エロRPGにも音声が脇役でなく、メインになる時代が…? 今週のまとめvol.282

今週の作品まとめ

先週末に決めたもので、何か突然の発表ぽくなってしまいましたが、111の新作エロゲ(7年弱ぶり)が遂に発売されます……!
発売日は明日、月曜……っ!

乗るしか無い、このビッグウェーブに。
という事で111の過去作もにゃんと軒並み90%オフという割引キャンペーンやってみました。↓

4/1……、新年号が発表された折にこのキャンペーンも終わりを告げるのや。
なのでこの機会にネタとネタとネタに溢れた[脱衣STGシリーズ]とかを買うのも良いかも知れない。
なお抜けないとか面白くないとかのクレームには、ただただ悲しい顔をして唇を噛み、俯くのみとなる。
100円とかそんな感じやし……

あと書いておくと、キャンペーンが終わってもこれらの過去作は基本価格をぐっと下げる予定。
まあ昔のゲームですし……

最新作のエロトラップダンジョンの方は、いちおうエンジンをイチから自作したんやという事で
これを流用して色んなエロトラップものをばんばん作りたい、
もうエロトラップパンにエロトラップソーセージ、関連商品も出まくる、とか考えているがそんなに上手く行く筈も無い事は火を見るより明らかなのだった…。
大体プログラム経験豊富な人が作った独自エンジンならばそういう展開も可能であろうが、
トーシロが構築したものなんて再利用しようとした所でごっちゃごちゃ、結局作り直した方が早い、みたいになるのはお定まりである…

これを機会に「俺とエロトラップダンジョン」などのコラムをDLチャンネルで書いたり、
「エロトラップダンジョン10番勝負」などと題し製品版の感想を書きまくりたい、と考えているのだが現実は非常で、生きるだけでなぜか時間は一杯一杯に溶かされて行くのであろう。仕方ないね。

今週のまとめ

今週(3/17~3/23)の人気だった記事は
1位

先週から依然人気……ですね、10日と掛からずに5000DLを突破した計算となる訳ですね。
自分の体験版の記事だと、エロRPGとして分かりやすい[アヤメの冒険記 ~師匠の本を求めて~]が一番売れてるのよね……なんて書いたけど、なんだかそれすらも凌ぎそうな勢いで。

それだけサークルさんのシコさが理解、浸透してるという事ですよね……凄いですね

体験版だと妙なモブの熱さ、程良い塩梅のアクションぽかったり仲間を使ったりする戦闘システムがまず来て、そこも気に入ったかな……
もちろん一番の押し所は化物だらけの異世界に飛ばされて来た弱い人間たちの模様というか、
極限な状況下のドロドロしたエロ+作者氏の過去作から人気の、段階エロなのでしょうけども…。

むしろけして王道じゃないだろう一風変わった作風で、これだけきちんと売れるエロ力の強さが凄いと思いましたね……。
(なんだかんだ過去作から手法を洗練させている、というのもあるでしょうが)
https://super-game.net/archives/matome281.html

2位

予告で書いた作品。
あの[楽園魔城リピュアリア]が帰って来る! という期待の一作。
1はもう6年前のことゆえ、正確に判断できてるか自信無いですが(それに前作は製品版やりましたが、こちらは予告な訳ですし……)
前作の方が……なんだろう、幻想譚的な雰囲気はあった気がしたかも。
ただそれはそもそも、このシリーズが初めてという初見の衝撃だったからかも知れず……美しい思い出という気も。
どんな名作も美しい思い出には勝てないのかも知れぬ…。

2ですがストーリーが王道的に分かりやすくなり、キャラがばんばん出るし、
更に仲間も引き連れまくれると、全体に探索ACTとして遊び易く、楽しさ方面になってる印象を覚えたでしょうか。
こちらも最後までプレイしたらやはり美しい思い出になる一作なのかも知れません……、そんな気配はやっぱありますね。

3位

先週の、「今週のまとめ」。

4位

本来もの凄い才女のはずなのに巨額の借金を負わされ、アワアワとした表情のまま爆乳を弄ばれたり、ハードな対人エロに見舞われたり、消えたいくらいの苛烈恥辱に見舞われるRPG!

隠し撮りされてて全てのエロがAVとして売り出されるという設定、こだわりのおっぱい差分、
エロステータスもAV風パッケージに、予告でも借金延滞エロの8段階を全部見せてる……という姿勢、まさしくシコが捗るものでしたね……

一方でRPG的な部分では(エロまみれADVかと思ったら、しっかりダンジョンもある作品だった)
標準より一段上のクオリティーを目指してるのを感じて流石と思いつつも、予告だとまだ未知数、という所も。

元々アクションゲームエディターでACTを作られてた方ですが、今回はいよいよ本格的なRPGにも。
5年弱の月日というのは……、すくすくと成長する人はまさしくするんだなぁと、そうですね……。

5位

先月から引き続いて人気ですね……、そして今見たら、遂に! ”大台”到達。
すなわち1万DL突破されててめでたいですね……。

昔2chで[【多重人格】皇女シーラ ~運命を操る者~]がめちゃくちゃ馬鹿にされてた時の事を思い出します…(そして登録日を見て驚愕したのですが、大体自分が前作の[ゆきゆきてモンスター軍~レイプ革命~ プレミアム版]を出した頃なんですね……。この間自分は一体何をしていたのかと……、いや……)
それが今では1万DL、有名サークルなんだという。
作者さんの努力は勿論、DLエロ同人ゲーの栄達をも見ている想いですよ……
(というか当時2chで馬鹿にされてたサークルが、今でもかなり成功してる例が多いような。逆神……?
まあ傷つきひっそりと止めたサークルさんは目立たない訳で、生存バイアスかもですが……)

昔はちょっとヌケた展開だったり、少し粗い所があるRPG部分とかで煽られがちだったサークルさんですが、2作前くらいからみるみる急成長……
今作では押しも押されぬ大作RPG、名作RPG感を醸せてるなと。
クォータビュー風の移動画面や、戦闘の連携とか技習得、そして絵の感じ……取り組み方が効果的ですね。
プレイ時間も今回は結構長そう?

展開的には今回、シナリオ作りにかなり力を入れてるのかな……と感じてましたが、体験版範囲の最後くらいから、やはり特有の、やたらシコが捗るパワフルな感じに。
女性器への異常な執着、裸土下座のこれでもかという執拗感。
https://super-game.net/archives/matome279.html

1ヶ月弱経っても検索に引っ掛かってるという、こういう作品の製品版の感想こそ書くとアフィも売れるし需要あるって、分かっているのですけども……。むむ、申し訳ない……

PVランキングには入らなかったけど興味深いもの:

エローン大君さんに書いて頂いた、製品版の感想ですね。
独自プログラムで作られた、見下ろし視点のARPG。
独自らしい要素たっぷりで、ARPGに敵がばりばり弾を吐いてくる弾幕STGのエッセンスがドッキング!(思い切った要素の掛け合わせだ……)

これがただ謳ってるだけじゃなく、「難易度一定以上で打ち返し弾」「マウスで照準、キーボードで移動」「ただし主人側の弾距離はかなり短い(接近の必要あり)」
「オーバーキルで倍率レートアップ」「ボスを倒すと、ばら撒かれてた弾が一気にお金に変わる」
「稼いだお金でヒロイン2人のもぐもぐ食事要素(ARPGぽさ……)」
と練られてるのが伝わって来ますね。

私が体験版やった時はなるほど弾幕STGだなあ、と唸ったものですが、それだけでなく「壁の遮蔽を利用して、リロードの時間を稼ぐ(リロード中に動くと中断・破棄されるので)」に至っては、ガンアクションとしても盛られているのだなあと……。
この、これとこれだ、これもだ、と奥底で概念が繋がるみたいな感じ。独自プログラムの楽しみじゃないでしょうか……。
そんな要素が織りなすプレイ感が、伝わって来る文章ですね。

しかし開発が長期化したようで、ストーリーを割と急に畳んでるかなとか、
エロゲとしては絵がネックなのかなあ……(でもドロドロ液体にくすぐりとか、複合的に性癖をこじらせたHシーンは面白そうではある)
とかありつつ、サークルさん第一作ですからね……
システムは充分であり、ここからの飛躍が楽しみだな、なんて思いますね。

これなにげに今週、一番感銘を受けた作品ですかね……
システムとしては戦闘を繰り返して素材を集め、女の子のオナニーグッズを開発する→公開オナニーへ……という流れの繰り返しのようですが
ころころしたエッチなウサギ女の子の立ち絵に、それに合ったマップBGMや可愛いアイコン、
そしてかなりテンポ良く、キャラも動くぞっていう戦闘。
”可愛さ”が”しっくり”来る……なんて言葉が浮かびました。

一番印象に残ったのはボイスクオリティーで(実際、制作においてそこに力を入れてたようで)
ヒロインの一人、クール囁きボイスなのに、シチュがシチュだから当たり前みたいに淫語を口にする……というのに非常にゾクゾク来た。
忘れられがちですが声質、収録環境……もきっちりした所を窺わせるもので、これは「音声を楽しむ為のRPG」なんて、脱構築した作品も出て来るんじゃないか、とすら思う程。
「開発したオナグッズのレビュー」なんて所では、女の子目線で使い心地を読み上げるだけなんですが、これが一つのメインコンテンツとして成立してる訳で……。
エロRPGでも絵が表示されるととりあえず場持ちする、ここは注目すべき所である、という姿勢になる訳ですが、もし(声が脇役だった頃とは違い)ボイスだけでRPGのエロメインコンテンツを張れるというなら、色々アプローチできそうとか……可能性を覚えるものです。

記事にはしなかったけど興味深いもの:

[7GirlsWar ~高貴だったあの娘を落として堕とすRPG~]


[ふたなり治療の魔法薬「でも、お薬飲むと射精したくて我慢できなくなっちゃうの」]


[-STRAY QUEST-]


[ゆるふわお嬢様と欲情テディ―ベア]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

コン狐との日常+(ぷらす) Live2Dごほうびパッチ

[奴隷との生活]リスペクトな、ずっと続く後輩系狐娘とのイチャラブSLG……な訳ですが、
これが凄く売れて、感謝御礼の追加パッチ! という流れでしょうか。
目玉はLive2Dアニメ化、でもサークルさんは元々音声サークルさんですから(そもそも登場キャラも過去作の音声作品からですし)

・4大サークル様とのコラボ衣装の追加
「シロクマの嫁様」「音撫屋様」「調教少女様」「桃色CODE様」

コラボも他の有名音声サークルさんと、というのが面白い所ですね……
(というか、同人エロゲでコラボ自体が珍しいか)

音声サークルさんが他の分野でもどういう関わり方をしていくのか。やはり興味がそそられる訳です。

個人的には[娼婦衣装を纏った少女〜子宮まで捧げる売春RPG〜DL版]が初めて意識した例だったのですが、だんだん洗練され、いよいよ実を結ぶケースも増えるのかなあ……と。

触手ダンジョンACT~冒険者ドロシーと触手遺跡~

なにか麗しい絵柄と、触手姦ラブなサークルさん。
最近ではティラノスクリプト製でのRPG、つまりADVのように効果的なスチルや
3Dダンジョンという感じが多い……と思ってましたが、最新作はエロACTと!(アクションツクールMV製かな……?)

結構予想外でしたが、同時に挑戦心も感じますねー。

他の方のブログ

うちに良い文章を感想寄稿して下さっていたさたけるさんが、ご自分のエロ同人ゲーのブログを起ち上げられたので、紹介します。

あっ、そんなにめぼしい作品が登録されなかった週にみられる、さたけるさんの同人歴史シリーズだっ!
記事のURL名からして「プレイバック2006年」感がある……

ツクール系のエロRPGが席巻するまでは同人エロゲも、SLGぽい作品と、あとは一部のエロACTが強かった。
単に昔語りかと思えばかなり重要なことも書かれていると感じまして(歴史を振り返った時に、周期的な共通性でもって将来が見える事はある)

オーソドックスな恋愛エロか、又は商業エロゲに近いような凌辱であり、今プレイするとあまりの清らかさにびっくりするかも。(逆に現在はこの種の安全的なシチュを求める層が増加気味なのに、作品が少なく需要が逆転しています。)

そう、歳を取ると陵辱が苦手になる……とか言われてる通り、自分でさえもきついハード陵辱が、
いやプレイしてみればそれはそれで変わらずギンギンになるのですが、少なくとも始めようかという段階ではちょっと心に罪悪のようなイヤ感を覚える、取っ付き辛さを覚えるようにもなっちゃって。

いや架空だしエロゲだしで気にするまでも無いんですが、言うて割と胸糞悪さとか心がざわざわするのとか、案外引きずったりすんのよ……。

だから純愛ものが売れるのも分かりますし、
一方で、変態・鬼畜・陵辱みたいのが売れてるうちは、きっとDLsiteも若い子が入って来てるという事で、まだ安泰かなあ……と目安のようにも思っていたり。

私が詳しく知ってるのは2010年くらいからなんですが、エロRPGも、男主人公で女の子を倒してレイプ! というある種単純、ある種ネアカみたいな所から、随分と手の込んだ、変態的なシチュが増えましたな……と。
そこがまさに一番最前線というか、アツイ所だとも思いますが。

ゲームシステムも、現在は段階差分や避けゲーと絡むエロ、経営とエロの結びつきなど現在は「この種のシステムがエロい」とある程度パターン化ができています。
が、当時は手探りの状況でした。そのため、エロくは無いけどゲームは面白いようなパターンもあったと思います。

エロくは無いけどゲームは面白い。
エロセンス優れた人より、ゲーム職人的な人が作るからですね……
この頃から今まで続けてる方もおられますが、それ以上に新規に入って来た人が増えて、
同人エロゲ作る側の性質も変わっているのでしょうね(何と言っても絵師さんが増えましたね……)

おぉ、こんなゲームもプレイされてたのか……と。
[SGS スケベ要素のあるゲームです。]を、さたけるさんがちょっと気に入られてるのかなとは感じてたのですが、体験版無いサークルさんなので(ci-enの方にあるそうですが…)
今いち概要分からなかったのが、なんとなく掴めて良かった。

正味なかなかエッチでシコだけど、そこまで際立ってる訳ではなかったり、ボリューム少なめだったり、一本の記事としては書きづらいかな、って時はありますからね……
(それだけさたけるさんが製品版をプレイされてる、っていう証左なんですが)