん絵を表示したら手描きでは絶対できないしエロくなるじゃん、と考えるかもですが、
まぁこのパカパカ切り替え感、だめ。
いちばん「AI絵は不思議とシコれない」になるやつ。

そこを克服すべく、今ではLive2Dアニメさせてみたり、あとベースの絵にしろ3Dでまず絵作りしてimg2imgするとやっぱ違うよね、とか色々やってる訳ですが……

今作は絵を連続表示しまくりにも関わらず、えろさ出てるんだよなぁ……(これは私一人の感じ方じゃなく、DL数が確かに物語っている)
記事では女の子のポーズ感に理由を求め、ここさえしっかりしていれば案外えろくなるんだなぁという発見、
あとねっとりとしたキスから、パンツ一枚の死守にまで及ぶ10段階エロとか紹介してますが、これが果たしてコアの部分なのか、今いち書いてて自信無いかな……

じっさいここに来て、単純にAI絵の密度が上がってるのもまぁあると思う。
AIゲームズは日進月歩なのだ……、目が離せませんよ。
まぁ市場的には300DLとかだから、余裕で目を離してもいいけどな、という扱いなんでしょうが……。

あとたまたま知ったんですが、シチュエーションプレイ Repeated despairの作者さんらしい、と。
つまり夏のアダルト創作祭2017参加作品であり、後に[魔法少女セレスフォニア]で説明不要の大ヒットを遂げるサークルさんが参加してたり、
[ロードナイトコンプレックス 魔城の姫騎士]も凄かったし、なにげに高確率で後に繋がる人々を輩出してるなと(開催から7年以上経ってますが……)
というか主催者さんが後に[サキュバスヘヴン]を出されるし。
そういう歴史もあるのです……

記事にしなかったけど興味深いもの:

B-PRISON UNCHAIN

[B-PRISON UNCHAIN]

Lv99のさいつよがバッステでぐずぐずのエロられまくりに……!? という[B-GROUND UNCHAIN]の(一応)続編と。
しかもジャンルは打って変わり、SRPG……!?
元々[除霊配信]などで特殊かつ独特のえろさを見せ付けて来たサークルさんでもあり、一作前の[ヒロモンSLG -不思議な魔物と調教師-]でも「バッステえろさ」を見せ付けヒットしたサークルさんでもあり、これは手腕が光るか……!

エロ同人ゲー文脈的に言いたい事はもっとあって、SRPGのエロとしては最近なんというか「王道エロライン」のものが増えてて、
例えば1年前の[魔法少女マジカルブレスティ]、半月くらい前にも[行け!! 秘密結社デッドバニー団]とかありますねと。
(いわゆるファイアーエムブレムのような感じじゃなく、女主人公モノからの合流というかね)

今作も前作では見下ろしACTだったバッステエロが、SRPG上で! という建て付けであり。
なぜこの形式かと言うと、「敵の集団に絡め取られる感じ」が表現したかったんだろうなとは汲み取れる。
ステージ1から、電流をただぶっ放されてもノーダメな主人公だけど、唾液ぺろぺろ(水)を与えられた後に、電流攻撃が合わせると脅威に……。
敵の嬲りに応じての立ち絵変化パターンも豊富で、動けなくなったヒロイン相手にワキガ(にする)手術を! なんて、まさにバッステこじらせ界隈だぜ、なんてモノが。

ウーム、こうした囲み系でのSRPGの扱いは(当時はむしろローグライクとして認識されてましたが)[MaiDenSnow Eve ~さる前夜祭~]とかの集団で犯される感じ、
あるいは結局未発売のままですが[Dungeons & Prisoners 〜 竜の乙女と魔孕の島]とか、
もっと言えば、あのサキュバスクエストのサークルさんの[夢の魔物とお伽の騎士団]でも志向していた事か……と色々言いたくなります。
これら全部10年前の作品ですが、今になってそんな風なSRPGがやって来ている、というのは本当に感慨を覚えるものだ。

……ただ個人的な体験版触った感覚としては、「あんまりハマれない」感じがして。
ヒロインはいつでも魔力開放でLv99になれて、マップ即死魔法とか使えるし……。
当面はわざと負けるか、消化試合みたいなSRPGしかないなと。
これだとSRPGの「面白さ」、あとギリギリで負けてエロられるという興奮は少ないかな……
(……いや初めはそうでも、やがてLvドレインで(バッステで)戦えば戦うほど本当に手も足も出なくなっていくよ、そこからのズルズルエロ取引堕ちとかもあるよ……って二段構えなのも分かるんですが。初めがどうにもタルい……)

言わばバッステの為の詰め将棋であり、バッステの為の戦闘なんですよね……
「割と苦戦しつつ、ピンチになったりしたいかも」というゲーム心にはあまり刺さらず。
平たく言えば、色々なエロバッステパターンがあるんだろうな、試さなきゃな……と考えてる自分にルーティンを感じて、ううーん……。

なんというか出会い方一つな気もしますが、
過去作に同じく同人エロゲとして意義ある、独自の切り口で挑まれてる作品だと思うのですが、上手くハマれなかった。
(*あとプレイはゲームパッドより、マウス操作の方がピンと来やすそう)

夢幻の澱底

[夢幻の澱底]

体験版は動作確認版ですが、一見FPSのような構図、実質はお互いにターン行動する(ローグライクぽい?)疑似3Dダンジョン……という変わり種。
しかもこのダンジョンが都会の路地裏という。
主人公は全身をトレンチコートで隠した男、女の子に追い付き、捕まえた時のみ、その正体が明かされる!(触手マン)
またこのスチルもカッコ良いんだ。
センス溢れてそうな一作だと思いました。

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

うつせみ村輪辱紀行

昨年発売、万DL超えを果たしている[命に代えてもお守りします!]のサークルさんの最新作。
システムは窺い知れませんが、ムチャクチャされそうな良い絵感、それにフルボイスと。

家政狂想曲

むっ……こいつは! また来たのかっ、NTR伝説ライクな作品が!
実際明確な定義があるワケじゃないんで「NTR伝説ライクってなんだよ」って感じでもありますが、このクォータビューのエロはまぁそう……ですよねえ(ミニゲームもあるのかな?)

Maso VS Sado~ドM調教バトル~!

たぶん中国系のサークルさん? ですが、なんかすっげぇぞ! すっげそうだぞ!!
ロックマンエグゼみたいな? スパロボのクロスオメガみたいな? パネルが敷き詰められたステージみたいな戦闘に、
「放置プレイ」「石化」「拡張」を謳った性癖、そもそもが使役されるユニットは全て調教の産物……?!

一体どうなるんだ、予想できませんがとにかく何やらスゴそうです。